ハープ : オーケストラ楽器の特徴、種類、価格、歴史について

Instrument

ハープの特徴、構造についてはとても演奏の音色がそれぞれ綺麗な楽器で、種類はオーケストラを筆頭にヒーリングやアンビエントでも使用されているとても有名な楽器です。まだ人々が狩りをして暮らしていた時代に狩りに使う弓の弦を弾いて音を出したことが、起源ではないかと言われています。そのため、歴史がとても深く、世界最古の弦楽器ではないかと言われています。古代イランや古代エジプト、アイルランドなど、はるか昔から世界中で存在していたのです。

場所

ヨーロッパでこの楽器は生まれました。必要に応じて指で弦を弾くことで演奏ができます。同じハープでもグランドやアルパなど分類で分けられており弾く曲もさまざま。台でチューニングや操作を行います。作品は多くあり音域、オクターブも広いのでフルートとの協奏曲でも使えます。実際の奏法はハーピストは大きい両手で爪で鳴らしますので難しいです。

価格について

ハープはオーケストラの楽器の中でもとても高いです。安くても30万円以上で高くて500万円以上のものもあります。新しいものを買う際のチューニングなど調整は重要なので対応が必要になるので注意です。

ハープの歴史

ハープは人々が狩りをして暮らしていた時代に狩りに使う弓の弦を弾いて音を出したことが、起源ではないかと言われています。ハープの最古の記録は古代のメソポタミア文明の時代です。ハープは「ただ演奏する楽器」としてだけではなく、儀礼や祭祀などのイベントでも使われていた楽器です。紀元前2600年頃のシュメール古代都市、ウルの王の墓からは2弦の弓型の楽器の実物が見つかっています。紀元前700年代のニネヴェ宮殿には、お祭りや演奏する楽団が描かれています。ハープはギリシャ神話でも竪琴として出てきます。

ヨーロッパでは10世紀ころからアイルランドやウェールズに現われ、吟遊詩人によってヨーロッパ大陸に広まっていきました。そしてこのハープから現在のアイリッシュ・ハープが派生していきました。13世紀のアイルランドではとくに重んじられて、国の紋章にまで描かれています。16世紀頃までのハープは全音階の物で、半音を出せませんでしたが1720年にペダルが7つ付いた、シングル・アクション・ハープの原形が完成します。そしてその後、フランスのセバスチャン・エラールは1811年、現在のペダル・ハープの原形となるダブル・アクション・ハープを発表しました。これが現在でも一般的に使われているハープなのです。

ハープの特徴

ハープ楽器の全高は180cmです。また材質は共鳴板とネックおよび台座は木製で、支柱とペダル、ディスクとその周辺のシステムは金属製です。弦は47本あり、ペダルを踏まない状態で変ハ長調の全音階に調律されています。各音に対して1つずつペダルを割り当て、それらのペダルを音階に合わせて設定することで全ての調のスケールを演奏できる仕組みになっています。右足用のペダルが4本、左足用が3本で計7本もあるのはそのためなのです。弦の振動は弦の下側に広がる「共鳴板」で増幅され、共鳴板本体と楽器裏側にある複数のサウンドホールから外へ解放されます。ピアノと比べ音量の小さな楽器ですが、共鳴板とサウンドホールが演奏者の近くにあるので演奏している音は良く聞こえます。

ハープの種類

ハープは世界的な広がりを持ち、それぞれの国で発展しました。民族楽器と言われるハープまで入れると、その数200種類以上と言われています。

Grand harp

現在のオーケストラで使われているものです。

Alpa Harp

ラテンハープとも呼ばれ、南米を中心にヨーロッパからきたキリスト教宣教師によって広められました。

Irish harp

7世紀後半に生まれ、その後アイリッシュハープが発展し、コンサートハープが生まれました。

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