ツィンバロム: 打弦楽器の特徴、価格、歴史について

Instrument

ツィンバロムとは、ハンガリーの民族楽器です。ツィンバロムはヨーロッパの東部地域に当たるハンガリーやルーマニア、オーストリアなどに伝播した楽器で、台形の箱に張った金属製の弦を叩いたり弾いたりすることで音が出ます。近代のヨーロッパオーケストラではこの楽器が良く使われていました。

起源

ツィンバロムはハンガリーで誕生した楽器です。

価格について

価格は数万円から数十万円のものもあります。

ツィンバロムの歴史

ツィンバロムは打弦楽器に該当していますが、打弦楽器の起源は紀元前3000年頃のアッシリアにすでにあったと言われています。このアッシリアの楽器がヨーロッパに伝播したのは紀元後と言われています。ヨーロッパではこの打弦楽器を独自流に進化させ、中世頃には各地でオリジナル楽器が登場するようになりました。しかしこの当時の打弦楽器は調律の仕方がそれぞれバラついており、システムが全く違うものでした。18世紀頃になると、ドイツのヴィルトゥオーゾにより現在のツィンバロムの原型が開発され、王族の宮廷内で演奏されていました。これは「パンタレオン」と呼ばれ、これがハンガリーでは1848年のハンガリー独立のシンボル楽器としてる使われるようになり、現在に至るのです。近代のオーケストラで、この楽器が使われることもありました。この楽器は1878のパリ万国博覧会に出品されたことをきっかけに、認知度がかなり高まりました。1900年代になるとこの楽器を取り扱う楽器メーカーが誕生しています。

ツィンバロムの特徴

ツィンバロムはかなり大型の打弦楽器になります。特徴は台形の大形の箱があり、金属製の弦を叩いたり弾いたりすることによって演奏することが可能です。演奏者は二本のバチでたたいて演奏することが多いです。ツィンバロムはロマ音楽で使用されるほか、近代のオーケストラなどでも登場することがあります。ツィンバロンは39コース以上の弦、4オクターブ以上の音域を持っており、奏者にはそれ相応の技量が求められる楽器でもあります。

ツィンバロムの音楽

ツィンバロムは近代のオーケストラやロマ音楽のような民族音楽で使われることが多い楽器です。

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