【音楽とボーカル、歌手志望】自分の声 録音した声と音色が違う理由 こえはなぜ違和感がある?

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これから歌手を目指したい人、もしくはボーカルとしてユニットやバンドで活動したいと思った人は自分の声を録音して、聴いてみたらがっかりしたことはあるはずです。これは本当に自分の声なのか?疑った人も多いのではないでしょうか。これは自分の声の理想とあまりにもかけ離れており、唖然とする人も多いです。

録音した声と全く違う音色

スマホで録音した自分の声を聞いて気持ちてきにびっくりする人は多いです。他人ではなくこれが本当に自分の声なのか?と認識してがっかりする人が多いのですが、これはいったいなぜなのでしょうか。これは人間の体が原因です。普段、出している内容と全く違うのは以下のようなことがありますので情報を一覧で紹介します。出すことから伝わって行く過程で聞き方が異なります。最近はtweetなどでもこれらがより分かりやすくなっています。初めてマイクを直接使って録音する場合は注意です。

音の伝達経路

自分の声を、そのまま話しながら聴いている声と、録音してから聴き返す声では全く音色が違う理由は人間の体のつくりが関連しています。音の伝達経路には、空気の振動が鼓膜に伝わる「気導音」と、骨の振動が伝わる「骨導音」があります。自分の声を話しながら聴いている場合はこの2つの経路が混ざって聞こえています。しかし録音された声は、気導音だけなので違って聞こえます。録音した声は、骨導音がないわけですから、違和感があって当然です。もうこれは良くも悪くもなくそういうものなのです。仕方ありません。

人間の耳の感度

自分の声をそのまま話しながら聴いている声と、録音してから聴き返す声では全く音色が違う理由は、人間の耳の感度にも関連しています。人間に聞こえる周波数は20~20000Hzとされています。数値は1秒あたりの振動の回数を表していて、小さければ低音、大きいと高音になります。人間の耳は低音に対して感度が悪いという特徴があります。高音に比べて、人間は低音を感知しにくいと言われている生物です。そのせいで、違いが生まれるとも言われています。

自分の声との向き合い方

しかしながらそうはいっても声帯というものは楽器とは違って、気に入らないから取り換えるということはできません。少なくとも2020年代現在それはできないのが事実です。最も未来はAI化、機械化ができて、簡単になるかもしれませんが、自分の不快な声を使ってこれから歌手にならなければならないのです。これはなかなか難問に感じる人も多いのではないでしょうか。そこで、どのようにして自分の声と付き合っていけばいいのでしょうか。

録音の声を聞く機会を増やす

音楽活動をしていると、レコーディングをしたり、さらには音合わせをしたりする機会はとても増えます。まずは自分の声を聴く機会を増やして少し慣れてみましょう。慣れてくると、意外にも自分の声に不快感を持たなくなる可能性があります。とにかく場数を増やしていって、ある意味自分で自分の声に慣れるということから始めてみましょう。ボーカリストは慣れてくることで、自分の声に対して自信を持てるようになるのです。

声楽を学ぶ

自分の声にコンプレックスを持っている場合は、声楽を学んでみるのも手です。声楽はある意味、自分が赤ん坊の頃の時代に回帰することになります。自分が赤子の頃は変な抑揚などをつけず、声帯の素のままの声で発生ができていたのです。しかし成長するにつれ、変な癖がついたり、抑揚という概念を覚えてしまったことにより、自分の声の真の魅力を消しているのです。声楽を学ぶことにより、自分の声の見方が変わる可能性があります。

自分に合ったジャンル

自分の声帯は楽器とは違い、十人十色です。声帯の長さだけでなく、体格の違いなどによって音色が違います。その音色はポップスには合うけど、クラシックには合わないなどという相性もあるのです。まずは自分の声をよく聴いてみてください。あなたの声が最も活かせるジャンルはどれでしょうか。テクノ、EDM、ポップス、ラップ、ジャズ、ロック、クラシックなど音楽のジャンルはいくらでもあります。あなたの声に合いそうなスタイルに合わせればいいのです。

ナレーターや声優、アナウンサー

実はこのような声の悩みは歌手志望者やボーカリストだけのものではありません。俳優、ナレーター、声優、アナウンサーなど声を扱う職業全体の悩みでもあるのです。しかしこれらの職業に就いている人はいちいち声の悩みに対してずっと悩んでいるわけではありません。訓練をしていくことで、自分の声帯を磨いて、魅力のある声に変えて行っているのです。悩んでいる暇があるのであれば、声を磨いていきましょう。

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