リュート : 民族楽器の特徴、価格、歴史について

Instrument

リュートはバロックやルネサンス中世時代の音楽で使用されるヨーロッパのとても有名な弦の民族楽器です。近代ヨーロッパのほとんど全ての国で愛用され、「楽器の王」と呼ばれるほどの楽器です。そのため、ヨーロッパ人の中ではメジャーな楽器であり、だれでも知っているものです。起源は中近東で祖先は中世のアラビアのギターであるといわれています。リュートという名前は「木」を意味するアラビア語から由来しているといわれています。

場所

ヨーロッパでこの楽器は生まれました。バロックリュートとかリュートギターとも呼ばれていますが奏者はギターのように弾けます。中世の初頭からバロックの時代に弾くことが多かったギターです。奏者は長い弦楽器を使って、バロック音楽などで使用されていました。

価格について

価格は10万円以上のものから100万円以上のものもあります。材質は木材で音量は大きく張力があります。低い音域から引けて、琵琶のような音が出ます。フランスなどのヨーロッパから日本でもそれぞれ非常に広く販売されている最高の弦楽器です。楽譜なども売られていますので、現代では一般にも認知されています。

リュートの歴史

リュートの起源は中近東で祖先は中世のアラビアで愛用されていた「アル・ウード」と言う楽器です。当時のアラビアの商人がヨーロッパにこれらの楽器を持ち込んだことから独自に進化を遂げ、現在のリュートになったと言われています。13世紀から14世紀ごろにはリュートと思われるギターが絵画の中に出てきています。しかし当時は楽器は小ぶりで、弦の数もあまり多くありませんでした。16世紀から17世紀にこのギターはヨーロッパでとても人気になり、「楽器の王」と呼ばれるほどになりました。当時の詩人たちを初め、マルチン・ルター、ヘンリー8世、エリザベス女王1世、ルイ13世、なども一生懸命リュートを習っていました。ルネサンス期に作られたことからルネサンスリュートと呼ばれました。それ以後のリュート族の楽器はルネサンスリュートを改良・改造したものであることからこのルネサンスリュートと類似している点が多くあります。現在は、クラシックギターやエレキギターなど後発楽器が出てきたことからマイナーな楽器となってしまいましたが、ヨーロッパ人のほとんどになじみのある楽器でもあります。

リュートの特徴

弦の種類はナイロン弦で「複弦」と言って2本ずつ張られた弦が6~13コースと、とにかく驚くほど弦の本数が多い楽器です。奏法や調弦法はギターに似ています。左手の指でネックを握りながら弦を押さえ、右手の指で弦を弾き演奏します。材質は通常木製であり、ボディーは、「洋梨を半分に切ったような」形状と表現されることが多く、背面が丸く湾曲しているのが特徴です。前面の表面板はクラシックギターよりかなり薄いものが多く、ネックは軽い木で作られています。

リュートの曲

リュートは今でこそ、エレキギターやアコースティックギターに負けていますが、それでも古典音楽や民族音楽、BGMなどではよく出てくる楽器として有名です。特に中世や近代を背景にしたゲームなどでは多用される傾向にあります。

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