人気エレキギターB.C. Richは中古品も多く、売り買いで商品価格も安く新品でかんたんに楽しめます。1969年にBernardo Chavez Ricoによって設立されたアメリカのエレクトリックギターおよびエレクトリックベースを製造するメーカーです。世界的に有名なメーカーにまで成長し、世界展開しています。スラッシュメタルやデスメタルなどのヘヴィメタル系ミュージシャンからの指示が強く今でも根強い支持層がいます。B.C. Richはバンド活動をしている音楽家にとてもお勧めできる楽器メーカーです。
起源と歴史
アメリカロサンゼルスでこの楽器は生まれました。B.C. Rich(リッチベース、ギター)のカタログはとても多く、雑誌などの情報でもピックアップされることが多くあります。サウンドはコントロールできてギタリストが好きな機種の一つとなっています。このカテゴリーの登場により、存在は大きくなりデザインやフレットなどseriesがとても売れ行き好調です。リードギターになることが多く、中古も多く出ています。レッチリギターやセカイモンで有名です。
🏁 創業の背景
- 創業者:Bernardo Chavez Rico(バーナード・チャベス・リコ)
- メキシコ系アメリカ人のギター職人で、ロサンゼルスで「Bernardo’s Guitar Shop」を営んでいました。
- 当初はクラシックギターやアコースティックギターの修理・製作を行っていました。
- ブランド設立:1972年頃
- 息子の Bernie Rico Sr.(バーニー・リコ) が父の工房を引き継ぎ、
エレクトリックギター製作を開始。 - 「B.C. Rich」というブランド名は彼自身の名前の頭文字(B.C.)から取られています。
- 息子の Bernie Rico Sr.(バーニー・リコ) が父の工房を引き継ぎ、
⚡️ エレクトリックギター時代の始まり(1970年代)
- 1970年代初頭、B.C. Rich は他のギターと一線を画すデザインと構造を導入。
- ネックスルー構造(ネックとボディを一体化)
- アクティブ・エレクトロニクス(トーンバリエーションを拡大)
- 個性的なボディシェイプ(例:Eagle、Mockingbird など)
- 当時のアメリカの主流ブランド(Fender, Gibson)にはない、
「革新性」や「過激なルックス」がロックギタリストたちの間で注目を集めました。
🤘 黄金期(1980年代)
- 1980年代、ハードロックやヘヴィメタルのブームが到来。
- B.C. Rich の代表的モデルが次々登場:
- Warlock(ウォーロック)
- Mockingbird(モッキンバード)
- Ironbird(アイアンバード)
- Bich(ビッチ) など。
- この時期に、モトリー・クルーのミック・マーズ や
スレイヤーのケリー・キング など著名ギタリストが使用し、
世界的にブランドが広まりました。
🛠 ブランド変遷と復活(1990年代〜現在)
- 1990年代:アメリカ製からアジア製モデルへの移行が進み、
日本や韓国での製造が増加。価格帯の幅が広がりました。 - 2000年代以降:ブランドの経営権が複数回移動(Hanser Music、再びリコ家へなど)。
- 2019年頃:新オーナーのもとでブランドが再編成され、
「B.C. Rich Legacy Collection」として復刻モデルを展開。
🪶 現代のB.C. Rich
- 現在も「攻撃的で美しいデザイン」を継承しつつ、
最新のピックアップ・ブリッジ・電子回路を採用したモデルを開発。 - 伝統的なアメリカンブランドとして、再びプロミュージシャンや
メタルファンに支持されています。
🔍 豆知識
- 「リッチギター(Rich Guitar)」という呼称は日本での略称で、
正式名称は B.C. Rich Guitars。 - ロゴの「R」の筆記体デザインも長年ほぼ変わらず、
ブランドの象徴として受け継がれています。
開発会社
B.C. Rich Guitars
7651 Southland Blvd. Orlando, FL 32809 United States
創業者
Bernardo Chavez Rico 1941年10月13日-1999年12月3日
Bernardo Chavez Ricoは、ギターを専門とするアメリカの弦楽器製作者でした。Ricoは、カリフォルニア州イーストロサンゼルスで生まれました。Ricoは父親と協力して、1950年代にフラメンコ、クラシックギター、バンジョー、ウクレレの製作を始めました。Ricoのオリジナルの最初の開発楽器はアコースティックギターでした。Ricoはまた、オートバイ愛好家としても知られており、オートバイの製作にかかわることで、ギターの新規開発に役立ったといわれています。

特徴と構造、サイズ
B.C. Rich(ビーシーリッチ)は、他のギターにはない攻撃的なデザインとハードロック志向のサウンド設計が特徴です。
以下では、その構造面・音質面・サイズ感などを詳しく解説します。
🎯 主な特徴
① 独創的なデザイン
- B.C. Rich の最大の特徴は、鋭く個性的なボディシェイプ。
- 代表モデル:
- Warlock(ウォーロック):鋭角的でメタルの象徴的デザイン
- Mockingbird(モッキンバード):曲線美が際立つクラシカルな形状
- Ironbird(アイアンバード):さらに尖ったフォルム
- Bich(ビッチ):複雑なカッタウェイ構造を持つ名機
- 代表モデル:
- ステージ映えするデザイン性により、ヘヴィメタル系バンドでの人気が高い。
- カラーバリエーションも多く、艶消しブラック、メタリックレッド、スカル柄など、視覚的インパクトが強い。
⚙️ 構造と素材
② ネック構造
- B.C. Rich は製造年代やモデルごとに以下の構造を採用:
- ネック・スルー構造(上位機種)
→ ボディとネックが一体化しており、サスティン(音の伸び)が長く、共鳴性が高い。 - セットネック構造(中位機種)
→ ネックをボディに接着する方式で、暖かみのある音質が特徴。 - ボルトオン構造(入門モデル)
→ 取り外しやすく、メンテナンスが容易。
- ネック・スルー構造(上位機種)
③ 材質(ウッド)
- ボディ材:マホガニー、バスウッド、アルダーなど
→ 重厚な低音を強調するものが多く、メタル向き。 - ネック材:メイプル、マホガニー
- 指板材:ローズウッドまたはエボニー
→ 高音の抜けが良く、滑らかな弾き心地。
④ ピックアップと電装系
- ピックアップ:基本はハムバッカー2基構成。
→ EMG、DiMarzio、B.C. Rich オリジナルなど搭載モデルあり。
→ ハイゲインでノイズが少なく、歪みに強い。 - コントロール系:
- トーン/ボリュームノブのほか、フェイズスイッチ・コイルタップ・ブースト機能などを備えた多機能モデルも存在。
⑤ ブリッジ
- 固定式ブリッジ(チューン・O・マチック型)
- フロイドローズ・トレモロ搭載モデル(アーム奏法対応)も多数。
📏 サイズと仕様
| 区分 | 内容 |
|---|---|
| 全長 | 約 100〜105cm(モデルにより異なる) |
| スケール(弦長) | 約 628mm(24.75インチ)〜648mm(25.5インチ) |
| 重量 | 約 3.5〜4.5kg(木材・構造により差あり) |
| ネック | スリムC/Uシェイプなどモデルごとに異なる |
| 弦数 | 標準6弦、7弦・8弦モデルも存在 |
🔊 サウンドの特徴
- 太くパワフルな中低域、メタル向けのアタック感の強い音質。
- ハイゲインアンプとの相性が抜群で、リフ・ソロともに迫力のあるサウンドを実現。
- ネックスルー構造モデルではサステインの長さと音の分離感が際立ちます。
全シリーズの紹介
B.C. Rich は長年にわたり、多彩なシリーズを展開してきました。ここでは代表的なシリーズ・モデルを整理し、それぞれの特徴を解説します。
1️⃣ Warlock(ウォーロック)
- 特徴:鋭角的で攻撃的なボディシェイプ。メタル系ギタリストに絶大な人気。
- 材質:マホガニーやバスウッド、ネックはネックスルー・セットネックが多い。
- ピックアップ:ハムバッカー2基、モデルによってアクティブ搭載。
- 対象プレイヤー:ヘヴィメタル、スラッシュメタル。
- 有名ユーザー:スレイヤーのケリー・キング
2️⃣ Mockingbird(モッキンバード)
- 特徴:曲線とカッタウェイが美しいデザイン。多用途・オールラウンド型。
- 材質:マホガニー/メイプル、ネックスルー構造の上位モデルも。
- ピックアップ:ハムバッカー2〜3基、幅広いトーンが可能。
- 対象プレイヤー:ハードロック、メタル、フュージョン。
- 有名ユーザー:モトリー・クルーのミック・マーズ
3️⃣ Ironbird(アイアンバード)
- 特徴:Warlockよりもさらに尖ったフォルム。ステージ映え最強。
- 材質・構造:ネックスルー構造を採用する上位モデルが多い。
- 音質:アタック感の強いハードメタル向けサウンド。
- 対象プレイヤー:ヴィジュアル系・メタル系ギタリスト
4️⃣ Bich(ビッチ)
- 特徴:複雑なカッタウェイ構造で、ステージでの個性を強調。
- 仕様:6弦、12弦ハーフ仕様も存在。
- 音質:低域の太さと高域の明瞭さを両立。
- 対象プレイヤー:上級者、プロ向け
5️⃣ Eagle(イーグル)
- 特徴:斜めカッタウェイが特徴で、Warlockほど尖っていないデザイン。
- 材質・構造:マホガニー/メイプル、セットネック構造中心。
- 用途:ハードロック〜中級メタル向け。
- 価格帯:中級モデルが中心で入手しやすい
6️⃣ Legacy(レガシー)
- 特徴:最新モデルの復刻・改良版シリーズ。WarlockやBichのモダン仕様。
- 仕様:ネックスルー構造、アクティブピックアップ、7弦モデルもあり。
- 対象:現代メタルやライブ・パフォーマンス重視のプレイヤー
- 価格帯:新品 ¥200,000前後〜
7️⃣ Prophecy(プロフェシー)
- 特徴:上位モデル、現代的デザイン、ステージ映えと操作性両立。
- 構造:ネックスルーやセットネック、ハイエンドピックアップ搭載。
- 音質:太く歪ませても潰れない、ハイゲインに強いサウンド。
8️⃣ Extreme(エクストリーム)
- 特徴:Warlock・Mockingbirdをさらに尖らせたデザイン。
- 用途:ヘヴィメタルやヴィジュアル系での強烈インパクト。
- 価格帯:中級〜上級モデル
9️⃣ Handcrafted Series(ハンドクラフテッド)
- 特徴:職人による手作りモデル。ヴィンテージ感・音質・演奏性にこだわる。
- 対象:プロフェッショナル、コレクター向け
- 価格帯:¥300,000〜70万円以上

奏法、難易度
B.C. Rich ギターは、見た目のインパクトとサウンドのパワフルさが特徴で、演奏スタイルや難易度にも独自のポイントがあります。
1️⃣ 基本的な奏法
🎵 ① ストローク・リフ
- 特徴:重厚でアグレッシブなリフが得意。
- 使用場面:ハードロック、ヘヴィメタル、スラッシュメタル。
- ポイント:
- ハムバッカー搭載でミッド・ローが強調され、パワーコードやパワフルなストロークに向く。
- ピッキングの強弱やアクセントで音の攻撃力をコントロール可能。
🎵 ② ソロ演奏
- 特徴:ネックスルー構造やスリムネックにより、高速フレーズやタッピングがしやすい。
- ポイント:
- 指板幅が若干広めのモデルもあるので、弦移動・コードチェンジに慣れる必要あり。
- 7弦モデルやBichの12弦ハーフ仕様は、弦の多さでテクニックがやや難易度高め。
🎵 ③ アーム奏法(ワーロックやフロイドローズ搭載モデル)
- 特徴:トレモロ・アームでピッチベンドやダイブボムが可能。
- ポイント:
- フロイドローズ式は弦交換やチューニングに慣れが必要。
- しっかり固定しないとチューニングが狂いやすい。
🎵 ④ ハイブリッド・テクニック
- 使用例:ハーモニクス、タッピング、スウィープピッキング、ミュート奏法など。
- ポイント:ハードロックやメタル向けの多弦モデルは、高度なテクニックを活かしやすい。
2️⃣ 難易度の目安
| レベル | 特徴 | 対応モデル |
|---|---|---|
| 初心者 | コードストローク中心、リフの練習 | Eagle、廉価Warlock |
| 中級者 | ソロ、アーム奏法、ミュート技法 | Warlock、Mockingbird、Ironbird |
| 上級者 | 高速フレーズ、7弦・8弦対応、ハイブリッド奏法 | Legacy、Prophecy、Bich、Handcrafted |
- ポイント:
- 見た目が尖ったデザインほど演奏時に体勢や手首の角度に注意が必要。
- ネックスルーやセットネック構造はサステインが伸びるが、弦幅やブリッジの高さによって難易度が変動。
B.C. Rich人気モデル
B.C.Richの人気モデルMockingbirdです。ネックはやや薄めで、指板も比較的フラット。
いまでは検索キーワードの名称でも上位に出てくるギター。専用のギターで内容はかなりハイスペック。キャンペーンなどの案内もあるのでセールで買うとお得になっています。
Shredzillaは近年出てきた新モデルです。旧来のMockinbird、Rich B、warlock、warbeastシリーズとは違う味があります。スタンダードなシェイプでありながら、鋭いカッタウェイが存在感を放つモデルです。
有名な奏者
B.C. Rich は、その攻撃的なデザインとパワフルなサウンドから、特にヘヴィメタル/ハードロック系ギタリストに人気があります。ここでは代表的な奏者を紹介します。
1️⃣ ケリー・キング(Kerry King)
- 所属バンド:Slayer(スレイヤー)
- 特徴:
- Warlock や Ironbird を愛用。
- 高速リフやソロでB.C. Richのアグレッシブな音色を最大限活かす。
- 影響:スラッシュメタルの象徴的存在として、B.C. Richの知名度を世界に広めた。
2️⃣ ミック・マーズ(Mick Mars)
- 所属バンド:Mötley Crüe(モトリー・クルー)
- 特徴:
- Mockingbird を愛用。
- メタリックでありながらメロディアスなソロ演奏でB.C. Richを巧みに活かす。
3️⃣ ダグ・アルドリッチ(Doug Aldrich)
- 所属バンド:Whitesnake、Dio
- 特徴:
- Warlock シリーズやHandcraftedシリーズを使用。
- ハードロック・ヘヴィメタル双方での表現力が高い。
4️⃣ スコット・イアン(Scott Ian)
- 所属バンド:Anthrax(アンスラックス)
- 特徴:
- Warlock や Bich モデルを使用。
- リフ主体のアグレッシブ演奏にB.C. Richを活用。
新品と中古の製品ラインナップと価格相場
「B.C. Rich(ビーシーリッチ)ギター」の新品&中古モデルの 代表的なラインナップと価格相場 をご紹介します。モデル名や年式・仕様によって価格に大きな幅がありますので、「目安」としてご活用ください。
🎸 主なモデル例
それぞれ簡単に解説します:
- B.C. Rich Warlock Legacy 7:7弦仕様のハイエンド新モデル。新品価格例で 約 ¥220,000。
- B.C. Rich Warlock Extreme 7:さらに仕様が尖った7弦モデル。新品価格例も 約 ¥220,000 前後。
- B.C. Rich Warlock NJ Deluxe:Warlockモデルの限定仕様。中古で 約 ¥150,000 の出品例あり。
- B.C. Rich MGSTQTR:中級モデルの一つ。中古新品問わず価格例で 約 ¥112,320。
- B.C. Rich USA Stealth (1980s):1980年代製の米国製ヴィンテージ。中古価格例で 約 ¥693,000 と高額。
- B.C. Rich Warlock (一般モデル):Warlockの入門グレード・廉価モデル。価格例で 約 ¥11,040 という非常に低価格出品もあり。
- 再掲で中古価格例も含めていますが、モデル・状態・年式によって価格が大幅に変動します。
📊 価格相場の目安/分類
新品価格の目安
- 入門~廉価モデル:数万円〜十万円前半。
例えばWarlock一般モデルで ~ ¥11,040 という出品あり。 - 中級仕様:¥10〜15万円程度も。MGSTQTRモデルがそれに該当。
- ハイエンド/7弦仕様/限定仕様:¥20〜30万円前後。Warlock Legacy 7 や Extreme 7 が該当。
- ヴィンテージUSA製/希少モデル:数十万円〜70万円以上。USA Stealth 1980sで約 ¥693,000 の例あり。
中古価格の目安
- 中古廉価/入門グレード:¥2〜5万円前後。オークションでは ¥15,000 程度の出品例も。
- 中級中古:¥5〜15万円程度。中古で¥93,600/¥112,320などの価格例あり。
- 上位・限定・ヴィンテージ中古:¥15万円〜30万円以上/希少ならさらに上。中古で¥268,000、¥360,000などの例あり。
🔍 購入時の注意ポイント
- 製造年・製造国(USA、Japan、韓国、中国など)で価格・価値が大きく変わる。
- ネック構造/ピックアップ仕様/弦数(7弦/8弦)などの仕様で価格差が出る。
- 中古購入時には「ネックの反り」「フレットの摩耗」「ハードウェアの交換歴」「ケース・付属品の有無」などを必ず確認。
- 新品でも「限定仕様」「カラー・材質特注」「7弦以上」など仕様が上がるモデルは価格が跳ねる。
- リセール価値を考えるなら、USA製/限定仕様/元箱・付属品完備モデルを選ぶと安心。
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