ウード(oud) : 民族楽器の特徴、価格、歴史(history)について

Instrument

ウード(oud)は中東地域で生まれたギターのinstrumentです。アラブ世界で「楽器の女王」といわれる弦楽器で木製共鳴胴に弦を張った楽器です。古代ササン朝ペルシアが起源でペルシアの楽器「バルバト」が起源とされています。様々な種類の木で作られ、ドームの部分は木片を貼り合わせてできています。この楽器は今では中東地域に広く伝わっており、民族音楽ではよく使用されます。歌謡曲よりはBGMでよく使用される楽器です。

場所

oudはササン朝ペルシアでこの楽器は生まれました。アラブ的な音色で北アフリカ、シリアやヨーロッパなど世界でも使われていますが装飾や素材などに違いがあります。響きはとても湿っており古典や伝統の音楽などのコンテンツでは今日よく使われてます。ボディなど独特の特徴を持ちます。

価格について

ウードは安くても10万円以上で、100万円以上のものもあります。

ウードの歴史

ウードは2000年も歴史がある楽器です。ササン朝ペルシアの楽器「バルバト」が起源とされます。ファラビがウードを発明したと言われています。このギターはシルクロードを西へ伝わり、リュートやギターが生まれたと言われているのです。テュルク系民族の同系の楽器に、「コプズ」という楽器があり、戦場の軍楽隊で使用されましたが、この楽器からウードが派生したといわれています。ウードはイラクで特に長く使われており、「国の魂が宿る」楽器と言われています。15世紀にオスマン帝国の宮殿でも注目を集めたウードは、19世紀にトルコのクラシック音楽で使用し始めました。ウードは中東地域に広く広がり、地域毎に独自の進化を遂げています。2003年のイラク侵略ではイスラーム過激派の増加によって、イラク国内にいるウード奏者は潜伏や亡命をしています。

ウードの特徴

ウードの名前は「木片」を意味するアラビア語 al‘ud”(アル・ウード)に由来するとされています。様々な種類の木で作られ、ドームの部分は木片を貼り合わせてできています。弦は11本でフレットがありません。ナイロンで演奏することが多く、微分音が特徴です。アラブ音楽では必ず出てくる楽器になっています。楽器は、ナシの形をした本体で、深みのある縞模様のボウルです。身体の前部である響板には、1つまたは2つ、時には3つの音穴があります。ウードは現在アラブウード、トルクウード、ペルシャウードに分かれて、独自の進化をしています。地域によってウードは形状や調律に大きな差が生まれています。

ウードの曲

ウードの曲は歌謡曲というよりは民族音楽やヒーリング、アンビエントに多く見られます。またBGMとも相性がよく、ゲームや映画、テレビ音楽にもよく出てきます。

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