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【音楽ジャンルと世界音楽市場】エモ・ラップとは? ヒップホップとエモの融合

General

エモ・ラップはつい最近出てきたヒップホップのジャンルの一つです。エモラップは近年、注目を浴びているジャンルです。エモロックやローファイヒップホップから派生した一種で歌うようなラップスタイルのジャンルと言われており、ヒップホップがとても盛んなアメリカにおいて、2000年代に発祥したとされています。

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エモ・ラップとは?

エモ・ラップとはエモロックやローファイヒップホップから派生したジャンルです。ジャンルの特徴として、政治的・思想的なヒップホップによく見受けられる音楽的要素に対して、ロック風の演奏スタイルを取り入れています。そのためこのジャンルはヒップホップとロックのエモが融合したジャンルと言われており、主流のヒップホップとはかけ離れた新しいヒップホップの一つとして注目を集めています。このジャンルはメロディアスで感情的な音楽性、そしてしばしば心情を吐露するような歌詞が特徴です。他にも鬱、孤独、不安、薬物乱用、ニヒリズム、自殺、傷心などに焦点をあてることが多い傾向にあります。エモ・ヒップホップのビートは生演奏の楽器を取り入れていることが多いです。

Emo Rap Music

歴史

エモ・ラップは新しいジャンルで、余り歴史がありません。ヒップホップがアメリカを中心に流行したのは2000年代以降で、当時はエミネムやカニエ・ウェストなどがとても流行していました。実際にこのエモラップジャンルが発祥したとされているのは2010年頃のアメリカです。XXXテンタシオン、リル・ピープが台頭したあたりから流行し始めました。当時はサウンドクラウド・ラップと呼ばれており、SoundCloudなどにアップロードされていただけの音楽でしたが、2017年に発表されたリル・ウージー・ヴァートの”XO Tour Llif3″がビルボードで7位になり、このジャンルが徐々に一般層に認知されてい行きました。XXXテンタシオン、リル・ピープなどはその後、死去していますが、このジャンル自体はビルボードチャートでも上位に登場するようになり、メジャージャンルになろうとしています。

有名アーティスト

XXXTentacion

アメリカのラッパー。2013年ごろからSoundCloudで活動を始め、2017年頃からブレイクしたアーティストです。2018年にはシングルである「Sad!」がビルボードチャート1位になりました。その後、フロリダで銃殺されてしまいました。

Lil Peep

アメリカのラッパーです。2016年頃から有名になり、エモラップを代表するアーティストになりました。しかし2017年にフェンタニルも過剰摂取をしてしまい、死去してしまいました。

Juice Wrld

アメリカのラッパー。2017年デビューEP『JuiceWRLD 9 9 9』をリリース、楽曲「Lucid Dreams」が人気を集めました。多くのヒップホップブログで取り上げられ、楽曲「All Girls Are the Same」が人気になりました。

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