バンドネオン : 蛇腹楽器の特徴、価格、歴史について アコーディオンとの演奏

Instrument

バンドネオンの音はタンゴの中の演奏で使われ、南米で広く知れ渡っている楽器ですが、実は起源は南米ではないのです。この楽器はドイツ発祥の蛇腹楽器でヨーロッパから南米に伝播した楽器です。元々、バンドネオンはアコーディオンから派生した楽器です。そのためバンドネオンとアコーディオンはとても似ているのですが、全く同じ楽器ではありません。アルゼンチンでは移民の受け入れと共にバンドネオンが普及していき、一般化しました。

場所

ドイツでこの楽器は生まれました。配列のような楽器で奏者は方法として左手、右手側から音階を演奏します。フリーリードを蛇腹で送った空気により鳴らす楽器を蛇腹楽器と呼び、アコーディオンやバンドネオン、そしてコンサーティーナ等が大きく分類されています。現在はメーカー会社も開発して高音などの表現ができるようになっています。フリーで好きに演奏できる楽器です。

価格について

価格は数万円から数十万円のものもあります。

バンドネオンの歴史

バンドネオンはアコーディオンから派生した楽器です。アコーディオンは1829年にオーストリアのシリル・デミアンによって発明され、その後、ドイツのカール・フリードリヒ・ウーリヒはアコーディオンを元にバンドネオンを開発したのです。ただし発明当初はバンドネオンとは呼ばれず、アコーディオンと呼ばれていました。その後バンドの名前と、アコーディオンの「イオン」を組み合わせて「Bandonion」という楽器名が生まれました。バンドネオンはドイツの民俗音楽で演奏されていましたが、ドイツにおいてはあまり定着しなかったようです。アルゼンチンでは近代に移民の受け入れを行っていました。そこでドイツ人がアルゼンチンへ移住しそれと同時にバンドネオンが伝播したのではないかと言われています。バンドネオンの音量や音色がタンゴの曲にピッタリだったこともあり1900年代に南米に広く普及しました。バンドネオンはタンゴファンのみならず、世界中のクラシックファンのあいだでも認知されるようになりました。

バンドネオンの特徴

バンドネオンはアコーディオンの派生楽器であることからアコーディオンと比較されます。鍵盤でいうとアコーディオンはピアノのような鍵盤がついているものと、ボタン式のものがあります。バンドネオンには必ずボタン型の鍵盤がついています。タンゴの演奏で用いられる標準的なバンドネオンには左33個、右38個の合計71個のボタン型の鍵盤がついています。バンドネオンはボタン型の鍵盤の手前についているベルトに手をひっかけて演奏します。バンドネオンは重さが7キロ前後あり、座った姿勢で膝の上に置いて演奏することも多いです。バンドネオンの音色はアコーディオンよりもとても鋭い音です。

バンドネオンの曲

バンドネオンは南米でとても広く普及しています。

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