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ティンシャ : 民族楽器の特徴、価格、使い方、歴史について最新版を解説 ネパール、チベットのおすすめ楽器 ヨガで用いる

Instrument

民族楽器の打楽器ティンシャはインドやネパール、チベット仏教の高僧が儀式や浄化に使う密教法具のひとつで、別名、チベタンベルともいわれるシンバルのような形をしている楽器です。この楽器は単純に楽器として使用されることもありますが、近年ほかの用途でも使用されるようになり、瞑想などにも使われてきています。ヨガやヒーリング、浄化に人気のアイテムの一つになってきており、今では使用の用途が多岐にわたってきているのです。

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起源と歴史

ネパール、ベトナム、インドネシアやチベットでこのメタルの打楽器は生まれました。シンギングボウルと併せて使われます。選び方によりスピリチュアルに基づく邪気を払う効果があり、周波数が特殊とされています。アクセサリーとして使われたり、ヨガにも利用されます。最近はインドでも利用されており、オンラインショップで購入が可能です。

1. 起源

  • ティンシャは、チベット仏教で使用される小型のシンバル型打楽器です。
  • 起源はチベット高原で、数百年以上前から儀式や宗教行事で使用されてきました。
  • チベット仏教では、ティンシャの音は空間の浄化・邪気払い・瞑想開始の合図として使われます。

2. 歴史的背景

  1. 初期の使用
    • チベットやネパールの修行僧が、寺院や瞑想道場で使用。
    • 単独で打つことは少なく、儀式中に鐘(ガンガルベル)やマニベル、チャイムなどと組み合わせて使用。
  2. チベット仏教の発展
    • 7世紀以降、チベット仏教が成立する過程で、ティンシャも正式な法具として体系化
    • 「チーン」という高音の響きは、精神を集中させ、祈りや瞑想に導く音として重視されました。
  3. 近現代
    • 20世紀に入ると、チベット仏教の法具としてだけでなく、ヨガ・瞑想・サウンドヒーリングなど西洋でも人気が高まる。
    • ネパールやインドでの手作り工房で生産され、世界各地に輸出されるようになりました

特徴と構造、サイズ

実際に鳴らしてみるとリラックスできます。情報は以下の通り。心を癒してくれます。

1. 特徴

(1) 音色

  • 高音で澄んだ響きが特徴。
  • 余韻が長く、静寂や集中を生む音として瞑想や浄化に最適。
  • 叩く強さや角度で音量・響きが変化し、微妙なニュアンスも表現可能。

(2) 用途

  • チベット仏教の儀式での合図や浄化。
  • ヨガ、瞑想、サウンドヒーリングなどで精神集中や空間浄化に使用。
  • 小型で持ち運びやすく、個人でも簡単に使用可能。

(3) 材質

  • 主に銅合金(真鍮・青銅など)
  • 高級モデルでは7メタル合金(7種類の金属をブレンド)使用。
  • 金属の厚みや仕上げによって音の余韻や倍音が変わる。

2. 構造

  • 2枚の小型シンバルが革紐やチェーンで接続されている。
  • 打ち合わせて音を鳴らすタイプの「ハンドシンバル」。
  • 打面は平らで、中心部に少し盛り上がった突起(ボス)があるものもある。
  • 一般的に装飾としてチベット文字や文様の刻印が施されることもある。
  • 音の特徴は「シンプルな構造」ながら、**金属材質・厚み・サイズ・製法(手作り/鋳造)**で大きく変わる。

3. サイズ・ラインナップ

サイズ直径の目安用途
Sサイズ約6.5〜7.5cm(2.5〜3インチ)個人用・携帯用・小空間向け
Mサイズ約8〜9cm(3〜3.5インチ)瞑想やヨガクラス向け
Lサイズ約10cm(4インチ前後)余韻を重視したヒーリング・浄化向け
  • 厚みが増すと低め・長めの余韻、薄めだと高くクリアな音。
  • モデル例
    • MEINL Sonic Energy 3.15″ Tingsha
    • ネパール製チベッタン・ティンシャ S
    • 7メタル合金仕様の装飾入りティンシャ
  • 持ち運びやすさや用途に応じてサイズを選択可能。

種類についてバリエーション

ティンシャ(Tingsha)の「種類・バリエーション」について、よくある分類軸と具体例を交えて解説します。

1. 素材(合金)の種類

ティンシャを分類する際、最も重要なポイントのひとつが 合金構成(使用金属)です。素材によって音の響き(倍音、余韻、音の明瞭さ)が変わります。

  • 5メタル(5‑Metal)
    • チベット密教で伝統的に使われることの多い合金。
    • 例:サンタ・ラトナ・シャキア工房の5メタル製ティンシャ。
    • 音色は深みがあり、倍音が豊か。
  • 7メタル(7‑Metal)
    • より複雑な合金。7種類の金属を組み合わせて作られており、非常に豊かな響き。
    • 典型的な7金属には、金/銀/銅/錫/鉛/鉄/亜鉛などが含まれる工房もある。
    • 儀式やサウンドヒーリングでよく使われる。
  • 真鍮(Brass)
    • 比較的手ごろな価格で、明るくクリアな音。
    • 耐久性も比較的高く、初心者向けや実用向き。
  • ホワイトメタル(White Metal)
    • たとえばネパール/チベット系工房で作られる白系合金。
    • 音は明るく、軽やかさ、透明感がある。

2. デザイン/仕上げ(装飾)

  • 文様・刻印入り
    • 八吉祥(Eight Auspicious Symbols)、マントラ、龍(ドラゴン)などの刻印が入っているモデル。
    • 見た目の美しさとともに、象徴的な意味を持つ。
  • 無地タイプ
    • 装飾がなくシンプルな形状。音の純粋さ(余計な振動成分が少ない)を重視したい場合に好まれる。
    • Atelier Tibet などで「Blank small / large Tingsha」が展開されている。
  • アンティーク風仕上げ
    • 古色仕上げ(アンティーク加工)がされているものもあり、見た目と手触りにヴィンテージ感がある。
    • ネパールや仏具系のショップでよく見られる。

3. サイズ/形状

  • 直径や厚みによって音の高さや余韻が変わる。
  • 小型(直径約 6.5–7 cm):高音でクリア、携帯しやすい。
  • やや大きめ(直径約 8–9 cm):余韻が長く、響きが豊か。

ティンシャの曲

ティンシャは元々チベット族の楽器です。しかしティンシャの音色はとても心地よいことからヒーリングやアンビエントなどのジャンルでも使用されることがあります。

奏法、難易度

では「ティンシャ(Tingsha)の奏法と難易度」について整理して解説します。


1. 基本的な奏法

(1) 打ち方

  • 2枚のシンバルを軽く打ち合わせる
    • 手のひらで持ち、指で軽く支える。
    • 革紐やチェーンでつながれた2枚のプレートを互いに打ち合わせ、「チーン」という澄んだ音を出す。
  • 角度や力加減で音色を調整
    • 強く打つ → 音量が大きく、余韻が短め
    • 軽く打つ → 音量控えめ、余韻が長くクリア

(2) 音の活用

  • 瞑想やヨガ
    • 呼吸に合わせて打つ
    • 始まり・終わりの合図として使用
  • 浄化・ヒーリング
    • 空間や道具の浄化に軽く鳴らす
    • 儀式の一部として、音を連打する場合もある

(3) 応用テクニック

  • 連打・リズム打ち
    • 連続して打つことで、倍音の響きを長くし、空間のエネルギーを整える
  • 片手打ち/両手打ち
    • 小型ティンシャは片手で簡単に操作可能
    • 大型ティンシャや重い装飾入りモデルは両手で保持すると安定

2. 難易度

初心者向け

  • 低難易度
    • 基本は「2枚を軽く打ち合わせるだけ」で音が鳴るため、初心者でもすぐ演奏可能
    • 持ち方や打つ力加減に少し慣れるだけで十分

中級者向け

  • 音色コントロール
    • 音量や余韻、倍音の出し方を意識する
    • リズム打ちや瞑想に合わせたテンポ調整が可能

上級者向け

  • 高度なテクニック
    • 儀式やサウンドヒーリングで、音の長さや間隔を精密にコントロール
    • 複数セットを使って複合的に鳴らす「音空間演出」
    • 装飾入り・大型ティンシャで音の質感を変化させ、倍音の響きまで計算して使用

有名な奏者

ティンシャ(Tingsha)の有名な奏者は、ドラムやギターのように個人名で広く知られることは少なく、主にチベット仏教の僧侶やサウンドヒーリングの専門家として知られています。以下に代表的な人物や団体を紹介します。


1. チベット仏教の僧侶・法具奏者

  • ゲシェ(Geshe)僧
    • チベット仏教の高僧で、ティンシャを含む法具を儀式で演奏。
    • 主に寺院の法要や瞑想導入で使用し、音を通して空間を浄化。
  • ネパール・チベット伝統工房の修行僧
    • ティンシャの制作と演奏に精通しており、音色の指導や実践的な使い方を広める。

2. サウンドヒーリング/瞑想音楽家

  • Steven Halpern(スティーヴン・ハルパーン)
    • アメリカのニューエイジ音楽家で、ティンシャを瞑想音楽やヒーリング音楽に使用。
    • CDやライブでティンシャを多用し、リラクゼーション音楽の分野で影響力がある。
  • Jonathan Goldman(ジョナサン・ゴールドマン)
    • サウンドヒーリングの専門家。ティンシャを用いた倍音演奏で知られる。
    • ヨガクラスや瞑想指導でもティンシャを使用。
  • Don Conreaux(ドン・コンロウ)
    • サウンドセラピー・ヒーリング演奏家。ティンシャやシンギングボウルを組み合わせた演奏が特徴。

新品と中古の製品ラインナップと価格相場

「ティンシャ(Tingsha)」の新品/中古における製品ラインナップと価格相場を整理します。価格はあくまで参考で、為替・仕様・状態・付属品等で変動します。


✅ 主な新品モデルと価格例

  • MEINL Sonic Energy 3.15″ Tingsha:プロブランド MEINL による3.15インチ仕様。日本での参考価格 約 ¥6,300
  • Tingsha シンバルベル 瞑想・チャクラ仕様:瞑想・チャクラ用の仕様。参考価格 約 ¥6,237
  • HC Tibetan Manjira DX (Tingsha/Gold) S:ゴールド仕上げ、Tingsha/Manjira兼用、小型モデル。参考価格 約 ¥4,950
  • ネパール製 チベッタン・ティンシャ S:伝統工房・ネパール製。入門仕様。参考価格 約 ¥3,465
  • Tingsha ドラゴンチベットベル 7‑Metal 3″:7メタル合金仕様、装飾重視。参考価格 約 ¥2,522
  • Fay Bless Tingsha Cymbals 6.52 cm:手作り真鍮仕様、小径6.52cm。参考価格 約 ¥2,502
  • 真鍮 チベタン・ティンシャ(入門真鍮仕様):真鍮素材の入門モデル(参考:新品で数千円台)
  • 高級手作りネパールティンシャ 装飾入り:装飾・手作り・希少仕様。価格例として海外でUSD $100以上(約¥15,000〜)も。

新品価格相場まとめ

  • 入門〜手頃モデル:¥2,000〜¥6,000前後
  • 中位仕様(ブランド/合金/仕上げあり):¥5,000〜¥10,000程度
  • 高級仕様/手作り/特注/装飾入り:¥10,000〜¥20,000以上 もあり。 

⚠️ 中古・ヴィンテージ品の価格相場

  • 海外オークション・マーケットプレイスでは、例えば “Vintage Tingsha” が US $172〜432(約¥25,000〜40,000以上) で取引された事例あり。
  • さらに、香港のアンティークショップでは、普通のティンシャでも HK$800〜2,500(約¥15,000〜¥45,000)などで掲載されています。
  • 一般的な中古・普及モデルでは、数千円〜一万円台のものも流通しています。例:eBay では新品/中古ブランド無しのティンシャが US $12〜50(約 ¥1,800〜¥7,500)程度。

中古相場まとめ

  • 軽仕様/普及型:数千円〜¥10,000以内
  • ブランド/合金仕様あり:¥10,000〜¥30,000前後
  • アンティーク・希少仕様:¥30,000〜¥50,000以上もあり

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