ネイティブアメリカンフルート : 民族楽器の特徴、価格、歴史について

Instrument

ネイティブアメリカンフルートはアメリカ先住民族が使っている木管楽器です。。インディアンフルート、と呼ばれることがあります。男性が言葉の代わりにこのフルートを使って愛の告白をしたという平原部族の風習からラブフルート(愛の笛)という呼び方をされることもあります。南米にはケーナという縦笛がありますが、ネイティブアメリカンフルートはケーナとはまた違ったものです。インディアンフルートはリコーダーに近い音色を出します。

場所

アメリカでこの楽器は生まれました。

価格について

先住民の吹いているアメリカンフルート(American native flute)は1万円前後から10万円以上かかるものもあります。大きなものから小さなものまであります。商品的には構造、品質のしっかりしたものが売られています。サウンドは材料によっても左右されます。Youtubeの動画などではフルートの作る方法なども見れます。

ネイティブアメリカンフルートの歴史

ネイティブアメリカンフルートには2つの起源があります。コマンチェ族のフルート起源説とラコタ族のフルート起源説があります。どちらにせよ、アメリカ先住民族のフルートであることに変わりはありません。コロンブスが世界へ渡航した時代より以前のネイティブアメリカンフルートの記録はありません。これはアメリカ先住民族のほとんどが文字を扱っていなかったため、フルートの存在を証明する資料がないからです。しかしネイティブアメリカンフルートはアメリカ先住民族の歴史とともにあったため、かなり昔の時代から存在していたのではないかと推測されます。

作曲、編曲に挑戦できる!

ネイティブアメリカンフルートの最初の確認例は19世紀になります。1820年代に収集された情報ではパパゴとユマンの人々が使っていたとされています。ネイティブアメリカンフルートの知識はその後、グレートプレーンズ地域から南のタオスプエブロへ伝わったとされています。その後、フルートは他の平原地域に広がり、次に北部と東部の部族に広がりました。

ネイティブアメリカンフルートの特徴

ネイティブアメリカンフルートの音を出す仕組みはリコーダーとほぼ同じです。柔らかく優しい音色、独特の心地よい演奏感を生み出しています。演奏法に難しい決まりは無く、自由に演奏できます。現代になり、ネイティブアメリカンのフルートの製造技術は、改善と進化を続けてきました。2オクターブにまたがるキーで使用できるようになりました。基本的には杉を材質に作られ、5~7つの穴をもつものが多いです。ネイティブアメリカンフルートの最大の特徴といえば、吹き口と指穴の間にある“バード”と呼ばれる、鳥の形をした調節ブロックがあり、この点が他のフルートとは違うところです。

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ネイティブアメリカンフルートの曲

アメリカなどではネイティブアメリカンフルート専門のレーベルがあり、アーティストが所属していたりします。しかしながら民族楽器であることから、歌謡曲ではほとんど見られません。ほとんどはBGMである映画やテレビ、もしくは民族音楽などでこの楽器は登場します。

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