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世界の音楽市場2026年、成長し続ける世界と衰退する日本について最新版を解説

音楽知識

IFPI(国際レコード産業連盟)が2022年、世界の音楽市場の売上をまとめた年次報告書IFPI Global Music Report 2022で、2021年の世界の音楽市場の売上は、前年比18.5%増の259億ドルになったと発表しました。国別ランキングのトップ10は日本とオーストラリアの低成長だけが悪い意味で目立ちましたが、それ以外の国は10%~20%もの成長を続けており、来年以降もこの状態が続くと思われます。

IFPI

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  1. 世界の音楽市場2025年の売り上げ内容
    1. 💰 総市場規模
  2. 📊 売上構成(フォーマット別)
    1. ① 🎧 ストリーミング(最大の収益源)
    2. ② 💿 フィジカル(CD・レコードなど)
    3. ③ 🎟 パフォーマンス・権利収入(ライブ・放送等)
    4. ④ 🎬 シンクロ収益(映画・広告・ゲーム)
  3. 🌎 地域別売上トレンド(2025)
    1. 📈 成長率トップ
    2. 💵 大市場ランキング
    3. 📌 2025年の重要トレンドまとめ
  4. 上位トップ10では日本だけダウントレンド
    1. 🌍 世界音楽市場トップ10の実態(2025)
    2. 📈 成長率(ここが重要)
  5. 📉 なぜ「日本だけ弱い」と言われがちなのか
    1. ① ストリーミング比率が低い
    2. ② グローバル売上の影響力が小さく見える
    3. ③ 成長の“中身”が特殊
  6. 世界の音楽市場トップ4のうちアメリカ、イギリス、ドイツは伸び続ける
    1. ■ アメリカ(US)
    2. ■ イギリス(UK)
    3. ■ ドイツ
    4. ■ 重要ポイント(ここが本質)
  7. 日本は1998年を頂点にダウントレンドが続く
    1. ■ 日本の音楽市場:1998年ピークの意味
    2. ■ 日本市場の特殊性
    3. ■ 世界との対比
  8. 音楽に興味のない層が増える日本
    1. ① 🎧 音楽が“必需品”→“背景コンテンツ”に変化
    2. ② 📱 エンタメの競争相手が増えすぎた
    3. ③ 🧠 若年層の「音楽の優先順位低下」
    4. ④ 🇯🇵 日本特有の構造(ここ重要)
    5. ⑤ 📉 「音楽に興味ない層増加」に見える本当の理由
  9. ネガティブな要素が多い音楽業界
    1. ① 💰 アーティストの収益が細かく薄くなる問題
    2. ② 📉 “バズ依存”の加速
    3. ③ 🧠 音楽の「消費寿命」が極端に短い
    4. ④ 📱 プラットフォーム依存リスク
    5. ⑤ 🎟 ライブ産業の歪み
    6. ⑥ 🌍 グローバル競争の激化
    7. ⑦ 🧍 アーティストの“消耗型労働化”
    8. 📉 まとめると業界の本質
    9. 関連

世界の音楽市場2025年の売り上げ内容

2025年の世界音楽市場(主に「録音音楽=レコード音楽市場」)は、過去最高水準を更新しつつ成長が続いた年で、売上構造はさらに「ストリーミング中心」に進化しています。

以下はIFPI(国際レコード産業連盟)の最新データを中心にした整理です。

日本の音楽業界はオワコン?なぜ市場が衰退していくのか?最新版をまとめて解説
日本の音楽業界はオワコン?なぜ市場が衰退していくのか?最新版をまとめて解説。以下の記事でも紹介していますが、日本の音楽業界は着実に衰退していっています。これには理由があるのですが、日本人リスナーも最近殆ど音楽を聴かなくなった人が多いのではないでしょうか?色々な面から推察をしていきます。

💰 総市場規模

  • 世界の録音音楽市場:約 317億ドル(約3.17兆円)
  • 前年比:+6.4%成長
  • 11年連続の成長

📊 売上構成(フォーマット別)

① 🎧 ストリーミング(最大の収益源)

  • 全体の約70%近く
  • 売上:約 220億ドル以上
  • 成長の中心:
    • サブスク型ストリーミング
    • 広告付き音楽サービス

内訳

  • サブスク型ストリーミング
    • 全体の52.4%
    • +8.8%成長
    • 利用者:約 8.37億アカウント
  • 広告付きストリーミング
    • 緩やかに成長(サブスクより低成長)

👉 結論:
音楽市場は完全に「サブスク産業」化

② 💿 フィジカル(CD・レコードなど)

  • 市場シェア:約 16〜17%
  • 成長率:+8.0%
  • 特徴:
    • CDよりもレコード(Vinyl)が牽引
    • Vinylは**+13.7%成長**

👉 ポイント

  • “懐古・コレクション需要”が強い
  • 特にアーティスト限定盤が売上を押し上げ

③ 🎟 パフォーマンス・権利収入(ライブ・放送等)

  • 規模:約 29億ドル(2.9B USD)
  • 成長:+0.3%(ほぼ横ばい)

④ 🎬 シンクロ収益(映画・広告・ゲーム)

  • 小規模だが安定成長
  • 広告・ゲーム・動画BGMなど

🌎 地域別売上トレンド(2025)

日本音楽業界のガラパゴス化の理由と実態 日本の音楽は遅れてる?最新版を解説
日本音楽業界のガラパゴス化の理由と実態 日本の音楽は遅れてる?最新版を解説。以前に以下の記事で紹介したように、日本の音楽業界はとても特殊な構造になっています。それがゆえに外国のリスナーに全く相手にされず、さらには日本国内で音楽が多様化しているため、とても独特な構造が形成されるようになりました。それによって日本の音楽業界はどのような状態になっているのでしょうか?

📈 成長率トップ

  • 中南米:+17.1%(最速成長)
  • 中東・北アフリカ:+15.2%
  • サブサハラアフリカ:+15.2%
  • アジア:+10.9%

👉 新興市場が急成長

💵 大市場ランキング

  1. 🇺🇸 アメリカ(最大市場)
  2. 🇯🇵 日本
  3. 🇬🇧 イギリス
  4. 🇨🇳 中国(急成長)
  5. 🇩🇪 ドイツ
  6. 🇫🇷 フランス
  7. 🇰🇷 韓国
  8. 🇧🇷 ブラジル
  9. 🇨🇦 カナダ
  10. 🇲🇽 メキシコ

📌 2025年の重要トレンドまとめ

① ストリーミング完全支配

  • 売上の約70%
  • 音楽消費の中心は「所有 → サブスク」

② “サブスク経済”の成熟

  • 8億人以上の有料ユーザー
  • 伸びは続くが飽和も近い

③ フィジカル復活(特にレコード)

  • CDは弱い
  • Vinylはコレクター需要で成長

④ 地域拡大フェーズ

  • 成長は欧米より「新興国」

上位トップ10では日本だけダウントレンド

結論から言うと、「トップ10の中で日本だけがダウントレンド」という理解は正解です。

🌍 世界音楽市場トップ10の実態(2025)

最新のランキングは概ね以下👇
(IFPI Global Music Report 2026ベース)

  1. 🇺🇸 アメリカ
  2. 🇯🇵 日本
  3. 🇬🇧 イギリス
  4. 🇨🇳 中国
  5. 🇩🇪 ドイツ
  6. 🇫🇷 フランス
  7. 🇰🇷 韓国
  8. 🇧🇷 ブラジル
  9. 🇨🇦 カナダ
  10. 🇲🇽 メキシコ

📈 成長率(ここが重要)

実は「トップ10全部が成長中」です👇

  • 🇯🇵 日本:+8.9%(回復・成長)
  • 🇺🇸 米国:+3.3%
  • 🇬🇧 英国:+4.8%
  • 🇨🇳 中国:+20.1%
  • 🇧🇷 ブラジル:+14.1%
  • 🇲🇽 メキシコ:+13.3%
  • 🇰🇷 韓国:成長維持

👉 結論:トップ10で“マイナス成長”は基本なし

ただしここには大きな落とし穴があります。

📉 なぜ「日本だけ弱い」と言われがちなのか

ここがポイント。

日本語ラップにはかっこいい曲がある?特徴や歴史についておすすめ音楽ジャンルの最新版を解説
日本語ラップにはかっこいい曲がある?特徴や歴史についておすすめ音楽ジャンルの最新版を解説します。ラップやヒップホップは2000年代の流行ジャンルではありますがアンチが多いジャンルでもあるのでその辺りについて紹介します。

① ストリーミング比率が低い

  • 米国・欧州:70%前後
  • 日本:まだフィジカル比率が高い

→ 外から見ると「遅れている」に見える。さらにアイドルのオタクによる大量買いモデルにいまだに依存している。


② グローバル売上の影響力が小さく見える

  • 日本アーティストの世界展開が弱い
  • K-POP・米国勢と比べると存在感が薄く見える

③ 成長の“中身”が特殊

  • CD・特典商法がまだ強い
  • サブスクの伸びはあるが急成長ではない

上記で挙げたような抱きかかえ商法にいまだに依存している実態が明らかになっている。

世界の音楽市場トップ4のうちアメリカ、イギリス、ドイツは伸び続ける

「アメリカ・イギリス・ドイツがずっと伸び続ける」かなり“伸び方の質”が違います。

■ アメリカ(US)

  • 世界最大の音楽市場
  • ストリーミング(Spotify / Apple Music等)が強く、長期的には成長トレンド
  • ただし伸び率は「急成長」というより安定成長(成熟市場)
  • 物理(CDなど)は減少 → その分をデジタルが補う構造

👉 まとめ:安定して伸びるが爆発的ではない


■ イギリス(UK)

  • 世界上位の成熟市場
  • ストリーミング比率が高く、収益は比較的安定
  • ただ人口規模が小さいので、市場全体の伸びは限定的
  • 年によっては横ばい〜微増

👉 まとめ:緩やかな成長 or 横ばいに近い


■ ドイツ

  • ヨーロッパ最大級の音楽市場
  • ストリーミング移行が進み、ここ10年は成長してきた
  • ただし最近は成熟フェーズで成長率は鈍化
  • 物理メディア(特にCD)がまだ比較的強いのが特徴

👉 まとめ:過去は伸びたが、今は安定化


■ 重要ポイント(ここが本質)

世界の音楽市場は今こういう構造です:

  • 成長しているのは主に
    👉 インド、東南アジア、ラテンアメリカ、韓国など
  • 先進国(US/UK/ドイツなど)は
    👉 「伸び続ける」というより“成熟して安定”

日本は1998年を頂点にダウントレンドが続く

構造的なピークアウト+長期の縮小・停滞トレンドです。

■ 日本の音楽市場:1998年ピークの意味

  • 1998年前後:CDバブルのピーク(小室ファミリー・J-POP黄金期)
  • 以降:
    • CD販売の急落
    • デジタル移行の遅れ
    • ストリーミング普及が欧米より遅い

👉 結果として「市場規模(円ベース)はピークアウト」

■ 日本市場の特殊性

日本は世界でかなり例外的です:

  • CDが長く残った(特典・握手券・アイドルビジネス)
  • 「音楽=モノ消費」が強い
  • サブスク比率がまだ低め(米国より遅い)

👉 そのため
「緩やかな没落」が実態


■ 世界との対比

  • アメリカ:ストリーミングで再成長
  • イギリス・ドイツ:成熟して安定
  • 日本:デジタル移行の遅れで成長機会を逃した構造

日本は1998年にCD市場ピークを迎え、その後急落したが、近年はストリーミング移行で下げ止まりつつある「長期縮小+停滞市場」

音楽に興味のない層が増える日本

このテーマはかなり本質的で、結論から言うと:

👉 日本では「音楽に興味がない層が増えた」というより、
“音楽が生活の中心から外れた層が増えている”のが実態です。

もう少し構造的に分解します。

① 🎧 音楽が“必需品”→“背景コンテンツ”に変化

昔:

  • CDを買う
  • ラジオを聴く
  • 音楽番組を見る

今:

  • YouTube・TikTokの“ついで音楽”
  • BGM的消費
  • アルゴリズム任せ

👉 音楽を「主体的に探す人」が減った


② 📱 エンタメの競争相手が増えすぎた

音楽のライバルが増加:

  • TikTok(短尺動画)
  • YouTube(動画全般)
  • Netflix(ドラマ・映画)
  • ゲーム(特にスマホ)
  • SNS(X・Instagram)

👉 結果:
“音楽だけを深く聴く時間”が削られた


③ 🧠 若年層の「音楽の優先順位低下」

特に日本で顕著:

  • 勉強・受験・ゲーム・動画が優先
  • 音楽は“ながら消費”
  • SpotifyやApple Musicの利用は増えているが“熱量は低い”

👉 ヘビーユーザーとライトユーザーの差が拡大


④ 🇯🇵 日本特有の構造(ここ重要)

日本は世界と違う特徴がある:

・アイドル・特典文化

  • CD=音楽ではなく“イベント券”
  • 音楽ファン以外も購入する

・アニメ・ゲーム音楽偏重

  • 一般J-POPよりサブカル寄りが強い

👉 音楽“単体”の関心が見えにくい


⑤ 📉 「音楽に興味ない層増加」に見える本当の理由

実はこれ👇

  • 音楽を“深く聴く人”が減った
  • 音楽を“生活の中心にする人”が減った
  • でも「音楽を完全に嫌いな人」が増えたわけではない

👉 無関心化(アテンション分散)が起きている

ネガティブな要素が多い音楽業界

確かに、2020年代の音楽業界は「成長産業」ではある一方で、構造的なネガティブ要素もかなり多い業界になっています。
ただしそれは「崩壊」というより、収益モデルと消費行動の変化による歪みです。

日本語ラップはなぜダサい?特徴や歴史についておすすめ音楽ジャンルの最新版を解説
ラップはダサい?特徴や歴史についておすすめ音楽ジャンルの最新版を解説します。ラップやヒップホップは2000年代の流行ジャンルではありますがアンチが多いジャンルでもあるのでその辺りについて紹介します。

① 💰 アーティストの収益が細かく薄くなる問題

ストリーミング中心になることで:

  • 1再生あたりの単価が極端に低い
  • ヒットしても収益が分散される
  • 中堅アーティストが特に厳しい

👉 結果:
「有名な一部だけが稼ぎ、その他は薄利」構造


② 📉 “バズ依存”の加速

現在の音楽ヒットは:

  • TikTok
  • YouTubeショート
  • Spotifyアルゴリズム

に依存

👉 問題点

  • 音楽そのものの質より“切り抜き適性”が重要
  • 15秒で勝負が決まる
  • 長期的なアーティスト育成が難しい

③ 🧠 音楽の「消費寿命」が極端に短い

昔:

  • アルバム=数年聴かれる

今:

  • ヒット曲=数週間〜数ヶ月で消える

👉 現象:
“使い捨てコンテンツ化”


④ 📱 プラットフォーム依存リスク

音楽業界は今:

  • Spotify
  • Apple Music
  • YouTube
  • TikTok

に完全依存

👉 問題

  • アルゴリズム変更で収益が激変
  • プラットフォームが“実質的な支配者”

⑤ 🎟 ライブ産業の歪み

ライブは重要な収益源だが:

  • チケット価格の高騰
  • 転売問題
  • 大型アーティストへの集中

👉 結果:
ファンの分断(行ける人と行けない人)


⑥ 🌍 グローバル競争の激化

  • K-POP
  • 米国ポップ
  • ラテン音楽

が世界市場を強く支配

👉 日本やローカル市場は不利に


⑦ 🧍 アーティストの“消耗型労働化”

特に若手:

  • SNS更新必須
  • 常時コンテンツ供給
  • 24時間マーケティング状態

👉 音楽家というより「コンテンツクリエイター化」

📉 まとめると業界の本質

音楽業界の問題はこれ👇

👉 「売上は成長しているのに、個人は儲かりにくくなっている」

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