サクソフォーンの種類や特徴は多く、1840年ベルギー人のアドルフ・サックスにより発明されました。サクソフォーンはジャズの花形楽器だという印象を持つ方もいますが、サクソフォーンはジャズのためだけの楽器ではありません。もともとはクラシック音楽で使われている楽器なのです。日々新しい作品が生まれ続けている分野でもあり、いまではすべてのジャンルでこの楽器が使われるようになっており、世界中で認知されています。
起源と歴史
ヨーロッパでこの楽器は生まれました。教則本などで音階など覚えていき、肺活量を鍛えていきます。サックスの楽器はソプラニーノサックス、アルト、テナーなどもありビッグバンドもかなり登場しています。音色が魅力で歴史もありますし、値段もそこそこなので初心者に紹介できる楽器です。
1. 発明と誕生
- 発明者はアドルフ・サックス(Adolphe Sax, 1814‑1894)
- ベルギー生まれの楽器製作者で、演奏家でもあった
- 木管楽器の吹きやすさと金管楽器の響きを融合させた楽器を開発
- 1840年代に設計、1846年にフランスで特許を取得
- 14種類のサイズ・音域のサクソフォーンを一度に考案
2. 初期の普及
- フランスの軍楽隊や吹奏楽団で採用される
- 歩兵・騎兵のバンドで音量と音色のバランスが好まれた
- 19世紀後半には、ヨーロッパ各地の吹奏楽で広がる
- オーケストラでの使用は限定的だったが、作曲家の作品に徐々に登場
3. 20世紀以降の発展
- ジャズの誕生とともに人気上昇(特にアメリカ)
- アルト・テナー・ソプラノ・バリトンのサイズが普及
- ビッグバンド、スウィング、ポップス、ロックでも使用されるようになる
- クラシック音楽では、現代作品・吹奏楽・室内楽で重要な役割
4. 現代の位置付け
- 木管楽器でありながら金属製ボディを持つハイブリッド楽器
- ソロ・アンサンブル・吹奏楽・ジャズ・ポップスと多様に活躍
- 世界的に標準化された種類(ソプラノ、アルト、テナー、バリトン)が主流
開発会社
現在世界では多数のサクソフォーン製造メーカーが存在します。
| 社名 | 国 | 特徴 |
| H.Selmer | France | セルマーは世界で初めてサックスを量産し、世界に販売したメーカー。 |
| YAMAHA | Japan | 品質精度の高さと圧倒的生産量の多さで世界トップシェアを誇ります。 |
| Cannonball | United States | ヘビーなサウンドから主にジャズ・ポピュラー系のジャンルにオススメです。 |
| Julius Keilwerth | Germany | ジャズプレイヤー向けのモデルを中心にラインナップされています。 |
| Antigua | United States | クラシック・吹奏楽系からジャズ・ポピュラー系向けまで幅広いジャンルのモデルを販売。 |
| Chateau | Taiwan | コストパフォーマンスの高さが特徴です。 |
特徴と構造、サイズ
「サクソフォーン(Saxophone)」の特徴・構造・サイズについて整理します。
1. 音色
- 金属製ボディながら木管楽器扱い(リード使用)
- 音色は柔らかく、暖かい中低音域から輝かしい高音域まで表現可能
- ジャズや吹奏楽、ポップスなど多ジャンルで活躍
- 音量調整やビブラート、装飾音で表現力が豊か
2. 構造
| 部位 | 特徴 |
|---|---|
| ボディ | 真鍮製(ブラス)、ラッカー塗装または銀メッキ・金メッキ |
| ネック | 上管と本体を接続する部分、取り外し可能なものが多い |
| マウスピース | 木管楽器同様リード使用(シングルリード) |
| リード | 木製(ケーン製)で振動により音を生成 |
| キー | 指で操作する鍵で音程を調整、パッドで管穴を塞ぐ |
| ベル | 音を拡散させる円錐状の出口 |
| 調整ネジ・スプリング | 鍵の反応・精度を調整 |
3. サイズと音域
| タイプ | 全長(目安) | 音域 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| ソプラノ | 約60 cm | C4〜C7 | 高音域、明るく鋭い音色 |
| アルト | 約70 cm | D♭3〜A♭5 | ジャズ・吹奏楽で人気、明るく滑らか |
| テナー | 約80 cm | A♭2〜E5 | 豊かな中低音、ジャズで標準 |
| バリトン | 約120 cm | C2〜A4 | 低音域、重厚な響き、吹奏楽で活躍 |
💡 まとめ
- 特徴:金属ボディ×木管リード、柔らかく幅広い音色、多ジャンル対応
- 構造:マウスピース+リード+金属製ボディ+鍵+ベル
- サイズ:ソプラノ〜バリトンまで、全長60〜120 cm、音域はC2〜C7程度
種類について詳細
1. ソプラノサックス(Soprano Saxophone)
- 音域:C4〜C7(一般的)
- 特徴:直管タイプが多い、明るく鋭い音色
- 用途:ジャズソロ、クラシック、吹奏楽
- 変種:曲がったソプラノも存在
2. アルトサックス(Alto Saxophone)
- 音域:D♭3〜A♭5
- 特徴:ソプラノより低く、やや柔らかい音色
- 用途:吹奏楽、ジャズ、ポップス、クラシック
- 人気度:初心者向けとして最も一般的
3. テナーサックス(Tenor Saxophone)
- 音域:A♭2〜E5
- 特徴:中低音域、豊かで丸みのある音
- 用途:ジャズの標準、吹奏楽、ロック、ポップス
4. バリトンサックス(Baritone Saxophone)
- 音域:C2〜A4
- 特徴:低音域、厚みのある重厚な音色
- 用途:吹奏楽、ビッグバンドで低音補強
5. ソプラノバリトン・サックス(その他)
- ソプラニーノ:ソプラノよりさらに高音、小編成やソロ向き
- バスサックス:バリトンより低音、特殊編成やジャズ・吹奏楽で使用
- コントラバスサックス:極低音、非常に希少で主にコレクションや特別演奏用
💡 まとめ
| 種類 | 音域 | 特徴 | 用途 |
|---|---|---|---|
| ソプラノ | C4〜C7 | 明るく鋭い音色 | ジャズ・クラシック・吹奏楽 |
| アルト | D♭3〜A♭5 | 柔らかく滑らか | 吹奏楽・ジャズ・クラシック |
| テナー | A♭2〜E5 | 豊かで丸みのある音 | ジャズ・吹奏楽・ロック |
| バリトン | C2〜A4 | 厚みのある低音 | 吹奏楽・ビッグバンド |
| その他(ソプラニーノ・バス・コントラバス) | 高音・低音 | 特殊用途 | 小編成・コレクション・特殊演奏 |

サクソフォーンの種類
Saxophone Soprano
Saxophone Alto
Saxophone Tenor
Saxophone Bass
奏法、難易度
1. 基本奏法
- 口の形(アンブシュア):マウスピースとリードを唇でしっかり固定
- 呼吸法:腹式呼吸で安定した空気の流れを作る
- 指の操作:鍵盤(キー)で管穴を開閉し音程を調整
2. 主要奏法・テクニック
- タンギング(Articulation):舌を使って音の出だしをはっきりさせる
- レガート:指を滑らかに操作し音をつなげる
- スタッカート:短く切る奏法
- ビブラート:息の強弱や口の形で音に揺らぎを加える
- オーバートーン:基本音以外の高次倍音を出すテクニック
- マルチフォニック:1本のサックスで複数音を同時に出す高度技法
- グリッサンド:滑らかに音程を上下させる装飾技法
3. 難易度
| レベル | 内容 | 難易度 |
|---|---|---|
| 初級 | 基本音階・簡単なメロディ、息とアンブシュアの習得 | ★★☆☆☆ |
| 中級 | 音域拡張、ビブラート、スタッカート・レガートなどの表現 | ★★★☆☆ |
| 上級 | 高速フレーズ、オーバートーン、マルチフォニック、ジャズ即興 | ★★★★☆ |
| プロ | 複雑なアンサンブル・ソロ演奏、全音域を自在に操る | ★★★★★ |
ポイント
- アンブシュアと呼吸法が最重要:音色や音程の安定に直結
- 指の独立操作とリズム感:高速フレーズや複雑な曲で必須
- 表現力の幅:ビブラート、強弱、スタッカートなどを駆使して演奏
💡 習得のコツ
- 腹式呼吸を身につける
- 毎日スケール練習で指の独立を鍛える
- 長音練習で音色と息の安定を確認
- 徐々にタンギング・装飾奏法を組み合わせる
有名な奏者
1. ジャズ界の巨匠
- チャーリー・パーカー(Charlie Parker, 1920–1955)
- アルトサックス奏者、ビバップの創始者
- 卓越した即興演奏と高速フレーズで世界的に有名
- ジョン・コルトレーン(John Coltrane, 1926–1967)
- テナーサックス奏者
- モーダルジャズ・フリージャズを牽引
- 技術・表現力共に革新的
- ソニー・ロリンズ(Sonny Rollins, 1930–2023)
- テナーサックス奏者
- 即興演奏の名手、リズム感と表現力に定評
- ケニー・G(Kenny G, 1956–)
- ソプラノサックス奏者
- 滑らかで甘い音色が特徴、ポップ・ジャズで人気
2. クラシック・吹奏楽界の奏者
- ジャン=マルク・スパンスキー(Jean-Marie Londeix)
- フランスのクラシックサクソフォーン奏者、教育者
- 現代作品の初演や演奏法の確立に貢献
- フレデリック・ランチ(Frederick L. Lanch)
- 吹奏楽、室内楽の分野で国際的に活躍
3. 日本で活躍する奏者
- 菊池雅章
- ジャズテナーサックス奏者
- 国内外での演奏活動多数
- 小曽根真
- ピアニスト兼ジャズアンサンブルでのサックス演奏協力
- ジャズフェスで高く評価

新品と中古の製品ラインナップと価格相場
新品・中古を含む サクソフォーン の製品ラインナップおよび価格相場について、最近のデータを整理します。
🎯 製品例
それぞれ簡単に解説します:
- YAMAHA YAS‑280 アルトサックス:国内定番スタンダードモデル。新品価格として提示あり。
- 初心者用アルトサックス入門セット:入門者向けの廉価モデル。ケース・アクセサリー付きで価格も抑えめ。
- YAMAHA YTS‑380 テナーサックス:テナーサイズの中級モデル。音域・使用用途も広い。
- アルトサックス 初心者セット(ゴールドラッカー):さらに価格を抑えた入門セット。
- YAMAHA YDS‑120 デジタルサックス:電子サックス(サクソフォンでは少し用途異なるが、代替的に紹介)、新品価格。
- NUVO N520JBBK jSax(プラスチック製):非常に廉価な素材・仕様モデル。入門・練習用に適。
- (「中古想定」2つはモデル名使いまわしですが中古価格参考として掲載)
📊 価格相場(日本国内/最近の実例)
新品モデル
- 入門店頭モデル(例:PLAYTECH PTAS‑300 アルト)で約 ¥45,000〜70,000 程度。
- 定番ブランド中級モデル(例:YAMAHA YAS‑62 アルト)で約 ¥396,000 程度。
- 高級/プロ仕様モデル(例:SELMERシリーズ、限定仕様)では €8,490〜以上(約¥1,300,000〜) という表示あり。
- 海外向け新品価格帯参考として「€200〜€28,000(約¥30,000〜¥4,500,000)」という幅も確認。
中古モデル
- 国内中古例:YAMAHA YAS‑62 アルト中古で約 ¥249,600 程度。
- 中古スペシャルブランド(例:H.SELMER SUPER ACTION 80)で約 ¥450,000〜¥638,000 程度。
- 海外中古販売サイトでは「入門~定番モデルで US$1,500〜US$3,000 程度(約¥260,000〜¥520,000)」という例。
✅ 購入時のポイント
- ブランド・仕様(アルト/テナー/ソプラノ/バリトン)・材質・仕上げによって価格が大きく変わる。
- 入門用モデルは価格を抑えて“まず演奏を始めたい”という用途に適。
- 中級・プロモデルは素材・仕上げ・メカニズム・ブランドネームが価格を押し上げる。
- 中古を検討する場合は「鍵の動作・パッド状態・凹み・修理歴」などを確認。
- 輸入・送料・関税・メンテナンス費用もトータルコストに入れるべき。
- 新品/中古どちらも、用途(吹奏楽・ジャズ・ポップス・クラシック)と演奏目的を明確にして仕様を選ぶと満足度が上がる。
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