カホン : 民族楽器の特徴、価格、歴史について

Instrument

カホンはペルー発祥の打楽器です。箱型のフォルムが特徴的な打楽器で比較的マイナーな楽器です。1900年代まではほとんど中南米でしか使われなかったカホンですが、1970年頃にスペインのギタリストがカホンの音色を気に入ったことにより、欧米の音楽でも演奏されるようになりました。奏者はカホンの上に座り、打面を叩いて演奏します。そのため、ドラムセットのように場所を取ることがありません。

場所

cajonはペルーでこの楽器は生まれました。基本ドラムとバズることが多いので始めにはおすすめ。現在の練習方法は他よりも多く叩き、パーカッションのサウンドとしてビートを生み出す感じです。通常はドラマーやスナッピーのような感じです。持ち運びもでき、座って部分てきに利用も可能。

価格について

カホンはとても安いので数千円から買えます。モデルやタイプにより響きも変わります。全般として木製でありホールでもかなり響きます。現代は奏法は難しいと言われていますが、下手でもハイハットやコンガなどと合奏して良い雰囲気を生み出します。近年は最初ややちょっとしたきっかけでバスドラムを始める方も増えています。

カホンの歴史

カホンは、もともとスペイン語で箱とか小さなタンスを意味している言葉です。一般的には、カホンはペルーで発祥したと言われていますが、少し別系統の形をしたカホンがキューバでも古くから使われていましたので、どちらが古いのかはよくわかっていません。キューバでのカホンは、1800年代末にキューバで流行したルンバという音楽で登場してきました。1900年代までは、カホンは中南米の民族楽器という位置づけで、ラテン音楽ではよく使われていたものの、いわゆる欧米の音楽には全く使われていませんでした。しかし、スペインの世界的に有名なフラメンコ・ギタリストであるパコ・デ・ルシアが、1970年代にペルーへコンサートに行ったときに、ペルーのパーカッショニストのカイトロ・ソトからカホンをもらいました。パコは、それがとても気に入ってスペインに持ち帰り、自分のコンサートでも頻繁に使うようになりました。そしてカホンは瞬く間に広がり、世界中でフラメンコのリズム楽器として定着してしまいました。

カホンの特徴

カホンは、穴のあいた長方形の木箱を叩いて音を出す打楽器です。カホンには、太ももに挟んで演奏するような小ささの「ミニカホン」から、「ベースカホン」とよばれる大型のものまで、さまざまな大きさのものがあります。カホンのベーシックな大きさは、幅30〜35cm、奥行き30〜35cm、高さ45〜50cm。サイズの大きいモノほど音が大きくなり、ストリートライブでも遠くまで音を届けられます。ペルー式のカホンは、楽器の上に足を開いて座り、演奏を行います。楽器はサイズが大きくなるほど音域が低く、逆に小さくなるほど音域が高くなります。カホンは叩く場所によって多彩な音を引き出すことができます。

カホンの種類

Snappy type

スネアドラムと同じバネ状のものがついているカホン

Wire type

ギターの弦のようなストレートなワイヤーがついているカホン

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