【音楽ジャンル】トラップミュージックとは? 特徴と歴史 ヒップホップのサブジャンル

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トラップミュージックは2000年代以降に登場している音楽ジャンルの一つです。ヒップホップのサブジャンルの1つで世界的にも流行している音楽です。そのため多くの一般人にも認知されているため、広く浸透しています。しかしこのトラップミュージックはいったいどのようにして生まれてきたのでしょうか?その歴史も探っていきます。

トラップミュージックとは?

トラップミュージックとはヒップホップから派生したジャンルの一つです。その派生したジャンルに対して、イギリスのダブステップの要素を取り込んでおり、ダンスミュージックとヒップホップのスタイルが融合しています。このジャンルは1990年代のアメリカにおいて誕生したと言われているジャンルで重低音を強調したビートに、トラップ特有のハイハットが特徴の音楽です。派手な電子音を加えており、ダンス的な要素が強くなっています。ダンスミュージックとして、EDMフェスティバルなどでも流行しており、アメリカだけでなくヨーロッパなどでも流行してきています。

Trap Music

歴史

トラップミュージックは1990年代にアメリカ南部のサザン・ヒップホップから興り、2000年代初期にメインストリームで成長し始めました。2000年代の初頭にはYoung Jeezy、Gucci Mane、Boosie Badazz、Young Dolph、Lil Wayne、Rick Rossなどのアーティストがこれらのジャンルで活動していたことから、一般層に普及していき認知されていったのです。2010年あたりになると、ビルボードチャートでもかなり多数のトラップミュージックが上位に登場するようになり、トラップ専門のプロデューサーであるLex Lugerが絶大な人気を誇りました。

2010年代になると多数のラッパーなどがトラップミュージックを手掛けるようになり、ビルボードチャートの主流ジャンルへと成長していきます。主流の音楽チャートで強い存在感を維持したままになっており、その勢いは全く衰えていません。非ヒップホップ アーティストに影響を与えていっており、アメリカのポップシンガー、ケイティ・ペリーは、2013年のアルバム『プリズム』からラッパーのジューシー・Jをフィーチャーした「ダーク・ホース」というタイトルの曲をリリースしています。この曲はビルボードチャートで1位になりました。

2010年代後半になると、トラップミュージックはビルボードチャートで1位を取ることも珍しくなくなっています。ラッパーのCardi Bは、2017年に「Bodak Yellow」でビルボードチャートで1位になり、Ariana Grandeは2018年R&B サウンドを維持しながら、4枚目のスタジオ アルバムSweetenerや5枚目のスタジオ アルバム Thank U, Nextにトラップ要素を取り入れました。どちらも重要かつ商業的な成功を収め、前者はグラミー賞のベストポップボーカルアルバムを受賞し、後者は多数のストリーミング記録を破り、ビルボードチャートで2つのナンバーワンシングルを生み出しました。

有名アーティスト

Travis Scott

アメリカのテキサス州出身のラッパーです。元々貧困層の生まれだった彼は、10代で音楽家になる決意を固めていました。プロになってからはメジャーレーベルと契約しており全米1位を取得した楽曲も出しており、メガヒットが続いているアーティストです。

Waka Flocka Flame

アメリカのニューヨーク州出身のラッパーです。2010年にデビューしてから全米でヒット作を多数量産しています。デビューアルバム『Flockaveli』をリリース。アルバムチャートにて、3万7千枚を売り上げ、初登場6位を記録しています。

Drake

カナダ出身のラッパーです。元々はカナダのテレビドラマに俳優として出演していましたが、ここから音楽家としてもデビューしました。デビューアルバムから8作連続全米1位をを記録しており、有名なラッパーとして知られています。

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