ヤトガ : 民族楽器の特徴、価格、歴史について

Instrument

ヤトガと言う楽器はあまり知らない人が多いでしょう。それもそのはずで、この楽器はモンゴルの民族楽器であり、モリンホールに比べれば明らかにマイナーな楽器の一つになります。ヤトガはモンゴル民族の間ではよく知られている楽器で、主にモンゴル国や中国内モンゴル自治区で演奏される楽器になっています。

場所

モンゴルでこの楽器は生まれました。概要は伝統の調弦楽器で活動している方は多いです。

価格について

価格は数千円から数万円になります。

ヤトガの歴史

ヤトガはモンゴル人にとってはとても馴染みのある楽器と言えるでしょう。その理由はこの楽器の発祥がかなり前であるからです。ヤトガは恐らく中世、10世紀~13世紀頃のモンゴルで誕生したツィター属の撥弦楽器になります。この時期と言えばモンゴル帝国の時代で、世界を支配していたと言っても過言でもありませんが、帝国の王宮では、王族の娯楽のためにこのヤトガで音楽を演奏することがよくあったのです。最初はモンゴルでしか利用されていなかったこの楽器は、次第に中国、朝鮮、さらにはベトナムのあたりまで伝播していきました。それもあってか、現代では、この楽器は東南アジアから東アジアの国で見ることができるようになっています。

ヤトガの特徴

ヤトガはツィター属の撥弦楽器になります。演奏者は膝の上に楽器を載せて演奏するのが特徴です。義爪を用いず指で直接弦を弾いて音を出す奏法が一般的な弾き方になります。伴奏楽器として用いられることが多いですが、ソロ演奏もよくやる楽器になります。基本的に弦をはじくのは右手になり、左手は弦に圧力を与えて、音色を変化させたりできます。右手は素手で演奏しますから、血が出てしまうことも良くあります。この双方は日本でいえば、箏にとても良く似ている仕組みになります。ヤトガの弦は基本的に13本で構成されており、金属の弦を使用します。しかしいままでは12本のものもあれば、それ以下の本数の楽器もあったそうです。現在では20本を超えるヤトガもあります。楽器の長さは160㎝程度あるため、小さくはありません。

ヤトガの曲

ヤトガの曲は基本的にモンゴルの伝統音楽で使用されることが多いです。それ以外では映画のサウンドトラックなどでオーケストラ楽器と共に使用されることがあります。そのため劇伴の音楽で使用されるのがほとんどです。

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