iphone/androidからGoogleで鼻歌検索、曲名検索のやり方、使い方方法やアプリとの比較について最新版を解説。曲名がわからないときはよくGoogleやYahooなどで検索をする人は多いでしょう。しかし曲名がわからないと、どのように検索したらいいかがそもそもわからないという人は多いでしょう。ここ数年で、ソフトウェアも進化しており、現在では鼻歌検索ということができるアプリが多数出てきています。
iPhoneでの鼻歌検索の基本と仕組み
iPhoneでの鼻歌検索の基本と仕組みを、初心者向けにわかりやすくまとめます。Siriを使った方法を中心に解説します。
1. iPhoneでの鼻歌検索の基本
ステップ 1：Siriを起動
- 「Hey Siri」と話しかける
※設定 → 「Siriと検索」 → 「Hey Siriを聞き取る」をオンにする必要があります - またはサイドボタン（ホームボタン付き端末はホームボタン）を長押し
ステップ 2：検索指示を出す
Siriに話しかけます：
- 「この曲は何？」
- 「この曲を探して」
Siriが「では歌ってみて」と促してきます。
ステップ 3：鼻歌や口ずさみを歌う
- マイクに向かって30秒〜1分程度歌います
- サビや特徴的なフレーズを歌うと認識精度が上がります
- 静かな場所で歌うとさらに正確に検索できます
ステップ 4：検索結果の確認
- Siriが曲名とアーティスト名を表示
- Apple Musicにリンクがある場合、そこから再生可能
2. 鼻歌検索の仕組み（メカニズム）
iPhone（Siri）の鼻歌検索は、以下の技術を組み合わせています：
- 音声入力
- ユーザーの鼻歌や口ずさみをマイクで録音
- メロディ抽出
- 録音した音声から「音程（ピッチ）」と「リズム」を分析
- 歌詞の有無に関係なく、音のパターンだけを数列として抽出
- データベース照合
- 抽出したメロディパターンを膨大な曲データベースと照合
- 音程やリズムの類似度を計算して候補曲を特定
- 検索結果表示
- 曲名、アーティスト、アルバム情報などをSiriが表示
- Apple Musicなどでの再生リンクも提示される場合あり
3. 精度を高めるコツ
- メロディの特徴的な部分を歌う
- ハミングでもOKだが、歌詞がわかれば少し歌うと精度UP
- 静かな場所でマイクに近づいて歌う
- 30秒〜1分程度歌う
Googleを使った鼻歌検索の手順
Googleを使った鼻歌検索（「Hum to Search」機能）の手順をわかりやすくまとめます。iPhoneやAndroidのどちらでも使えます。
ステップ 1：Googleアプリを開く
- iPhoneの場合：App StoreからGoogleアプリをダウンロードして起動
- Androidの場合：Googleアプリを起動
- または、ブラウザで Google検索 にアクセス
ステップ 2：マイク検索を起動
- Googleアプリの検索バーにあるマイクアイコンをタップ
- 「マイクで検索」画面が表示される
ステップ 3：鼻歌で曲を検索
- 「この曲は何？」や「曲を探す」と話しかける必要はなし
- 画面下の 「曲を探す」 ボタンをタップ（Hum to Search機能）
- そのまま鼻歌、口ずさみ、ハミングでメロディを歌う
- 目安は10〜15秒以上歌うと認識精度が上がる
- 騒がしい場所は避けるとより正確
ステップ 4：検索結果を確認
- Googleが認識した曲の候補を表示
- 曲名・アーティスト名
- YouTubeやSpotifyなどでのプレビューリンクがある場合も表示
- 複数候補が出た場合は、試聴して確認
ステップ 5：精度を上げるコツ
- サビや特徴的なフレーズを歌う
- ハミングだけでもOK
- なるべく静かな環境で、マイクに近づいて歌う
- 音程やリズムを正確に歌うと、AIの認識精度が向上
鼻歌検索がうまくいかない場合の対処法
鼻歌検索がうまくいかない場合は、原因を理解して対策を取ると精度が大幅に上がります。SiriやGoogle、SoundHoundなど、どのアプリでも共通するポイントをまとめました。
1. 環境が騒がしい
- 原因：周囲の雑音やBGMがAIの認識を妨げる
- 対策：
- 静かな場所で歌う
- マイクに近づく
- ノイズキャンセル機能付きイヤホンを使用する
2. メロディが短すぎる／特徴が少ない
- 原因：短いフレーズや単調なメロディはAIが曲を特定しにくい
- 対策：
- サビや特徴的な部分を30秒〜1分程度歌う
- 繰り返し歌って情報量を増やす
3. 音程やリズムが極端にずれている
- 原因：AIはある程度の音程やリズムを頼りに検索する
- 対策：
- 元の曲に近い音程でハミングする
- リズムを意識して歌う
- 完璧でなくても特徴をはっきり出すことが重要
4. 歌詞やフレーズを覚えていない
- 原因：メロディだけだと認識精度が少し下がる
- 対策：
- 少しでも歌詞を口ずさむ
- 歌詞がわからなくても、サビや特徴的なメロディだけでもOK
5. 使用アプリやSiriの設定問題
- 原因：言語設定やマイク設定が正しくない
- 対策：
- iPhoneの場合はSiriの言語設定が曲に合っているか確認
- アプリが最新バージョンか確認
- 複数アプリ（Siri / Google / SoundHound）で試してみる
6. 曲がマイナーすぎる／データベースにない
- 原因：認識対象の曲がアプリのデータベースに登録されていない
- 対策：
- 別の鼻歌検索アプリを試す
- 歌詞やジャンルなどの情報も入力して補助検索する
日常生活での鼻歌検索の活用事例
日常生活での鼻歌検索は、思い出した曲をすぐに特定したり、新しい音楽を発見したりするのに非常に便利です。具体的な活用事例をまとめました。
1. 思い出せない曲をすぐ検索
- 場面例：カフェで流れていた曲や、子どもが口ずさんでいる曲のタイトルがわからないとき
- 活用方法：
- iPhoneのSiriやGoogleアプリを起動
- 鼻歌でメロディを歌う
- 曲名とアーティストを特定し、そのままApple MusicやSpotifyで再生
2. カラオケ・歌の練習
- 場面例：歌いたい曲を鼻歌で思い出すが、タイトルが出てこない
- 活用方法：
- 鼻歌検索で曲を特定
- YouTubeやカラオケアプリで練習用音源をすぐに探す
3. 音楽制作・作曲のヒント
- 場面例：メロディのアイデアを思いついたけど、既存の曲と似ていないか確認したい
- 活用方法：
- 自分のハミングをSoundHoundやGoogleに入力
- 既存曲と比較して、オリジナルかどうかを確認
4. 家族や友人との会話で
- 場面例：家族や友達が「この曲何だっけ？」と話題にしているとき
- 活用方法：
- みんなで鼻歌を歌いながらSiriやアプリで検索
- 瞬時に曲を特定してその場で再生
5. 日常のBGM管理
- 場面例：ラジオやテレビで流れていた曲を後でまとめて聴きたい
- 活用方法：
- その場で鼻歌検索して曲を特定
- プレイリストに追加して、好きなときに再生
6. 語学学習・リズム感向上
- 場面例：英語の歌を覚えたいとき、歌詞とメロディを思い出す練習
- 活用方法：
- 鼻歌検索で正しい曲を確認
- 正しい歌詞・メロディと照らし合わせながら練習
💡 ポイント
- 思い出せない曲を探すだけでなく、作曲や練習、家族・友達とのコミュニケーションツールとしても活用できる
- SiriやGoogle、SoundHoundなど複数のサービスを組み合わせると精度も向上
iPhone向けのおすすめ鼻歌検索アプリ
音楽を検索する時に歌詞の一部しか分からなかったり、メロディのみしかわからないときに便利なのが音楽検索アプリ。アプリによって機能は様々で、鼻歌を歌ってアプリに認識させることで検索できるというとても便利なものです。通常アプリはGoogle Playなどからダウンロードして使うものですが、面倒であればGoogleアシスタンスなども便利に使えます。鼻歌検索アプリならうろ覚えのメロディーや歌詞を聴かせることで、曲のタイトルをきちんと検索することができます。
Shazam
異なるモバイルの環境でも最新のミュージックビデオや楽曲の内容を瞬時に探せます。ガイドや自動的なプレビューがあり調べるのがとても楽です。高い機能が揃っており、コンテンツは世界中でカテゴリ別にリアルタイムに調べられます。
| 使い方 | BGM検索、歌詞検索、チャート検索 |
| 歌詞表示機能 | 〇 |
| チャート機能 | 〇 |
| SNS共有 | Twitter、Facebook、Instagram |
| 利用料金 | 無料 |
| OS | iOS 14.0～ |
SoundHound
製品は音声で収集し、世界中の楽曲を調べてくれます。魅力があるのでチェックをしてみましょう。自動のアプリ課金があります。データの精度はとても高いです。
| 使い方 | 鼻歌検索、BGM検索、歌詞検索、チャート検索 |
| 歌詞表示機能 | 〇 |
| チャート機能 | 〇 |
| SNS共有 | Twitter、LINE、Instagram |
| 利用料金 | 基本無料（アプリ内課金あり） |
| OS | iOS 14.0～ |
OTO-Mii
こちらのアプリもそこそこ有名です。鼻歌検索、BGM検索、歌詞検索、チャート検索などが一通り使えます。
| 使い方 | 鼻歌検索、BGM検索、歌詞検索、チャート検索 |
| 歌詞表示機能 | 〇 |
| チャート機能 | 〇 |
| SNS共有 | Twitter、LINE、Facebook |
| 利用料金 | 無料 |
| OS | iOS 10.0～ |
アプリをダウンロードしたくない人
インストールやアプリが面倒な人もいるでしょう。専用のツールと比較すると機能は少ないですが、検索ツールとしては優秀なので、下記を使ってみるのもありです。しかしながら専用のアプリに比べれば性能は落ちます。android/iOS/iPhoneなどに再生やサポートが対応しています。
流れはユーザーがスマホの画面からタップして確認することで簡単に使えます。特定のハミングをすることでプレイリストにapple musicで特定された楽曲が追加されます。プレーヤーはヒットした見つけた曲から新しい登録された楽曲を調べられます。スマートフォンでデータがすぐにみられるのでお得。
Siri
iPhoneにプリインストールされているSiriは、鼻歌検索にも対応しています。Siriが鼻歌を聴きとって、該当曲を教えてくれます。歌詞と一緒に歌うと正確性が上がるので、少しでも歌詞を覚えている部分があれば歌ってみましょう。Siriは専用アプリよりも性能が落ちるため、理解したうえで使ってみてください。
Googleアシスタント
Googleアシスタントは鼻歌検索が可能です。起動させ、歌ってみることで、検索結果が表示されます。表示される結果は、曲の情報やYouTubeのURL、GooglePlayMusicのリンク、検索ボタンなどです。Googleアシスタントの使い方は下記動画を見ていると操作方法がよくわかります。
最新技術動向と今後の鼻歌検索の展望
鼻歌検索（メロディ認識検索）の最新技術動向と、今後の展望（未来像）について整理しました。
最新技術動向
- 機械学習／ニューラルネットワークの高度化
- Googleの「Hum to Search」は、ユーザーが歌った鼻歌（ハミング）をニューラルモデルで解析し、音程（ピッチ）やメロディの特徴を「数列」のような埋め込み（embedding）表現に変換してデータベースと照合しています。
- 学習時には、実際に人が歌った鼻歌データを使ってモデルを訓練。さらに、異なる歌い手や録音条件を想定して増強データも作って精度を高めています。
- Googleのアルゴリズムは、感度（confidence）をモデルに学習させており、「似ている曲が複数あるとき」や「あるメロディが難しいとき」の扱いを改善しています。
- 大規模データベースの拡張
- Googleは数十万曲以上のデータを持っており、鼻歌のメロディとオリジナル音源をマッチさせるデータセットを拡大中です。
- 多言語・多文化楽曲への対応も進められており、地域ごとのメロディやポピュラー音楽へのカバレッジ強化が重要視されています。
- AI作曲支援ツールとの統合
- 鼻歌を単なる検索クエリとしてではなく、創作の素材として使うAIサービスが出てきています。例えば、AI「Tunee」は、ユーザーの鼻歌（数秒）を元にプロ品質の曲（編曲済み／豊かな伴奏つき）を自動生成します。
- こうした技術により、メロディが出てきた瞬間を即座に曲として具現化できるようになり、「思い付いたフレーズをそのまま作品にする」流れが強まっています。
- 音楽信号処理・ソース分離技術
- 音声（鼻歌・歌声）と伴奏（バックトラック）を分離する技術（ボイス分離、source separation）も進んでおり、AIがメロディをより正確に抽出できるようになってきています。
- この技術を使えば、元の楽曲が楽器伴奏込みでも、メロディライン（歌・ハミング部分）をきれいに取り出してマッチングに使える可能性が高まります。
- 効率的な検索／類似度探索
- 最近の研究（例：2024年の論文）では、ResNetやMobileNetなどのモデルでハミング音からメロディ特徴を抽出し、高速に類似曲を検索する方法が報告されています。
- 検索アルゴリズムには、Facebook（Meta）製「Faiss」などの高速近傍検索ライブラリが活用されており、大規模な曲データでもリアルタイムに類似性を評価できるようになっています。
今後の展望（未来像）
- オフライン鼻歌検索（エッジAI）
- 今は多くの鼻歌検索がクラウド依存ですが、将来的にはスマホ上や車載機器、スマートスピーカーなどで端末内AI（エッジAI）による認識が進む可能性があります。
- これにより、通信が不安定な場所でも鼻歌検索が使えるようになり、プライバシー保護（音声をクラウドに送らない）という利点もあります。
- 創作支援としての強化
- 「メロディ → プロ曲」に変換するAIツール（例：Tunee）のようなサービスがさらに洗練され、誰でも簡単に楽曲制作ができる時代が来るでしょう。
- ユーザーは鼻歌でアイデアを出し、AIにスタイルや編曲を指示（ジャンル、楽器、テンポなど）して完成曲を作る、といった創作プロセスが一般化する可能性があります。
- 対話型・インタラクティブ検索
- 鼻歌検索時にAIが「この感じはロック？ポップ？」「歌詞の断片はある？」など対話形式で補足情報を聞いてくるようになり、精度を大きく上げるUXが生まれそうです。
- また、単に「この鼻歌に似た曲」を出すだけでなく、「このメロディが使われている曲」「このフレーズを元にアレンジされた曲」など、多様な視点の提示が可能になるかもしれません。
- 著作権・ライセンスの新しい形
- 鼻歌を元にAIが作曲する流れが普及すると、「その鼻歌から生まれたAI楽曲」の著作権はどうなるか、新たなルールやライセンス形態が必要になります。
- また、AIが既存曲と非常に似たメロディを生成した場合の著作権・権利処理の仕組み（類似性チェック、自動権利許諾など）が技術＋制度面で整備される可能性があります。
- 多文化・グローバル対応の強化
- メロディは言語に依存しない要素が強いため、世界中の様々な伝統音楽や地域のポピュラー音楽を網羅するデータベース構築が進むと予想されます。
- 多様な音楽ジャンル（伝統音楽、民族音楽、ローカルなインディーズ曲など）の鼻歌検索対応が進み、人々が「頭に浮かんだメロディ」をより自由に照合・発見できるようになります。
鼻歌検索に関するよくある質問（FAQ）
鼻歌検索に関するよくある質問（FAQ）をまとめました。SiriやGoogle、SoundHoundなど、一般的な鼻歌検索アプリでの疑問に対応しています。
1. 鼻歌検索は歌詞がわからなくても使えますか？
- はい。メロディだけでも検索可能です。
- 歌詞がある場合は少し口ずさむと認識精度が上がります。
2. どのくらい正確に歌う必要がありますか？
- 音程が多少ずれていても認識可能です。
- ただし、リズムやメロディの特徴をはっきり出すと精度が高まります。
- 目安として、30秒〜1分程度歌うと良いです。
3. 騒がしい場所でも検索できますか？
- 周囲の雑音やBGMがあると精度は下がります。
- できるだけ静かな場所で歌うと正確に認識されやすいです。
4. どのアプリが鼻歌検索に向いていますか？
- iPhone：Siri
- Googleスマホアプリ：Hum to Search
- SoundHound：ハミングや鼻歌に特化
- 歌っちゃお検索（Yamaha）：日本語曲に強い
5. 短すぎるメロディでも検索できますか？
- 10秒程度では情報が少なく、認識されにくいです。
- サビや特徴的なフレーズを歌うことが推奨されます。
6. 鼻歌検索できない場合の対処法は？
- 静かな場所で歌う
- マイクに近づく
- メロディの特徴的な部分を歌う
- 複数のアプリで試す
- 言語設定（SiriやGoogle）が曲に合っているか確認
7. 認識できる曲の範囲は？
- 有名曲やデータベースに登録されている曲が中心です。
- マイナー曲や古い曲は認識できない場合があります。
8. 複数候補が出た場合はどうすればいいですか？
- 候補を順番にプレビューして確認
- 歌詞やYouTube/Apple Musicなどのリンクで曲を確認すると便利です
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