音楽のリズム感は遺伝による影響が強い?

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音楽をするときにリズムを取るということはとても大事です。音楽には曲によってテンポが違いますし、リズムも違います。歌や楽器をやっていてリズム感がないと思う人もいるかもしれませんが、リズム感とは遺伝的な要素なのでしょうか?それとも努力でも身に付けることができるものなのでしょうか?

リズムの研究

以前リズムの研究というのはアメリカで行われていたことがあります。ヴァンダービルド大学で行われた研究によれば、60万人以上のデータをもとに、リズム感に関連する検査を行い、音楽に合わせてリズムを刻む能力が69カ所の遺伝子領域によって与えられていることが判明したというのです。リズム遺伝子の役割を分析したところ、リズム感が高い人では、呼吸能力・運動能力・脳の処理速度が優れており、夜型の体内時計を持つ傾向があることが示されました。

リズム感は努力では鍛えられない?

研究の結果などでは、リズム感と遺伝子に大きな因果関係があることがわかったものの、実際のところはどんなひとであっても、リズム感がないと言う事はありません。なぜかというと、人間は音楽を演奏するときだけでなく、スピーチや体の動きといったさまざまな事象においてリズムを非常に重要視しています。そのため、あなたが意識してリズムを気にしていなくても、人間という生物自体がリズムを気にしており、無意識にリズム感を鍛えているのです。それプラス、意識的にリズム感を鍛えている人はとびぬけることができます。ドラムプレイヤーやダンサーなどがまさにそれです。

リズム感はリスニング次第

リズムとは聞いて判断するものです。リズム感を良くしたいならまず音楽をしっかり聴くことが大事です。聴いているようで聴いていない状態ではリズムを曲に合わせることはまずできません。周りの音を良く聴く癖を身に付けることが大事です。それが習慣化したころにはかなり上達しているでしょう。それまでは敢えてメトロノームなどをつけて、練習することも有効な上達方法です。

子供の頃からリズム感を鍛える

リズム感を意識的に子供の頃から取るということはとても有効と言われています。理由としては子どもは感性がとても敏感であり、率直に物事をとらえる素直さがあるからです。そのため、ドラムをやらせてみたり、ダンスをさせてみたりすると、驚くようなスピードでリズム感を鍛えることができます。子供の頃から音楽番組や教育番組などのテレビを見て鍛えていけば、かなりの素養を身に付けることができます。子供の頃の教育でリズム感はかなりのレベルになります。

大人はリズム感を得られない?

では大人になってから、リズム感を鍛えることは可能なのでしょうか。結論は可能ですが、子供の頃よりは感性が衰えているため、習得スピードは若干落ちます。しかし習得自体はできるため、努力次第です。誰でもリズム感をつけることができるので根気よく練習していきましょう。中には諦めてしまう人もいるのですが、もったいないとしか言いようがありません。上記でも言及したようにリズム感は練習することで誰でも付けることができます。

努力で大半のことはどうにでもなる

以上のようにリズム感は遺伝の要素が影響はしているものの、大半の人は努力することで、リズム感を身に付けることができます。世界一のダンサーやドラムプレイヤーを目指すのであれば、先天的な才能も必要とされるでしょうが、歌手になる、演奏家になると言ったレベルであれば、遺伝的要素がそれほど左右するものではありません。リズムは鍛えれば身に付きます。

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