クラベス : 民族楽器の特徴、価格、歴史について

Instrument

クラベスとは、キューバ起源の楽器の一つ。拍子木の一種で2本の堅い円筒形の木を叩き合わせることで音が出ます。ラテンアメリカの舞踏リズム楽器としてよく登場する楽器です。キューバ音楽、特にソンには欠かせない楽器でサルサでも使用されています。楽器としての誕生は近代になり、その後広く伝播していった楽器と言われています。

場所

キューバでこの楽器は生まれました。

価格について

価格は数千円から数万円になります。

クラベスの歴史

クラベスは近代のキューバで生まれた楽器です。当時のキューバは造船に欠かせない耐水性の高い硬質な森林資源に恵まれており、造船の為の森林採伐をはじめ、造船業が栄えました。そのとき木板の接続には、硬質で密度が高く耐水性のある木製の部品が使われていたのですが、木釘と呼ばれるこの部品がクラベスとなったのです。木と木をぶつけて鳴らす楽器で、良い音が出ることから、キューバ音楽に使用されるようになりました。特にサルサなどソンを起源とするラテン音楽の基本的なリズムパターンの楽器として重宝されるようになり、現在ではジャズやポップスなど様々なジャンルでも登場するようになりました。クラシック音楽でも使用されたことがあります。

クラベスの特徴

クラベスは2本の木の棒を打ち合わせることで鳴らすことができます。棒の長さは17-30cm程度で太さは2.5cm。両手で打ち合わせ、利き手に持った木片がばちの役目を持ち、もう1本が音を鳴らす楽器になります。つまりクラベスは叩く側と叩かれる側をわけて演奏します。叩かれる側は少し丸めた手のひらに載せてよく響くようにします。音を出すときのやり方としては叩かれる側のクラベスの真ん中あたりをたたきます。真下に向かって叩くとよい音が出やすいです。クラベスはラテンパーカッションとして有名ですが、あらゆる音楽で使えます。音質は輪郭のはっきりした音で、どの音楽ジャンルで使ったとしても、上手く音楽に融合できます。現代ではポピュラー音楽でも愛用されることが多くなっています。

クラベスの曲

キューバ音楽に使用されます。その中でもサルサやソンなどでよく使われます。

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