笙 : 民族楽器の特徴、価格、歴史について

Instrument

笙は日本の伝統楽器で、雅楽で使われる楽器として知られています。中国または東南アジアが起源とされており、日本には奈良時代に伝わった楽器とされています。まるでパイプオルガンのような重厚な音が流れます。和音を出すことができ、他楽器と合奏することもよくあります。これと似た楽器が東南アジアでたくさんあり、現代ではアジアを中心に伝播している楽器です。根元に金属のリードの付いた竹を、丸く束ねた形の楽器です。

場所

笙(しょう)は日本でこの楽器は生まれました。鳳笙、龍笛(りゅうてき)、ひちりき、鳳凰などと並び、指を使って演奏をします。奏法は多岐にわたり、太鼓、琵琶などと合奏も行われます。同時に奏でる楽器で奏者は主旋律を長く吹くことで独特の雰囲気を作ります。舞楽や唐楽の担当が使う楽器です。

価格について

価格は数万円から数十万円のものもあります。

笙の歴史

笙は中国または東南アジアが起源とされています。日本には奈良時代ごろに中国から伝わりました。雅楽の旋律楽器として使われ、東大寺の正倉院にも笙が宝物として納められていますが、現在に伝えられている笙とほぼ同じ形状です。当時の姿のまま1000年以上も形状を変えていない楽器で、とても珍しい楽器と言われています。管数は時代によって13~36管まで色々な形態があります。現代では大型17管、小型13管の笙、23管の物が代表的です。現代ラオスのミャオ族やボルネオの諸民族の間に,明らかに笙の原型楽器と思われる一連の楽器が各種の名称で用いられています。ミャオ族やトン族の間で演奏されているものは「蘆笙」と呼ばれています。この蘆笙の作り方は古代の笙とほとんど同じです。古代の笙はヒョウタンを使っていましたが、今はくりぬいた木を共鳴器として使っています。

笙の特徴

笙は雅楽に用いる管楽器の一つ。根元に金属のリードの付いた竹を、丸く束ねた形の楽器です。竹管1本につき1つの音が出ます。吸っても吐いても同じ音が出るので、途切れずに演奏できます。笙は、17本の竹が束ねられ、そのうち2本を除く15本の竹の根元に金属製のリードが取り付けられており、息を吹き入れたり吸ったりすることで簧が振動し、音が鳴ります。フリーリードなので、吹いても吸っても同じ音高が出ます。雅楽の合奏では「合竹」と呼ばれる笙独特の和音のようなものを奏し、演奏全体に流れを生み、包み込むような演奏をします。現代では雅楽のほかにも、アニメやCMなどにもしばしば使われるようになってきており、認知度が上がってきています。日本の伝統音楽では必ず出てくる楽器の一つでもあります。

笙の曲

笙は日本の雅楽で使われることが多いです。また、CMやテレビ、アニメなどでもしばしば使われることがあります。

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