ジャンベ : 民族楽器の特徴、価格、歴史について

Instrument

ジャンベは西アフリカ大西洋海岸の部族の祭事や儀式などで代々伝わる打楽器です。3000年の歴史があると言われています。 叩き方によって低音・中音・高音の3色の音色を叩き分ける事が出来ます。宗教的背景も強く、収穫などの儀式の時の歌や踊りのリズムを取る為の最も重要な楽器でした。また遠く離れた村落の間の通信手段としても用いられていたとされています。この楽器は民族音楽でよく聴く機会があります。

場所

西アフリカ(ギニア、セネガル、マリ、コートジボワール、ブルキナファソ)でこの楽器は生まれました。

価格について

価格は安いもので1万円から50万円以上のものもあります。

ジャンベの歴史

ジャンベははアフリカが原産とされ、ギニア、マリ、セネガル一帯に分布するゴブレット型の片面太鼓のことです。13世紀に誕生したと言われています。ジャンベの歴史はマリ帝国で産まれたのです。マリ帝国の中でも、ジャンベはギニア北東部がその発祥の地で、マンディンカ人によって発明されそこから西アフリカ一帯に広まったのです。宗教的背景も強く、収穫などの儀式の時の歌や踊りのリズムを取るための最も重要な楽器でした。また、遠く離れた村落の間の通信手段としても用いられていました。ジャンベは時代と共に進化し、宗教色が薄れ、「楽器」としての個性を持つようになってきました。ジャンベが世界中に広がるにつれて、アフリカだけではなく他の国でも作られるようになっていきました。インドネシアでも作られていますが、胴体にはマホガニーやチーク材等が多く使われており、皮の部分はウシの皮が使われています。現在では、セネガル、モーリタニア南部、マリ、ブルキナファソ北部、西ニジェール、ガンビア、ギニアビサウ、ギニア、コートジボワール、北部ガーナの現代国に広がっています。

ジャンベの特徴

ジャンベは中心になるジャンベ演奏者が1人、サブのジャンベが1~2人、およびダンドン演奏者が1~3人で構成されます。バスドラムは、通常、スティックで演奏され、リズムの中核的な役割を担います。
サイズとピッチの異なる3種類のバスドラムがあり、それは、ドンウンバ、サンバン、ケンケニです。打面には主に羊の皮が使われており、基本的に素手で叩きます。1本の木を切り抜いて胴を作り、ヤギの皮のロープを使って固定するトラディショナルなものから、チューニングのしやすさ、強度の面などを追求されて作られる合成素材のものまで多様化してきています。

ジャンベの曲

ジャンベはアフリカの伝統的な楽器であることから、あまり歌謡曲で使われることがありません。そのため、アフリカの民族音楽を中心に使用されています。また、BGM音楽とも相性がよく、ゲーム、映画、テレビなどでも使用されることが多い楽器です。

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