二胡 : 民族楽器の特徴、価格、歴史について

Instrument

二胡は中国に伝わる擦弦楽器です。二本の弓がありどんな音なのか?中国の多くの文献によると、二胡は千年の歴史があると言われています。「二胡」はもともと中国の楽器ではないのです。16世紀シルクロードを通して中国に伝わったとされています。マイナーな楽器とされていることから歌謡曲で使われることは稀です。中国のポップスでは使われることがありますが、他国ではあまり見ません。テレビや映画などのBGMで使われることがあります。

場所

erhuは中国でこの楽器は生まれました。木の振動で哀愁の漂う音色を出せます。初めての方にも練習をおすすめします、最近、西洋音楽の曲やイベントでも使われており一般的にも知られています。

価格について

価格は5万円前後から、高いもので30万円以上のものもあります。二胡(高胡)は、木材の密度が高いので、紫檀、特有の音色が出せます。また堅木の一種である黒檀は、 二胡製作においても高級木材として重宝されています。紅木の二胡もあります。この楽器は教室で体験も可能。改良されており、木材の材質が良ければよいほど値段は上がります。この楽器は世界でも伝統の奏法で大きく急速して普及しています。新しい個人の講師も多く生まれています。

二胡の歴史

「胡」という文字は、中国では「北方の異民族」または「西方の異民族」を指す言葉です。16世紀シルクロードを通して西域、中央アジアの各民族が中国中原地方に入り、中原の漢民族は異民族を総称して胡人と呼んでいました。この胡人の持っていた擦弦楽器を「胡琴」と呼んだのです。このような背景があるため、現在でも「二胡」の事を「胡琴」と呼ぶ中国人がたくさんいます。明・清の時代になると「胡琴」は芝居、劇、曲芸、影絵、歌など、大衆芸能の伴奏として欠かせない楽器として活躍し始めました。需要が増すにつれ「馬尾胡琴」と呼ばれた「胡琴」は時代に合わせて進化しました。胴に貼る皮が、羊の皮から蛇の皮に変わり、牛の筋や羊の腸を使っていた弦もシルク弦に変化し、現在の形へと変わってきたのです。

二胡の特徴

二胡の特徴は2本の弦の間に弓を挟んで演奏すること、また指板がないことです。指板がないことでヴァイオリンより微妙で深いビブラートを掛けることができます。棹の根元には六角形や八角形の共鳴胴があります。共鳴胴にはニシキヘビの皮が張ってあります。

二胡の種類

Gaohu

広東音楽特有の明るく乾いた音色を持ち、両膝に挟んで演奏することの多い楽器です。

Erquanqin

外観は二胡とほぼ同じですが、二泉琴の方が少し大ぶりで、低音域が二胡より広く、低音はチェロのような男性的であたたかみのある音色がでます。

Banhu

椰の実でできた胴部に桐の板が張られていて、中国北部の音楽によく使われます。

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