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ズルナ : 民族楽器の特徴、価格、歴史について

Instrument

ズルナは古代ペルシア時代に作られたといわれる木管楽器です。音が大きくて耳障りなので、集合住宅で演奏すると必ずクレームが来る楽器です。そのため、野外で演奏する必要があります。結婚式などの村のお祝いでよく出てくる楽器で、中東やトルコでは非常になじみのある楽器です。しかしながら世界的に見ると非常にレアで珍しい楽器であることからあまり知名度はありません。映画やテレビなどのBGMの世界ではしばしば聞くことができます。

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場所

イランでこの楽器は生まれました。他にもアルメニアなどで使われています。一般で中東の文化でこれらが大きな役割を果たしており、奏者は各地で活躍しています。

価格について

価格は数万円から数十万円のものもあります。以下の記事のページでオンラインショップを紹介していますので購入を検討しましょう。zurnaの商品はそれほど多くありませんので注意。本体がそれほど流入していません。

ズルナの歴史

ズルナは6世紀までにペルシャで知られており、その後、イスラム教が徐々に広まったと同時にこの楽器も世界的に普及していったとみられています。ソルナというダブルリード楽器が起源で、これは古代ペルシャの時代に作られた楽器です。現在に至るまで基本構造は変わっておらず、古代からずっと形態を変えていないとされています。ズルナはオスマン帝国でも使用されており、イェニチェリの軍楽隊にも使用されていました。ズルナはオーボエの類似楽器で、同じ木管楽器でもあります。イラン、アルジェリア、アゼルバイジャン、アルメニア、中央アジア、イラク、シリア、トルコ、ギリシャ、ブルガリア、北マケドニア、マグレブ、アルバニア、セルビア、ボスニア、クロアチアなどの民俗音楽でこの楽器は多用されており、地域にかなり深く根付いている楽器です。ズルナはヨーロッパのショームの前身であり、今日でも結婚式、寺院、葬儀の音楽で使用されているのです。

ズルナの特徴

ズルナの本体部分は木製で30-60cm程度の縦笛です。指孔は表に7つ、裏に1つ、構造はオーボエのようなダブルリード型で演奏方法はオーボエとは異なります。非常に音量の大きい音を出す楽器で、集合住宅などで演奏することは推奨できません。非常に大音量なので、河原や公園などで練習することが好ましいです。ズルナでは、リードを固定している真鍮パイプを唇に咥え、リード全体を口腔内に含んで演奏する楽器です。

ズルナの曲

ズルナは中東付近の地域ではかなり深く浸透しています。そのことから中東の歌謡曲などではしばしば使われることがあります。その他では主に映画やテレビなどで使用されることが多いです。

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