【フルート】寿命はいつ : 木管楽器

Instrument

フルートはオーケストラにおける代表的な楽器として知られています。現在のフルートはコンサートフルートとも呼ばれております。フルートは金属製のものもありますが、フルートは唇の振動を用いないエアリード式の楽器なので、金属でできていても木管楽器に分類されます。このフルートですが、実際に購入してから一体何年持つのか気になる人は多いでしょう。メンテナンス次第では意外と長く持つ楽器なのです。

フルートとは

フルートは木管楽器。現代のフルートはコンサート・フルートとも呼ばれキーを右側にして構え、下顎と左手の人さし指の付け根、右手の親指で支えながら演奏します。音量は小さい方で高音域は明瞭で澄んだ音なので、オーケストラのような多重演奏でも、音が埋もれることがあまりありません。昔はフルートはオーケストラ船用楽器でしたが、現在はクラシック音楽だけでなく、ジャズ、ロックなどかなり広く使われるようになり、今ではかなり広いジャンルで使用される誰もが知っている楽器の一つとして数えられています。

寿命

フルートは5~10年に1回オーバーホールをする必要があり、これをやっていればほぼ新品の状態に戻ります。それを前提とした場合は50年でも60年でも使い続けることができます。世界的フルート奏者ジャン・ピエール・ランパルは50年以上同じフルートを使い続けています。ただしフルート自体を壊してしまったり、傷だらけで使い物にならないレベルであれば、当然ながらすぐに買い替えが必要になってしまいます。あくまで保存状態をよくしておくという前提のもとで成り立つのです。フルートは水分にとても弱いため、普段の取り扱いがすべてを握っていると言ってもよいでしょう。

保管

水分

フルートの一番の敵は水分です。人間は水分をかなり必要とする生物で、フルートを吹くときにどうしても唾液が混じってしまいます。フルートは吹いていると管の中に水滴が発生しますが、特に湿度の高い梅雨の時期や気温の低い冬はたくさん発生します。急に特定の音が出なくなったり、出にくくなったりしてしまいます。そのため、フルートは管の中の水滴を掃除棒で取り除いてあげてください。

湿度と温度

フルートは長期保管の際、湿度が高くなりすぎる傾向にある押入れなどに入れっぱなしはよくありません。急激な温度変化や多湿に注意が必要なため、できるだけ温度変化の少ない場所に置き、ケース内の湿度に気を配りましょう。ケース内の湿度対策としては、乾燥剤に頼らず定期的にケースを開けて空気の入れ換えをすることが大事なポイントです。適度な空気を通してあげてください。

保管場所

保管する場合は、できるだけ温度変化が少なく湿度も一定に保たれている場所が適しています。急激な温度変化や多湿のない環境に置いておくことが最適解になります。

パーツの入れ替え

フルートは約5~6年使用すると、タンポやパーツの消耗が進み、交換が必要になってきます。消耗したタンポやパーツを交換し、新品に近い状態に戻す修理のことをオーバーホールといいます。これを必ずやるようにしましょう。オーバーホールには、修理期間として1ヶ月かかります。

コメント

タイトルとURLをコピーしました