スポンサーリンク

DW ドラム(Drum)の特徴、価格、歴史について最新版を解説

Instrument

DW Drumsはカリフォルニア州オックスナードに拠点を置くアメリカのドラムキットおよびハードウェア製造会社です。 DWの現在の製品には、ドラムキット、スネアドラム、ハードウェア、バスドラムペダルがあります。DWという名で世界中に知られているドラムメーカーで世界のトップレベルのメーカーです。DWは元々レッスンスタジオとして設立され、のちに運営資金を得るためにドラム関連の商品を販売したことが始まりです。

スポンサーリンク

起源と歴史

アメリカでこの楽器は生まれました。

1. 創業と起源

  • 設立:1972年、アメリカ・カリフォルニア州サンタモニカ
  • 創業者:Don Lombardi
  • 初期事業:ドラム教室の運営、ドラムハードウェア(ペダルやシートなど)の開発・販売

DWの名前は「Drum Workshop」の略で、もともとは教育とドラムのアクセサリー製作が中心でした。


2. 1970年代後半:ドラムキット製造の開始

  • 1977年:旧ブランド Camco の製造設備を取得
  • ドラムキット製造に本格進出
  • 木製シェルやハードウェアの精密設計により、プロ向けの高品質ドラムとしての地位を確立

3. 1980〜1990年代:ブランド拡大とプロ市場進出

  • プロドラマー向けのハードウェア(特にペダル)が評判となり、世界中のスタジオやライブで使用される
  • カスタムショップ「California Custom Shop」 設立
    • 顧客の要望に応じたカスタムドラム製作
    • 高級ハイエンド市場での評価を確立

4. 2000年代以降:多様化と世界的認知

  • スタンダードモデルからハイエンドカスタム、電子ドラムやハイブリッドキットまでラインナップを拡大
  • 「The Drummer’s Choice®(ドラム奏者の選択)」として世界中のプロドラマーに愛用されるブランドに
  • 現在では、シェル構造、ハードウェア設計、精密製造、カスタムフィニッシュにおいて世界最高峰のドラムメーカーのひとつと評価される

開発会社

Drum Workshop, Inc.

創業者

Don Lombardi 

Don Lombardiは12歳のときに地元の先生であるNatLeslieと一緒にドラムレッスンを受け始めました。 20代になると、フレディ・グルーバーと5年以上ドラムを勉強する機会がありました。 これがドラムについて知る良い機会になりました。1972年にドラムワークショップが設立されました。当時はレッスンスタジオとして設立されたのです。製造メーカーとなったのはこのレッスン費用を賄うためでした。施設の運営費を賄うために小型ドラム装置の販売事業を開始しました。これがきっかけでDWはドラムメーカーとしての道を歩むようになったのです。

特徴と構造、サイズ

1. 特徴

  • 高品質・精密設計
    • シェル、ハードウェア、ペダルなどすべてにおいて精密な設計を重視。
  • 多彩なラインナップ
    • Collector’s Series(ハイエンド)、Performance Series(プロ仕様)、Design Series(中〜上級)など、多様な用途に対応。
  • プロドラマー向け
    • 世界中のプロドラマーやスタジオで使用される信頼性の高いブランド。
  • カスタム対応
    • シェル材、サイズ、フィニッシュ、ハードウェアなどを自由に選べるカスタムショップを持つ。
  • ハードウェア性能が高い
    • 5000シリーズペダル、スタンド、ドラムシートなどの精密設計で耐久性・操作性に優れる。

2. 構造

2-1. シェル(胴体)

  • 材質:
    • メイプル、マホガニー、バーチ、アッシュなど多種。
    • 木材の厚みやラミネート構造で音色が変わる。
  • 特徴:
    • DW独自の Timbre Matching 技術で、バスドラムやタムの音色のバランスを最適化。
    • シェルの接合部や厚みを精密に調整し、響き・サステイン・音圧をコントロール。

2-2. ハードウェア

  • ペダル:5000シリーズ、9000シリーズなどプロ仕様で耐久性・レスポンスに優れる。
  • スタンド・ホルダー:トリプルレッグやツインロック構造で安定性を確保。
  • シート(ドラムスローン):高さ調整や角度調整可能で長時間演奏に対応。

2-3. 打面

  • ドラムヘッドはレモ(Remo)やエバンス(Evans)などとの互換性あり。
  • バスドラム、タム、スネアそれぞれに最適な厚み・材質のヘッドを使用。

3. サイズ

DWドラムは用途やセット構成に応じて多種サイズがあります。

ドラム一般的サイズ例用途
バスドラム18″〜26″(標準22″が多い)キック音の低音を担当
タムタム8″〜16″(ラッキングタム10″〜13″、フロアタム14″〜16″)高〜中音域のメロディ/リズム
スネアドラム12″〜14″、深さ5″〜8″リズムのアクセントやスティックの音色表現
シンバルスタンド高さ調整可能ドラムセットに応じて柔軟に配置
ペダル標準5000シリーズ、ダブルペダルも対応バスドラム用
  • 標準的な 5ピースキット の例:
    • バスドラム:22″×18″
    • ラッキングタム:10″×8″、12″×9″
    • フロアタム:16″×14″
    • スネア:14″×6.5″
    • ハードウェア、シンバル、ペダルを含む

種類について詳細

1. Collector’s Series(コレクターズシリーズ)

  • 概要:DWの最高級ライン。ハイエンドプロドラマー向け。
  • 特徴
    • 木材の厳選、手作業によるシェル加工・フィニッシュ
    • Timbre Matching技術で音のバランスを最適化
    • 限定カラーやカスタムオプションが豊富
    • ペダルやハードウェアも上位仕様
  • 用途
    • プロスタジオ録音、コンサート・ライブ演奏
  • 価格帯
    • 日本国内での5ピースフルキット:約 ¥1,000,000〜¥2,000,000以上

2. Performance Series(パフォーマンスシリーズ)

  • 概要:プロ仕様だが、Collector’sほど高価ではないモデル。
  • 特徴
    • プロの要求に対応する木材・ハードウェア
    • 音質・演奏性を維持しつつ、比較的購入しやすい価格帯
  • 用途
    • プロ・アマ問わず幅広い用途(ライブ、スタジオ、練習)
  • 価格帯
    • 4〜5ピースセットで約 ¥200,000〜¥400,000程度

3. Design Series(デザインシリーズ)

  • 概要:上位シリーズを少し簡略化した中〜上級者向けライン。
  • 特徴
    • Collector’sやPerformanceの設計思想を受け継ぐ
    • 外観デザインやカラーバリエーションが豊富
    • 入門〜中級レベルでも扱いやすい
  • 用途
    • 練習用、ライブ用、スタジオレコーディング
  • 価格帯
    • 4ピースキットで約 ¥150,000〜¥300,000

4. DWe / Electronic Series(電子・ハイブリッドドラム)

  • 概要:DWによる電子ドラム・ハイブリッドセット
  • 特徴
    • 電子パッド+アコースティックシェルを組み合わせ可能
    • 音量調整や録音に便利
    • DW独自ハードウェアの高性能を活かした設計
  • 用途
    • 自宅練習、レコーディング、ライブでのハイブリッド演奏
  • 価格帯
    • キット構成により 約¥300,000〜¥2,000,000以上

5. Hardware / Pedal / Accessory(ハードウェア・アクセサリー)

  • 概要:ドラムセット以外のDW製品
  • 特徴
    • 5000/9000シリーズペダル、スタンド、シート、スネアスタンドなど
    • 高耐久・高レスポンス設計
  • 用途
    • ドラムセットのカスタマイズ、プロ仕様の安定性向上
  • 価格帯
    • ペダル:¥50,000〜¥120,000
    • スタンド/シート:¥20,000〜¥60,000

DW Drums Modelの音源

シェル、スネア、ヘッド、サウンドなど採用されているパーツでそれぞれ構成されているモデルでは違いがあります。必要なセッティングも違うのでカスタムで技術のチェックが必要です。

Collector’s Series

Classics Series

Jazz Series

Eco-X Project

Performance Series

Design Series

奏法、難易度

1. 基本奏法

ドラムは手やスティックで叩くことで音を出します。DWの高性能ハードウェアを活かすことで、正確で多彩な演奏が可能です。

1-1. 打音の種類

打音打ち方・部位特徴・用途
スティックストローク(Strokes)スティックで打面基本の音、リズムの骨格を作る
フラム(Flam)スティックをわずかにずらして2回打つアクセントを強調、装飾的フレーズ
ドラッグ(Drag)連打で音を伸ばすロール・グリッサンド風の効果
ロール(Roll)連続打ち(シングル/ダブル/パラディドルなど)サステインを作り、曲の盛り上げに使用
バスドラム/ペダル操作フットペダルでバスドラムを叩くリズムの低音を支える、アクセントに

1-2. 演奏スタイル

  • シンプルパターン:8ビート、16ビート、4/4の基本リズム
  • ポリリズム:左右手+足の独立した動きで複雑なリズムを同時に演奏
  • フィルイン:曲の区切りや盛り上がりで短いフレーズを挿入
  • ハイハット・シンバルの使い分け:音量・強弱で表現を変化

1-3. 高度なテクニック

  • バスドラムダブルペダル:高速で正確な足の動き
  • ハンドテクニック応用:ロール、フラム、ドラッグを組み合わせる
  • オープン/クローズハイハット:音色の変化でリズム表現
  • タム/スネアの音色変化:DWの高精度シェルで音の違いを活かす

2. 難易度

レベル内容
初心者– 片手・片足ずつ基本リズムの練習
– 8ビート、4/4リズムを安定して叩く
– スネア・バス・ハイハットの基本的な打ち分け
中級者– 両手+両足の独立運動(ポリリズム)
– フラム、ドラッグ、ロールを使ったフレーズ
– タムやシンバルを使ったフィルイン
上級者– 高速ダブルペダル、複雑な16ビート〜32ビート演奏
– 即興でリズムパターンを変化
– ドラムセット全体を使った音色表現(タム、スネア、シンバル、ハイハット、ペダルの複合演奏)

有名な奏者

1. ロック・ポップ系

  • ニール・パート(Neil Peart)
    • カナダ出身、バンド「Rush」のドラマー
    • 高度なテクニック、精密なセット構成で知られる
    • DWのカスタムドラムキットを愛用
  • デイブ・グロール(Dave Grohl)
    • ニルヴァーナ、フー・ファイターズのドラマー/リーダー
    • DWドラムの精度と耐久性を活かしてライブ演奏
  • チャド・スミス(Chad Smith)
    • レッド・ホット・チリ・ペッパーズ
    • パワフルなロック演奏にDWのペダルやハードウェアを活用

2. ジャズ系

  • スティーブ・ガッド(Steve Gadd)
    • 世界的ジャズ・セッションドラマー
    • DWドラムのカスタムキットで繊細なタッチを再現
  • デニス・チェンバーズ(Dennis Chambers)
    • ファンク・ジャズ・フュージョンで有名
    • 複雑なポリリズムや高速フレーズでDWドラムを使用

3. メタル・ハード系

  • マイク・ポートノイ(Mike Portnoy)
    • ドリーム・シアターの元ドラマー
    • 高速ドラムパターンや複雑な構成でDWのカスタムキット使用
  • ジョーダン・ルーデス(Jordan Rudess)との共演でも有名)
    • プロ仕様カスタムドラムで正確性と音圧を重視

新品と中古の製品ラインナップと価格相場

「DW Drums(ドラムワークショップ)」の新品・中古モデルのラインナップと価格相場を整理します。
購入検討の際の参考にどうぞ。


✅ 新品の主なラインナップ

以下、各製品の特徴と価格を簡単に紹介します:

  • DW DWe 5‑Piece Complete Bundle Kit:アコースティック/電子ハイブリッド版で、価格約 ¥1,595,000。ハイエンド仕様。
  • DW DWe 5‑Piece Complete Bundle Kit Candy Black Burst:同シリーズ限定フィニッシュ仕様。価格約 ¥1,980,000
  • DW Design Series Frequent Flyer Drum Kit:デザインシリーズの標準キット。価格約 ¥280,500
  • DW Design Series Mini Pro 4pc Shell Pack:ミニサイズ・4ピース構成。価格約 ¥301,950
  • DW Design Series Mini Pro Kit Black Satin 16″:ミニキット16″構成。価格約 ¥292,050
  • DW DWe 4‑Piece Complete Bundle Kit:ハイエンド4ピースキット。価格約 ¥1,320,000
  • (上記に加え、スタンダード/ハードウェア別仕様モデルなど複数あり)

価格の目安

  • 入門~中級(デザインシリーズ等):概ね ¥200,000〜¥400,000 程度。
  • プロ/ハイエンド(カスタム、DWeシリーズ等):¥1,000,000〜数百万円クラスにも。
  • 例えば新品検索で「DWe 5PC SHELL PK」価格が「¥462,000〜¥660,000」などの表示もあります。

🕰️ 中古品の価格相場

中古市場をチェックすると、スネア単体やハードウェアなどでも幅広く流通しています。例えば:

  • スネアドラム(Collector’sシリーズ)新品価格が約 ¥119,680。中古品で同種が「¥54,800」などという例もあります。
  • 中古キット例:4ピースキットの展示処分品で「¥990,000」という例。

中古価格の目安

  • 部品・ハードウェア・スネア単体:数万円〜十数万円
  • キット全体・ブランド仕様:使用年数・状態によるが 数十万円〜百万近くになることも。
  • 状態・仕様(シリーズ・木材・フィニッシュ)・付属品・傷・改造歴が価格に大きく影響。

✅ 購入時チェックポイント

  • シリーズ(Collector’s/Performance/Design/DWe)を明確に。用途・予算に応じて。
  • シェル材・仕様・ハードウェア内容を確認。例えば「DWe」はアコースティック+電子兼用。
  • 日本国内流通価格と為替・輸入コスト・税金も考慮。
  • 中古では「使用感・年式・付属パーツの有無・傷や改造の有無」を必ずチェック。
  • キット全体を買う場合、バスドラム・タム・スネア・ハードウェア・シンバル等セット内容と総額を確認。

これから楽器を買いたいなら

これから楽器を買いたいなら以下の記事を参考にしてみてください。オンラインと店頭いずれの対応もしており、登録はすぐにできます。案内に沿って登録しましょう。

中古楽器を売りたいならどうする?

中古楽器を売りたいなら中古の買い取り業者で買い取ってもらうことがおすすめです。パーツや部品での買取もあります。無料査定がありますのでまずは相談してみてはいかがでしょうか?

これからレッスンをしたい方は?

これからレッスンをして楽器が上手くなりたい、楽しみたいと言う方には音楽教室がとてもおすすめとなります。以下の記事で紹介していますので参考にして申し込みをしてみましょう。

コメント

Translate »
タイトルとURLをコピーしました