Duesenbergのstarplayerモデルはドイツでとても有名なエレキギター、エレキベースの楽器メーカーです。1930年代を象徴するギターメーカーで歴史は200年近くになり、この時代の流行であるアール・デコ調のデザインを特徴としており、カラーリングで独特の風合いがあります。またすべてのギターの製造はドイツ、ハノーファーの工場で行われており、こだわりがあります。6弦や12弦のエレキギターを中心に販売しています。
起源と歴史
ドイツでこの楽器は生まれました。 Starplayer TV、deluxe、grand Vintageのモデルが人気で、ベースやアンプ、エフェクターなどの製品も出ています。限定の商品もあるので情報は要チェックです。seriesはボディ、bridge、neck(ネック)、volume、steel piece、スイッチなど機種により価格はかなり変わります。bassギターも登場しています。
1. ブランドの誕生
- 設立:Duesenberg Guitarsは、ドイツ・ハノーファーで1990年代後半に設立されました。
- 創業者:ドイツのギタービルダー、Dietmar Graul によって設立。
- 「Duesenberg」という名前は、1920〜30年代に存在したアメリカの高級車ブランド「Duesenberg」を由来としており、高級感・精密さ・美しいデザインを楽器に反映する意図があります。
2. デザイン・技術の特徴
- アールデコ風デザイン:ボディラインやヘッドストックにクラシックかつ洗練された装飾を採用。
- セミホロウ/ソリッドボディ:伝統的なギター構造にモダンな改良を加え、高い演奏性と耐久性を確保。
- 独自のハードウェア:
- Duesenberg Tremolaブリッジ(オリジナルのトレモロシステム)
- ハイファイ・ピックアップ(クリアで倍音豊かな音質)
- チューナーやフレット精度にこだわり、ヴィンテージサウンドと現代演奏性を両立
3. 歴史的な発展
- 1990年代後半〜2000年代初頭
- セミホロウ系「Starplayer TV」などの定番モデルを開発。
- デザイン面での独自性が海外ギタリストに注目される。
- 2000年代中期
- 日本や欧米での流通拡大。プロミュージシャンの使用例が増加。
- カスタムショップや限定カラーのモデルも展開開始。
- 2010年代以降
- ギターフェスティバルや海外ライブでの使用例が増え、ヴィンテージスタイルとモダン機能の両立ブランドとして認知。
- Duesenbergの「Tremolaブリッジ」や「Phonicピックアップ」は、音色とチューニング安定性で評価されるようになる。
開発会社
Duesenberg
創業者
Dieter Gölsdorf
Dieter Gölsdorfは14歳の頃に音楽に興味を持ち始め、ギターを始めました。演奏はあまりう膜なかったと本人は語っており、ギターの演奏技術よりもギターの構造に興味を持ちました。ギターをバラバラにしてより良くなるように改造したりしていました。これによりギター演奏よりもギターの改造ばかりするようになりました。1977年の終わりにはピックアップコイルを自分で作りはじめ、当時の多くのタイプのピックアップをチェックしました。1980年にはTru Tune Tremoloというロック式トレモロユニットを販売しました。1981年にはアメリカにも事務所を建て、1986年にギターブランド「デューセンバーグ」が設立されます。
特徴と構造、サイズ
Duesenberg(デューセンバーグ)ギターの特徴・構造・サイズについて整理します。
1. 特徴
- デザイン性が高い
- アールデコ風の洗練された外観。ヘッドストックやピックガードなど細部に装飾が施されている。
- 高級感のあるメッキパーツや木材を使用。
- 音質・演奏性
- クリアで倍音豊かなサウンド。
- ジャズ、ロック、ブルースなど幅広いジャンルで対応。
- オリジナルの「Duesenberg Tremolaブリッジ」と「Phonicピックアップ」により、チューニング安定性と音色の多様性が確保されている。
- 材質
- ボディ:メイプル、アッシュ、アルダーなど。セミホロウやチェンバード(中空構造)で軽量化。
- ネック:メイプルまたはマホガニー、ローズウッド指板が主流。
- ハードウェア:クロームまたはゴールドメッキ、独自のブリッジシステム。
2. 構造
(1) ボディタイプ
- セミホロウボディ
- 中空部分があるため軽量で、柔らかくウォームな音色。
- 代表例:Starplayer TV シリーズ。
- ソリッドボディ
- 完全な無垢構造で、サスティーンが長く、ハイゲインにも対応。
- 代表例:Falken、Senior。
(2) ブリッジ・テールピース
- Duesenberg Tremolaブリッジ
- オリジナルのトレモロシステムでチューニング安定性が高い。
- 軽いアーム操作で滑らかなビブラートが可能。
(3) ピックアップ
- Phonicピックアップ
- モダン設計で、クリーンでも歪みでも音がクリア。
- 2ボリューム、1トーン、3WAYセレクター構成が一般的。
(4) ネック・指板
- ネックジョイントはセットネックまたはボルトオン。
- 指板はローズウッドやエボニー。フレットは22~24フレット。
- スケールは通常 25.5インチ(約648mm) が多い。
3. サイズ・重量
| モデルタイプ | 全長 | ボディ幅 | 厚み | 重量 |
|---|---|---|---|---|
| セミホロウ(Starplayer TV) | 約1000mm | 約330mm(上部)、約380mm(下部) | 約45mm | 約3.4~3.6kg |
| ソリッド(Falken, Senior) | 約1000mm | 約325mm(上部)、約380mm(下部) | 約40mm | 約3.2~3.5kg |
- 重量はセミホロウタイプの方がやや軽量で、長時間演奏でも疲れにくい。
- 厚み・幅はフェンダー系ストラトやテレキャスターと似ており、取り回しやすい。
全モデルのラインナップ
以下、Duesenberg のギター 代表モデルのラインナップと概要をご紹介します。ご希望であれば、さらにすべてのモデル(ベース/ラップスティール/過去モデル含む)も整理できます。
代表モデル概要
- Duesenberg Starplayer TV Phonic:セミホロウ構造の上位仕様。ピエゾ機能「Phonic」が追加されたモデル。
- Duesenberg Starplayer TV:ブランドを代表するセミホロウモデル。定番。
- Duesenberg Starplayer TV Deluxe:Starplayer TVのデラックス仕様(仕様・仕上げアップグレード版)。
- Duesenberg Starplayer TV Fullerton:Starplayer TVの比較的シンプル/コスト抑えめ仕様バージョン。
- Duesenberg Starplayer III:Starplayerシリーズの別系統。セミホロウ構造を持つ。
- Duesenberg 49er:チェンバードまたはソリッド系モデルの一つ。レア仕様。
- Duesenberg Falken:ソリッドボディ構造のモデル。サスティーン重視。
- Duesenberg Senior:ソリッドボディで上位仕様。ハイエンドモデル。
全モデル概要(カテゴリ別)
ブランド公式サイトによると、Duesenbergのラインナップは以下のカテゴリに分類されています。
- Artist Alliance(アーティスト協働モデル/シグネチャー)
- Semi Hollow(セミホロウ構造)
- Chambered(チェンバード/軽量・サウンド重視)
- Solidbody(ソリッド構造)
- Basses(ベース)
- Lapsteels(ラップスティール)
- Amps/FX(アンプ・エフェクト/ギター以外)
それぞれのカテゴリで数多くのモデルが展開されており、上記代表機種はその中の一部に過ぎません。

Duesenbergモデル
店舗で見るモデルはとても多いです。サウンドはギタリストむけでギターアンプやピックも合わせて案内されることが多いです。ウクレレやアコースティックギターのカテゴリも出ており練習におすすめ。カスタムで各所、仕様は相談できます。在庫があるかチェックしましょう。
Starplayer
全てにダイアモンド・デラックストレモロが搭載されています。
ALLIANCE
モデルからトップのデザインを一新しました。
PALOMA
完全ソリッドのアルダーボディにエルボーカット、ウエストコンターが施されたモデル。
CARIBOU
アメリカ西海岸をイメージしてデザインされたモデル。
奏法、難易度
1. 基本奏法
(1) 標準的なエレキギター奏法
- ピッキング奏法
- 右手でピックまたは指弾きにより弦を弾く。
- 単音・コード・アルペジオ演奏に対応。
- コード奏法
- 左手で押さえたコードを右手でストローク。
- ジャズ、ロック、ブルースなど幅広いジャンルで使用。
- 単音ソロ
- スケールに沿ったメロディーを弾く。
- ハンマリング、プリング、スライドなどテクニックが可能。
(2) 特徴的なDuesenberg奏法
- Tremolaブリッジを使ったビブラート/トレモロ
- オリジナルトレモロ機構で滑らかな音程変化が可能。
- クリーントーンでも歪みでも表現力豊か。
- Phonicピックアップによる音色変化
- ピックアップ切り替えやトーン調整で多彩な音色表現が可能。
- セミホロウモデルでのハーフアコースティック奏法
- 音の余韻を活かしたソフトなストロークやアルペジオ演奏に適する。
2. 難易度
| レベル | 内容 | ポイント |
|---|---|---|
| 初心者 | 基本コード、単音リフ演奏 | 右手ピッキングと左手コードの押さえ方を安定させることが重要。 |
| 中級者 | スケールソロ、アルペジオ、簡単なトレモロ操作 | 左手のポジション移動、右手の正確なピッキング、ブリッジ操作による表現力が求められる。 |
| 上級者 | 高速フレーズ、複雑なビブラート/トレモロ、ジャンル特有の技巧 | Tremolaブリッジやピックアップ切り替えを駆使した音色表現、ダイナミクス制御が必須。 |
- 初心者でも演奏は容易
- ストラトやレスポールと同じ標準的なギター構造なので、基本は通常のエレキギターと同じ。
- Duesenberg特有の表現は中級〜上級者向け
- Tremolaブリッジで滑らかに音程を変化させる表現や、セミホロウの余韻を生かした演奏は練習が必要
有名な奏者
1. 海外の著名ギタリスト
- Billy Gibbons(ビリー・ギボンズ)
- ZZ Topのギタリストとして知られる。
- Duesenbergのセミホロウモデル「Starplayer TV」を愛用。
- ジャズ/ブルース的なクリーントーンや歪みを多用。
- Chris Spedding(クリス・スペディング)
- 英国のセッションギタリスト。
- Duesenbergギターをスタジオ録音で使用。
- Peter Frampton(ピーター・フランプトン)
- レコーディングやライブで一部のモデルを使用。
- Duesenbergのクリアなトーンを生かしたソロ演奏。
- Johnny Depp(ジョニー・デップ)
- 音楽活動でもDuesenbergギターを愛用。
- 特にStarplayer TVシリーズのヴィンテージ風デザインを評価。
2. 日本国内の使用例
- 布袋寅泰(HOTEI)
- Starplayerシリーズをステージで使用することあり。
- ビジュアルと演奏性の両立で愛用。
- MIYAVI
- 一部のライブやレコーディングでDuesenbergを使用。
- セミホロウ構造を活かした軽快なアルペジオ演奏。
- 藤岡幹大
- ジャズ系ギタリストとしてStarplayer TVを使用。
- セミホロウのウォームな音色を生かした演奏が特徴。

新品と中古の製品ラインナップと価格相場
Duesenberg Starplayer TV Phonic/代表新品モデル
- 新品国内価格の例:¥473,000(税込)。
- 特徴:セミホロウ構造+「Phonic」ピックアップ付きという上位仕様。高価格帯のモデルです。
- 新品購入の目安として、このクラスが“ブランドを代表する仕様”と言えます。
Duesenberg Starplayer TV/定番新品モデル
- 新品国内価格の例:¥436,810~¥459,800 程度。
- また、楽器店検索で「DTV‑SG」など型番が出ており、¥368,000 程度の例もあります。
- 定番セミホロウモデルとしてコスト・パフォーマンスのバランスが良い選択肢です。
Duesenberg Starplayer III/新品・やや抑えめモデル
- 新品例:¥292,247 程度。
- スタンダード仕様のセミホロウモデルで、上位モデルより仕様がやや控えめなぶん価格も抑えられています。
Duesenberg Starplayer TV (中古)/中古モデルの一例
- 中古価格の例:¥195,700。
- 型番「Starplayer TV Surf Green #12‑2800003592186」などが掲載されています。
- 状態・年式・仕様による価格の変動が大きいですが、この辺りが中古市場の目安価格になります。
中古価格帯・相場の整理
- 中古の流通例では、¥149,760~¥279,036 程度の価格帯が確認できます。
- 新品価格と比べると、使用状態・付属品の有無・仕様の違いによって新品の60〜70%程度あるいはそれ以下というレンジもあります。
- 海外オークションでは、ブランド・モデル・状態次第で US $2,300~US $5,300 前後という例もあります。
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