ドラムという楽器は基礎練習方法が難しいです。初心者は毎日の練習時間はどれくらい必要？。両手、両足がそれぞれ違う動きをするため、初心者にとってはとても混乱する楽器と言えます。しかし現在ではYoutubeなどでもドラムの学び方動画などがたくさんあることから、昔に比べると独学でも上達できる可能性は十分あります。
ドラムの練習時間の重要性
ドラムの上達において 練習時間はとても重要 ですが、何か単純に「長ければ良い」というわけでもありません。ポイントは “質 × 継続” です。以下に、練習時間の重要性を分かりやすく整理します。同じようにドラムをやりたい人は思った以上に簡単であることを知りましょう。
■ 1. 身体動作を「自動化」するため
ドラムは腕・脚・姿勢・握り・タイミングなど、
人間の身体的な動作の組み合わせで成り立っています。
- 練習を重ねる → 脳→手足の反応が速くなる
- 「考えて叩く」→「無意識でできる」に変わる
- リズムの安定・スピード・正確性が向上
反復＝筋肉の記憶（muscle memory）の形成
これは練習時間なしには得られません。
■ 2. リズム感は“時間”で磨かれる
リズム感は才能ではなく、
メトロノームでどれだけ時間をかけて鍛えたかで変わります。
- 1日10分でも毎日続ければ「安定したタイム感」が身につく
- 長い休みでリズムがブレることもよくある
継続だけがリズムの安定を作ると言われるのはこのためです。
■ 3. 体力と集中力の耐久性を養える
ドラムは意外と運動量が多い楽器です。
練習によって…
- 持久力
- スタミナ
- 心拍の安定
- フォームの安定
これらが伸び、ライブでも“疲れずに安定して叩ける”ようになります。
🕒 どれくらい練習すると良いのか？
■ 初心者
- 1日15〜30分でOK
- 毎日叩くことが最優先
- 素振り・パッドだけでも十分効果あり
■ 中級者
- 1日30〜60分が理想
- メトロノームや課題曲を組み合わせると伸びやすい
■ 上級者・プロ志望
- 1〜3時間以上が一般的
- ただし「集中できる範囲で短時間×複数セット」が効率的
🚫 練習時間でやりがちな落とし穴
❌ とにかく長く叩けばいいと思う
→ 目的のない練習は効果が激減。
❌ 疲れた状態で続ける
→ フォームが崩れて逆に悪いクセがつく。
❌ 1日5時間やったのに翌週はゼロ
→ これは“運動”としてはゼロに近い。
✔️ 本当に重要なのは“分散練習”
科学的にも、
短時間 × 高頻度の練習が最も上達すると証明されています。
例：
- 1日20分 × 6日 = 120分
- 週1回120分より効果が高い
理由：
脳と筋肉が“少しずつ”覚えることで、
スキルが定着しやすいからです。
初心者のための練習時間の目安
初心者がムリなく上達するための練習時間の目安を、科学的な学習効果とドラム特有の習得プロセスに基づいてまとめます。
✅ 1回15〜30分 × 週4〜6回
→ これが最も効果の出やすいペースです。
理由：
- 集中力が持続しやすい
- 筋肉の記憶（muscle memory）が定着しやすい
- 無理なく習慣化できる
- 身体のフォームが崩れにくい
短くても「毎回目的を持って叩く」ことで、
週合計1〜2時間でも確実に成長します。
🔰 練習時間を増やすより「分散練習」が重要
初心者は長時間叩くと
- 力が入りすぎてしまう
- 悪いクセがつく
- 手首や腕が疲れてフォームが崩れる
という問題が起きがちです。
そのため、
👉 30分以上になる場合は「10〜15分 × 2セット」に分ける
方が良いです。
📅 習慣化しやすいスケジュール例（初心者）
■ 週4回（理想）
- 月：20分（スティックコントロール）
- 火：休み
- 水：20分（8ビート練習）
- 金：20分（フィル・手足の連動）
- 土：30分（曲に合わせて練習）
→ 合計90分
■ 週3回（最低ライン）
- 1回20〜30分
→ 合計60〜90分でも十分上達可能
🎯 1回の練習の理想的な構成（合計20分）
- ウォームアップ 3分
スティックの握り・RLRLの基本練習 - 基礎練習 10分
8ビート、メトロノームに合わせる - フィル練習 5分
4拍目に簡単なフィルを入れる - 曲に合わせる 2分
遊びの時間でモチベ維持
※短時間でも目的がハッキリしていると伸びが早い！
中級者の練習時間と内容
中級者は「基礎を維持しながら、表現力と安定感を伸ばす」ことが重要です。
初心者とは違い、量より質＋具体的な課題設定が上達のカギになります。
以下に、中級者向けの練習時間の目安とおすすめメニューを体系的にまとめます。
✅ 1日30〜60分 × 週5回以上
→ 最も効率よく上達するペース
理由：
- テンポの安定や手足の独立など、中級者はある程度の反復量が必要
- 60分を超えると集中が切れやすい
- 筋肉の記憶を維持するには 高頻度が必須
■ 最低ライン
週3回 × 30分
→ 維持はできるが、成長はゆっくり
🧩 中級者の練習内容の割合
理想的なのは次のバランス：
- 基礎（25%） … ルーディメンツ、手足の独立
- グルーヴ（35%） … 8・16ビート、シャッフル、ゴーストノート
- フィル（20%） … パターン展開、コンビネーション
- 曲合わせ（20%） … 実戦的な応用
たとえば60分で練習するなら：
- 基礎：15分
- グルーヴ：20分
- フィル：10〜15分
- 曲合わせ：10〜15分
🎯 中級者が行うべき練習内容（詳細）
■ 1. 基礎（ハンド・フットの強化）
- パラディドルのテンポUP
- フラム系の安定化
- ダブルストロークを“音を揃えて”叩く
- 足の16分練習（ツーベースやハイハット連動）
中級者は基礎の質がそのまま演奏に反映されるため、必ず入れるべき時間。
■ 2. グルーヴ（中級者の中心課題）
- ゴーストノートの強弱付きトレーニング
- ハイハットのオープン/クローズの表現
- シャッフル（ハーフタイム含む）
- スウィングの裏拍を感じる練習
- ファンク系の16ビート
※タイム感を鍛えるため、メトロノームは2拍目と4拍目だけ鳴らす練習が特に効果的。
■ 3. フィルイン
- 3連フィル → 16分フィル → 32分フィルへ発展
- 手足コンビネーション（例：R L K など）
- パターンを“100のバリエーション”に変える発想トレーニング
- フレーズを4小節単位で流れで叩く
中級者は「パターンの引き出し」を増やす段階。
■ 4. 曲に合わせる（実戦）
- ジャンル別に曲を叩く（ロック・ポップ・ファンク）
- 曲中のフィルを正確にコピー
- クリックと曲を同時に流して練習（上級者も必ずやる方法）
※表現力と安定した演奏力が身につく一番の近道。
上級者およびプロの練習時間
上級者・プロのドラム練習は、単に長時間叩くだけでなく、
「身体・リズム感・表現力・曲理解・応用力」のすべてを磨くために緻密に計画されています。
ここでは、練習時間と内容を詳しく整理します。
🥁 上級者・プロの練習時間の目安
■ 1. 時間の目安
- 1日1〜3時間が基本（分割して練習するのが理想）
- 長い場合は 4〜5時間 になることもある
- 練習は 短時間集中 × セット が基本
■ セット例
- 60分×2回（午前・午後）
- 30分×4回（ウォームアップ、ルーディメンツ、グルーヴ、曲合わせ）
■ 2. 練習の比率（上級者向け）
| 項目 | 割合 | 内容 |
|---|---|---|
| 基礎（ルーディメンツ・テクニック） | 20〜25% | パラディドル、ダブルストローク、フラムなど |
| リズム・グルーヴ | 30〜35% | スウィング、シャッフル、16ビート、ゴーストノート |
| フィル・ソロ | 15〜20% | 変拍子・コンビネーション・アドリブ |
| 曲練（実戦・コピー） | 25〜30% | バンド練習・録音・ライブ用 |
※プロはグルーヴと曲合わせの比重が高め。基礎は毎日必ず行うが短時間でも効率重視。
🧩 上級者・プロの練習内容
1. 基礎テクニック
- パッドでの指・手首・腕の微調整
- ルーディメンツ高速化・音色の均一化
- 足の独立練習（バスドラム・ハイハット）
- 左右対称・フォーム安定の意識
2. リズム・グルーヴ
- クリックや録音に合わせて精密に叩く
- タイムキープと“空間のリズム感”を体に刻む
- ジャンル別のグルーヴ習熟（ファンク、ジャズ、ラテン、ロック）
- 変拍子（5/4、7/8など）の安定化
3. フィル・ソロ
- 高速フレーズ・変則パターンの練習
- 曲中での自然なフィル挿入
- アドリブ・ソロパートの即興力
4. 曲・バンド練習
- コピーだけでなく、自分の解釈で演奏
- ライブシミュレーション（テンポ変化・ダイナミクス対応）
- 録音やメトロノームを使って正確性をチェック
🕒 練習のポイント
- 分割練習が必須
→ 1セット長時間より、30〜60分で集中して数セットの方が効果的 - ウォームアップとクールダウン
→ 手首や肩のケアで怪我防止 - 録音や動画でチェック
→ 自分のリズム・音量・ニュアンスの確認 - 課題設定
→ 毎回「今日はここを伸ばす」と決めることで、効率的に上達
質の高い練習のためのポイント
ドラムに限らず、上達の鍵は 量より質 です。
ここでは「質の高い練習」を行うための具体的ポイントを整理します。初心者〜プロまで応用できる内容です。
1. 目的を明確にする
- 練習前に「今日の課題」を決める
例：- 「パラディドルの均一な音を出す」
- 「16分のゴーストノートを安定させる」
- 「曲のサビでフィルを自然に入れる」
- 目的がないと、ただ叩くだけになり成長が遅い
2. 集中力の維持
- 長時間ダラダラ叩くより、短時間×集中の方が効果的
- 例：
- 20〜30分集中 → 休憩 → 20〜30分集中
- スマホやテレビを消して、メトロノームを必ず使用する
3. 分割練習（スプリットトレーニング）
- 一度に全てやろうとせず、練習をテーマ別に分ける
- パッドで基礎10分
- グルーヴ20分
- フィル15分
- 曲合わせ15分
- 「少しずつ確実に身につける」方が上達は早い
4. メトロノームの活用
- 正確なタイム感を養うためには必須
- 初心者：
- 1拍ごとに合わせて8ビート
- 中級者：
- 2拍目と4拍目だけのクリックに合わせる
- 上級者：
- 小節の裏拍や変拍子に合わせて練習
- スピードだけでなく、音量やニュアンスも意識
5. 録音・録画で確認
- 自分の演奏を録音すると、手元の動きやタイム感、強弱のバランスを客観的に確認できる
- 誤魔化しが効かないため、改善点が明確になる
- 上級者も毎日録音して微調整している
楽器を初めて習うにはどうしたらよい？
そもそも楽器の使い方すらわからない初心者の方もいるでしょう。そんなときは音楽教室がおすすめです。音楽教室出は未経験の初心者でも教えてくれますのでかなり充実しています。以下がその一覧なので検討してみましょう。
| 椿音楽教室 | マンツーマン指導【椿音楽教室】 |
| シアーミュージック | 発声・滑舌矯正で好印象な話し方に！ |
| NAYUTAS(ナユタス) | 「ナユタス」東証一部上場グループが運営するボイトレスクール |
| ボーカルレッスンミュウ | 声が生まれ変わる経験してみませんか？あなたの本当の声を引き出す【ボーカルレッスンMyU】 |
| アバロンミュージックスクール | 「音楽プロデューサー」が設立【アバロンミュージックスクール】無料レッスン申込募集 |
| 音楽教室グッドアピール | ギター１本でかっこよく弾ける！はじめての「ソロギター講座」 |
| ホーリーボイストレーニング | 新日本ボイストレーニング協会会長によるレッスン【ホーリーボイストレーニング】 |
| Beeミュージックスクール | Beeミュージックスクールの【ギタースクール】無料レッスン体験募集 |
| ジデンミュージックスクール | 3回で1曲作れちゃう♪体験レッスン受付中♪ |
| BRUSH VOICE（ブラッシュボイス） | 充実の１時間、高品質のマンツーマンボイストレーニングならブラッシュボイス |
| シークミュージックスクール | シークミュージックスクール |
| IPC VOICE STUDIO | IPC VOICE STUDIO｜ボイトレスクール |
| THE POCKET | THE POCKET |
| 3FAITHS MUSIC PRODUCTION SCHOOL | 3FAITH MUSIC PRODUCTION SCHOOL｜DTMスクール入学 |
| ZIGZAG MUSIC SCHOOL | ミュージカルレッスンなら【ZIGZAG MUSIC SCHOOL】 |
| DECO MUSIC SCHOOL | キッズボイトレなら【DECO MUSIC SCHOOL】 |
楽器はどこで買えばよいのか？
楽器はどこで買えばよいのか？それも気になるでしょう。オンラインショップでは格安で楽器を販売しております。以下のリンクから公式サイトにアクセスをしてみて覗いてみましょう。
| イケベ楽器 | 【イケベ楽器店オンラインストア】 |
| Rock oN Company | プロフェッショナルな音楽制作＆レコーディング機材専門店 Rock oN Line eStore |
| 石橋楽器 | イシバシで売れつづけているRolandのエレドラ |
コメント