アゴゴ:民族楽器の特徴、価格、歴史について

Instrument

アゴゴとは、ラテン音楽などで使用される打楽器の一つですが、あまり知られていないことが多いです。打楽器自体がそれほど目立たないということもありますが、そもそもこの楽器の名前が何なのかすら知らない方が多いのです。アゴゴベルとカウベルを間違えてしまう方も多いのでその違いについてもまとめています。

楽器の起源

アゴゴはアフリカで誕生した楽器と言われています。

価格について

価格は数千円から数万円になります。

楽器の歴史

アゴゴはアフリカで誕生したと言われており、それも近代に入ってからとなります。アゴゴは17世紀ごろに恐らく誕生したと言われており、西アフリカで既に演奏している者もいたといいます。アゴゴは白い象牙で作られ棒も象牙を用いていました。アフリカにはゾウもたくさんいるため、このような楽器を作るのは容易と言われていました。アゴゴは主にアフリカの王族の儀式や宴会などで用いられ、演奏されていたと言われています。その後、南米に奴隷としてアフリカ人が移送されていたさいに、この楽器が南米にも伝播したと思われます。それもあって、現代になると、ラテン音楽にアゴゴベルはとても高い頻度で登場するようになりました。ブラジル音楽のサンバなどによく使われる楽器で、いまではアゴゴはどちらかというと、南米の楽器と言う位置づけになったのです。

アゴゴの特徴

アゴゴは大小2つのベルをつなげた金属製の打楽器の1つです。小さい方が高音、大きい方が低音となっていて利き手でドラムスティックを持って大小を交互に叩くというもの。曲がっている細い棒の部分は柔らかく、利き手でない方の手で大小の三角錐を当てて音を鳴らすという方法もあるため、かなりトリッキーな演奏ができる楽器の一つです。

カウベルとの違い

これに対してカウベルはアゴゴと同様に金属製の打楽器の1つです。カウベルは単音で棒で叩いて演奏をします。音色はアゴゴベルより低いため、音色が違います。また演奏形態にも違いがあります。アゴゴの場合は音色が目立つということもありますので、単独で演奏するケースが多いのです。それに対して、カウベルは音色が低いということもあり、ドラムとセットで演奏されることもとても多くあります。

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