ディスコミュージックとは?特徴や有名な曲などおすすめ音楽ジャンルの最新版を解説。ディスコ音楽とは1900年代の後半、70年代に世界で流行したダンスミュージックのジャンルです。ディスコの語源となったのは、バンドの生演奏ではなくDJがレコード演奏をおこなったことで、客がダンスを踊る娯楽場のことを指したディスコティークという言葉でした。このジャンルは後に栄華を極める、ハウスやテクノ、エレクトリカなどのジャンルの発祥の元になりました。
ディスコミュージックとは
ディスコミュージックはダンスミュージックの一つとして分類されています。クラブなどでDJが流す音楽に合わせて、踊る人たちの場所をディスコティークと呼ばれており、この言葉がディスコという言葉の元になっています。
四つ打ちのビートにファンキーなベースラインやパーカッションが絡むダンス・ミュージックで日常から解放されるミュージックとして、栄え、仕事に疲れた人たちの心を癒す音楽として大流行しました。特に1960年代以降にこの音楽は栄えており、世界中でディスコブームが起こったことは有名な話です。
1. 音楽的特徴
- 4つ打ちのビート:ドラムで「ドン・ドン・ドン・ドン」と刻む一定のリズム(キックドラムの4拍子)が基本。
- ベースラインの強調:ベースギターやシンセベースがリズムをリードし、ノリやすさを作る。
- ストリングスやホーンの使用:華やかな弦楽器や管楽器が曲に豪華さを加える。
- ヴォーカル:キャッチーで感情的な歌が多く、コーラスも華やか。
- テンポ:だいたい100〜130 BPM(踊りやすい速さ)。
2. 文化的特徴
- ディスコクラブ発祥:ニューヨークやフィラデルフィアのクラブで、特に黒人・ラテン系・ゲイコミュニティを中心に人気。
- ファッションやダンスと密接:ベルボトムやラメの衣装、派手な照明、そして「ハッピーフィート」と呼ばれる踊り方が特徴。
- ダンス重視:ラジオやレコードだけでなく、クラブで踊ることがメインの音楽。
3. 代表的アーティスト
- ビージーズ(Bee Gees)
- ドナ・サマー(Donna Summer)
- グロリア・ゲイナー(Gloria Gaynor)
- KC & The Sunshine Band
歴史
もともと、ディスコで流れていた音楽というのはソウルミュージックでした。しかし1960年代あたりからダンスミュージックが流れるようになります。アメリカではフィラデルフィア・ソウルがブームになってきた背景があり、流れる曲が変わっていきました。
1970年代になると、ディスコの曲がヒットチャートに多数出てくるようになったという背景があることから、ディスコソングが流れるようになり、これに合わせて踊る人たちが出てくるという文化が生まれたのです。1970年代は特にディスコブームと呼ばれるようになり、世界中に伝播しました。ビージーズやヴィレッジ・ピープル、ドナ・サマー、アラベスク、ジンギスカンなどのアーティストがディスコブームに貢献しました。
影響
ディスコは1970年代からしばらくの間、世界中でブームになったことから、ポップスやロックなどではディスコのテイストを取り入れたアーティストが大量に出てきました。これはディスコ自体が一大ブームであったことを証明しており、さらにヒットチャートにもディスコソングが多数出ていた背景があることから、当然の成り行きと言えました。
基本、スターのミュージシャンが次々と生み出して出てきており、ヒットソングが制作されアレンジされた曲も沢山誕生しています。世代によってはロックンロールより盛り上がりを見せています。
衰退
しかしこのディスコも長い間繁栄していた音楽でしたが、1990年代あたりから人気に陰りが見えてきました。これは電子音楽である、テクノやハウスなどの台頭が大きいですが、2000年代に入るとEDMなどのジャンルも生まれてきたことで、ディスコはもはやレガシージャンルとして認知されてしまいました。2000年代になると、ディスコでヒットチャートに出てくることはまずなくなっています。ディスコから発展したジャンルたちによってダンスミュージックの流行は変わっていったのです。
ディスコミュージックの歴史について詳細
ディスコミュージックの歴史をざっくり時系列で整理すると、以下のようになります。
1. 起源(1960年代後半〜1970年代初頭)
- ディスコのルーツはアメリカのクラブ文化。
特にニューヨークやフィラデルフィアで、黒人・ラテン系・ゲイコミュニティが中心に踊るための音楽として生まれました。 - ソウル、ファンク、ラテン音楽、モータウンなどの影響を受けている。
- 初期のディスコでは、クラブ向けの長尺の曲が多く、DJがつなぎながら踊らせるための音楽だった。
2. 黄金期(1974〜1979年)
- ディスコが商業的に大ヒットし、世界中に広まった時期。
- 映画『サタデー・ナイト・フィーバー』(1977年)が象徴的。ジョン・トラボルタ主演のこの映画でディスコ文化が世界に紹介され、大ブームに。
- この頃の代表的アーティスト:
- ビージーズ(Bee Gees)
- ドナ・サマー(Donna Summer)
- グロリア・ゲイナー(Gloria Gaynor)
- KC & The Sunshine Band
- 音楽の特徴:
- 4つ打ちのリズム
- 華やかなストリングスやホーン
- キャッチーなヴォーカル
3. 衰退期(1980年代初頭)
- ディスコブームの反動として「Disco Sucks(ディスコはもう嫌だ)」運動が起こる。
- ロックファンや一部メディアがディスコを批判。
- 商業ディスコは急速に縮小し、ラジオでも放送が減少。
4. 影響と再評価(1980年代以降〜現代)
- ディスコの要素はハウス、テクノ、ポップス、ダンスミュージックに継承された。
- 1980年代以降もリバイバルブームがあり、現代のEDMやクラブ音楽の原型とされる。
- 2020年代では、ディスコ風サウンドを取り入れたポップスが再び人気に。

有名アーティスト
ヒットしたサウンドを紹介します。ファンクやソウルなど始めて他の影響もうけており、彼らのスタイルは当時の黒人の文化にも浸透しました。シングルやアルバムが70年代から80年代の時代の初頭に次々誕生し、ナイトクラブやスタジオでリズムがファンにとても受けました。ニューヨーク中心でしたがチャートはやがて全米や世界に広がります。ヒット曲が増えて当時の大きなカルチャーの象徴となったのです。その後はリミックスなども生まれ、1980年代以降はシンセサイザーでポップな楽曲も増えました。
Kylie Minogue
オーストラリア生まれのシンガーです。もともとは女優でしたが、シンガーとしてもデビューしています。音楽作品の総売上枚数は8000万枚以上で、1900年代後半の世界を代表するシンガーの一人と言えます。
Chaka Khan
アメリカのイリノイ州出身のシンガーです。R&Bに分類される歌手ですが、ディスコサウンドもとても多く、ディスコブームに貢献したアーティストの一人とされています。ジャズに影響を受けたソウルフルな歌唱で人気になりました。
Village People
アメリカの男性6人グループです。Y.M.C.Aがとても有名な作品です。1985年に一旦解散するも1987年に再結成され、メンバーチェンジが何度も起こっていますが、アメリカの音楽業界で大活躍していたディスコ音楽のグループです。
ディスコミュージックの音楽的特徴
ディスコミュージックの音楽的特徴を整理すると、踊りやすさと華やかさを重視した構造になっています。細かく見ると以下のポイントがあります。
1. リズム・ビート
- 4つ打ちのビート(Four-on-the-floor)
- バスドラム(キック)が1拍ごとに刻む、一定で安定したリズム。
- 踊りやすく、クラブでのノリを作る基本。
- ハイハットやスネア
- ハイハットは16分音符や8分音符で細かく刻み、スネアは2拍目・4拍目に置かれることが多い。
- グルーヴ感のあるベースライン
- エレキベースやシンセベースがリズムを引っ張り、踊り心を刺激。
2. メロディ・ハーモニー
- キャッチーでシンプルなメロディ
- 覚えやすく、歌いやすいフックが多い。
- ストリングス・ホーンのアレンジ
- 弦楽器や管楽器で豪華さ・華やかさを演出。
- コード進行
- シンプルながら明るく、盛り上がる雰囲気を作ることが多い。
3. 歌唱・ボーカル
- 感情的・パワフルな歌唱
- 喜びや恋愛などのテーマが中心。
- コーラスやバックボーカルの多用
- 曲全体に厚みと一体感を与える。
4. テンポ
- 100〜130 BPMが中心
- 踊るのに最適な速さ。ゆっくりすぎず、速すぎないリズム。
5. その他の特徴
- 長尺のダンス用構造
- クラブで踊ることを想定し、イントロやアウトロを長めに作る曲も多い。
- シンセサイザーの使用
- 1970年代後半から電子音も取り入れ、未来的なサウンドを演出。

ディスコミュージックの影響と文化
ディスコミュージックは単なる音楽ジャンルにとどまらず、1970年代を中心に社会や文化にも大きな影響を与えました。整理すると以下のようになります。
1. 社会・文化への影響
a. クラブ文化の拡大
- ディスコクラブは、黒人・ラテン系・ゲイコミュニティなどのマイノリティの社交場として発展。
- 「踊るための音楽」という性格から、DJやダンスフロアの文化が生まれ、現代のクラブ文化の原型となった。
b. ファッション
- ディスコの衣装は派手で個性的。
- ベルボトム(裾広がりのズボン)
- ラメやスパンコールの衣装
- 光るアクセサリーやプラットフォームシューズ
- 音楽とダンスに合わせて、視覚的にも華やかさを演出する文化が定着。
c. 性的・社会的自由の象徴
- ディスコは、性別や人種に関係なく楽しめる場所として、多様性や自由の象徴となった。
- 特にLGBTQ+コミュニティにとって、社会的に受け入れられない状況下で自由に自己表現できる場だった。
2. 音楽・芸術への影響
a. ポップ・ダンス音楽への影響
- ディスコのリズムやベースラインは、ハウス、テクノ、EDM、ポップスに受け継がれている。
- 1980年代以降のダンスミュージックは、ディスコの「踊りやすさ」と「キャッチーなメロディ」が基本形になった。
b. 映画・メディアへの影響
- 映画『サタデー・ナイト・フィーバー』(1977年)でディスコ文化が世界的に広まる。
- TVやCMでもディスコ音楽やファッションが取り入れられ、ブームを加速。
c. リバイバル・現代への影響
- 2000年代以降、ディスコ風のサウンドを取り入れたポップスが人気。
- 例:デュア・リパやシーアの楽曲など。
- 「ディスコの華やかさ×現代の電子音楽」という形で再評価されている。
現代におけるディスコミュージックの復活
現代におけるディスコミュージックの復活(リバイバル)は、2000年代以降、特にポップスやダンスミュージックで顕著になっています。ポイントごとに整理すると以下の通りです。
1. サウンド面での復活
- ディスコのリズムとベースラインの再利用
- 4つ打ちの安定したビートやグルーヴ感のあるベースラインは、現代のEDMやポップダンス曲に取り入れられている。
- ストリングス・ホーン風アレンジの再現
- ディスコ特有の華やかなオーケストレーションを、シンセやサンプルで現代風にアレンジ。
- キャッチーなメロディとコーラス
- 70年代ディスコの「覚えやすく盛り上がる」歌唱スタイルが復活。
例: デュア・リパ、シーア、カイリー・ミノーグなどの楽曲にディスコ風のサウンドが使われている。
2. ファッション・カルチャーの復活
- 70年代ディスコ風の衣装・ヘアスタイルが再評価
- ラメやスパンコール、ベルボトム、プラットフォームシューズなどがファッションとして登場。
- クラブ・フェス文化での再現
- レトロディスコパーティやテーマイベントで、当時の衣装や照明を再現する動き。
3. デジタル時代との融合
- SNSやストリーミングで拡散
- TikTokやYouTubeでディスコ風リズムの楽曲がバズる。
- サンプリング・リミックス
- 古典ディスコ曲のリミックスやサンプリングによって、若い世代にも馴染みやすく再生産される。
4. 影響ジャンルの拡大
- ハウス、EDM、シティポップ、K-POPなど、さまざまなジャンルでディスコの要素が融合。
- 「レトロ×現代のダンスミュージック」というトレンドが確立。
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