オルゴール : 自鳴琴の特徴、価格、歴史について

Instrument

オルゴールは箱を開けると動き出すぜんまい仕掛けの自動演奏機器です。そのため、奏者は必要なく、自動で演奏される楽器です。中世ヨーロッパの時代に開発されたこの楽器はいまや誰もが知るほどの有名な楽器となりました。録音という技術がなかった時代にオルゴールは、唯一の自動演奏装置として職人たちの手により進歩を遂げ、愛用された楽器です。エジソンによる蓄音機の発明によってオルゴールは衰退していきました。

場所

ヨーロッパでこの楽器は生まれました。

価格について

価格は数万円から数十万円のものもあります。

オルゴールの歴史

1796年にスイスの時計職人アントワーヌ・ファーブルは懐中時計に複雑な音楽を鳴らす機能を組み込むため、小型の音楽再生機器を発明しました。これが最初のオルゴールだといわれています。ベルなどが使われていましたが、細い金属の歯を並べて使うことにより便利になっていきました。はじめは時計や印鑑、煙草入れなどに組み込まれていましたが、次第に音楽の再生機器として独立。1820年頃までには、箱に入ったオルゴールが出来ています。オルゴールは録音機器がない時代には簡単に音楽を楽しめる機械として重宝されました。主に貴族や富裕層に需要がありました。オルゴールは当初スイス人の職人のみが製造できる楽器でしたが、徐々にヨーロッパじゅうに普及し、他国の職人も生まれていきました。1885年にドイツのオルゴール職人パウロ・ロッホマンが、金属ディスクの突起を楽譜代わりにした、『ディスクオルゴール』の実用化に成功します。ディスク型はプレス機でディスクを量産できたので、取り扱える曲の数も大幅に増えました。曲が多く、音も大きいディスクオルゴールは大型化されていき、家庭のみならず店舗でも活用されるようになりました。しかし20世紀に蓄音機をはじめラジオ・映画・自動演奏楽器などの娯楽が発達し、どこでも音楽が楽しめる時代になっていきます。特に蓄音器の普及はすさまじく、ディスクオルゴールは時代の波に飲み込まれ、急速に衰退していきました。しかし20世紀後半になると、小型の安価なオルゴールが量産できるようになり、再び一般人の間で馴染みのある楽器となりました。

オルゴールの特徴

オルゴールはアルファ波を多量に発する為、川のせせらぎや森の中の鼓動など・・・自然の環境に浸る事ができます。オルゴールには3.75Hzの低周波から10万Hzを超える高周波まで存在していることが分かり、この幅広い周波数が脳の中枢部に直接作用し、血流を促進する。これにより自律神経が正常に機能するようになり、自然治癒力が高まって不調が改善されるということがわかっています。オルゴールは楽器とは言え自動演奏するものであり、奏者というものはいません。自動演奏してくれるため、だれでも音楽を楽しむことができます。オルゴールは現代になり、ヒーリング、アンビエント音楽などで重宝され、よく使われるようになりました。

オルゴールの種類

現在オルゴールの音色は木製のゼンマイを巻いて回転させることで音が出ます。アンティークで高級な印象を与えます。サービスで制作している大きな会社も多く優秀なメーカーやブランドが次々新しい商品の開発、生産をしていますので音質も改善してきています。プレゼントにもオルゴールはおすすめ。

Cylinder music box

シリンダーの表面に付けられたピンで櫛歯を弾いて演奏するものです。

Disc music box

円盤を使用して楽譜を記録したディスク型のものです。

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