Ovationはアメリカのギターメーカーです。アコースティックギターを製造しているメーカーで世界的に認知されている会社です。Ovationは航空会社カーマン・コーポレーションの子会社として1966年に発足、航空機で培ったテクノロジーをギターに転用するという大胆かつ画期的な発想で斬新な設計のギターを発表しました。Ovationはいまや世界的に認知されているギターメーカーで多くのプレイヤーに支持されています。
起源と歴史
アメリカでこの楽器は生まれました。最新の更新された情報では機種はエレアコ、アコースティックベースなども登場しています。もちろんチューナー、アンプやエフェクターなどのセットも販売されており、ネットショップのページでピックアップされることも多いです。fender、yamaha、martinやgibsonにも劣らないバランスや特性を持っております。他よりも非常に演奏がしやすいと評判です。
🎸 起源:航空技術から生まれたギター
オベーションは、単なる楽器ブランドとしてではなく、航空機の技術を応用した革新的ギターとして誕生しました。
✈ 創業者:チャールズ・カマン(Charles H. Kaman)
- 1919年、アメリカ・コネチカット州生まれ。
- 本職は航空技術者であり、**カマン・エアクラフト社(Kaman Aircraft Corporation)**の創業者。
- ヘリコプターのローターや複合素材(ファイバーグラスなど)の研究で成功を収めた技術者でもありました。
🎶 ギターへの情熱
カマンは仕事の傍らギター演奏を趣味としており、ある日こう考えました:
「航空機の素材と音響工学を融合すれば、もっと安定して響くギターが作れるのでは?」
この発想から、航空技術者たちと共に**楽器製作部門(Kaman Music Corporation)**を設立。
1960年代半ば、ギター製作の研究が始まります。
🪶 1960年代:Ovation Guitar Company の誕生
- 1966年:コネチカット州ニュー・ハートフォードで正式にOvation Guitar Company設立。
- 航空素材「Lyrachord(リラコード)」を使ったラウンドバック構造を開発。
🔧 技術的革新
従来の木製ギターとは全く異なる構造を採用:
| 特徴 | 内容 |
|---|---|
| ボディ素材 | ガラス繊維強化プラスチック「リラコード」製の“お椀型ボディ” |
| 目的 | 木材の変形を防ぎ、音の投射性を高め、ハウリングを抑制 |
| 結果 | 非常にクリアで均一なサウンド、耐久性・安定性が向上 |
この「ラウンドバック(Roundback)」がオベーション最大の特徴であり、以降のすべてのモデルの基本構造となりました。
🎤 1970年代:エレアコ時代の幕開け
1970年代、オベーションは世界初の**実用的なエレクトリック・アコースティックギター(エレアコ)**を開発。
⚙ 世界初の内蔵ピックアップ・プリアンプ
- ステージ演奏時にアコギの音をそのまま増幅できる仕組みを搭載。
- ハウリングが少なく、安定した出力が得られるとミュージシャンたちから絶賛。
🌍 有名アーティストの使用
- グレン・キャンベル(Glen Campbell)
→ 彼のテレビ番組でオベーションを使用したことが、世界的なブレイクのきっかけ。 - その後、ポール・マッカートニー、ボストン、ハート、アリス・クーパーなど多数のアーティストが愛用。
オベーションはここで「ライブ用エレアコ=Ovation」というブランドイメージを確立しました。
💎 1980〜1990年代:多様化と高級路線
この時期、オベーションはラインナップを拡大し、さまざまなモデルが登場します。
- Adamas(アダマス)シリーズ(1976年登場)
→ トップにカーボングラファイトを使用し、より軽量かつ強度・音響性能を高めた高級モデル。 - Celebrityシリーズ
→ より手頃な価格でオベーションの音を楽しめる入門〜中級モデル。 - Elite / Legendシリーズ
→ ステージ用プロ仕様として人気を獲得。
🏢 2000年代以降:一時低迷と復活
- 2008年、オベーションはFender社傘下のKMC Musicの管理下に入り、アメリカ工場の閉鎖などで一時的にブランドが低迷。
- しかし、2014年以降、ドイツのDW Drum社(Drum Workshop, Inc.)が買収し復活。
- 再びアメリカ製の高級モデル(Ovation USAシリーズ)が生産されるようになりました。
開発会社
Ovation Guitar Company
創業者
Charles Kaman 1919年6月15日– 2011年1月31日
Charles Kamanは回転翼飛行での仕事で知られるアメリカの航空エンジニア、ビジネスマン、発明家です。1919年に生まれ、彼は後にカトリック大学に通い、1940年に工学の学位を取得しました。1945年に、Kamanは彼自身の設計を追求するために彼自身の航空機会社、Kaman航空機を創業。1947年1月、K-125ヘリコプターが最初に飛行しました。ギターの愛好家でも知られるKamanは1966年にOvation Instrumentsを設立しました。 同社はOvation Guitar Companyになり、航空宇宙複合材料を使用してアコースティックギターを開発しました。Kamanは老後はアルツハイマー病に苦しみ、2011年1月31日にコネチカット州ブルームフィールドで91歳で亡くなりました。
特徴と構造、サイズ
オベーション(Ovation)の特徴・構造・サイズ展開は、他のアコースティックギターとは明確に異なります。特に「航空技術から生まれた構造設計」「ラウンドバック」「多様なボディ厚」がポイントです。以下で詳しく説明します。
🎸 オベーションの主な特徴
オベーションは「近未来的なアコギ」とも呼ばれるほど、構造・素材・音響設計が独自です。
| 項目 | 特徴 | 解説 |
|---|---|---|
| 🎧 ラウンドバック構造(Roundback) | 背面が丸く、お椀状の独特な形状 | 反射効率を高め、音を前方に集中的に投射。木製ギターよりハウリングが少ない。 |
| 🧱 リラコード(Lyrachord)素材 | 航空機素材のグラスファイバー強化プラスチック | 木材より軽く、湿度変化に強い。割れや反りがほぼ起きない。 |
| 🔊 マルチサウンドホール(リーフホール) | 中央ではなくボディ上部に複数の穴(葉型) | サウンドのバランスを最適化し、見た目も個性的。 |
| ⚙ 内蔵プリアンプ/ピックアップ | 初期から標準搭載 | ステージ向けに設計。自然なアコースティックサウンドをアンプ出力できる。 |
| 🎶 安定したチューニング | ネック強度が高く、ボディ変形が少ない | ライブ演奏でも安定性抜群。 |
| 🎨 デザイン性 | 木目・カラー・装飾が多彩 | 特に「エリート」「アダマス」シリーズでは芸術的なトップデザインも多い。 |
🪵 構造の詳細(ボディ構成)
🔹 トップ(表板)
- 主に**スプルース(Spruce)材が使用され、上位機種ではフィギュアドコア(Koa)やカーボングラファイト(Adamasシリーズ)**なども採用。
- 音の明るさや立ち上がりの速さを担う重要部分。
🔹 サイド&バック(側・裏板)
- リラコード(Lyrachord)製の一体成形ラウンドバック。
- グラスファイバー+樹脂素材。
- 軽量で頑丈、音の反射効率が高い。
- 木製ボディに比べて環境変化(湿度・温度)に強く、耐久性が高い。
- “お椀型(ボウル型)”形状により、音が内部で無駄なく反射し、前方向へ集中して放射される。
🔹 ネック
- 一般的にマホガニーやメイプルを使用。
- ボルトジョイント構造が多く、ネックの調整・交換が比較的容易。
- オベーション独自の「ネックトラス構造」により、反りに強い。
🔹 指板
- ローズウッドまたはエボニー製。
- 上位機種ではアバロン貝などのインレイ装飾を採用。
🔹 電装系(プリアンプ・ピックアップ)
- 多くのモデルにOvation OP-4、OP-24、OP-Proなどのプリアンプを内蔵。
- 音量、トーン、EQ(3バンド)などをギター本体で直接コントロール可能。
- ピックアップはOvation独自のパイエゾタイプ(サドル下内蔵)。
- 一部モデルではXLR出力を搭載し、プロ用PA機器への接続にも対応。
📏 サイズとボディ厚(Depth)
オベーションのもう一つの特徴が、ボディの厚み(Depth)バリエーションです。
演奏スタイルや音の響きに応じて3〜4種類の深さが存在します。
| 種類 | 特徴 | 音の傾向 | 用途・おすすめ |
|---|---|---|---|
| Super Shallow Bowl(スーパ―シャロー) | 最も薄型。抱えやすく軽量。 | 生音はやや控えめだが、アンプ出力時は明瞭。 | ステージ演奏・ライブ重視。 |
| Mid Depth Bowl(ミッドデプス) | 中厚タイプ。バランス型。 | 音量・低音ともに程よく、万能。 | オールラウンドに使える定番仕様。 |
| Deep Bowl(ディープボウル) | 最も厚みがある。伝統的なラウンド感。 | 音量が大きく、低音が豊かで深みがある。 | 生音演奏・レコーディング向き。 |
| Contour Bowl(コンツァーボウル) | 背面が人間工学的に設計された湾曲型。 | 音の豊かさ+抱えやすさを両立。 | 高級モデル・長時間演奏向け。 |
🪕 音の特徴まとめ
| 特性 | 内容 |
|---|---|
| 音の方向性 | 前方へ集中して放射されるクリアなサウンド。 |
| 低音 | シャローではやや控えめ、ディープでは豊か。 |
| 高音 | 明瞭で抜けがよい。ピック弾きでも粒立ちがはっきり。 |
| サスティン | 均一で長く伸びる傾向。 |
| アンプ出力時 | ハウリングに強く、ラインサウンドが極めて安定。 |
種類について詳細
び歴史的に主要だったシリーズを「タイプ別・特徴付き」でわかりやすく整理して紹介します。
🎸 オベーションの主な種類(シリーズ構成)
オベーションのラインナップは大きく分けて以下の4系統です:
| 系統 | 概要 | 主な価格帯 |
|---|---|---|
| 1. USAシリーズ(本国製) | オリジナルの高級モデル群 | 約30万円〜80万円以上 |
| 2. Adamas(アダマス)シリーズ | カーボントップ採用の最高級モデル | 約40万円〜100万円以上 |
| 3. Elite / Legendシリーズ | 中〜上級者向けのスタンダードモデル | 約15万〜30万円前後 |
| 4. Celebrityシリーズ | コストパフォーマンス重視の海外生産モデル(韓国・中国など) | 約5万〜12万円前後 |
🪶 1. USAシリーズ(アメリカ製オリジナルライン)
🔹 特徴
- コネチカット州ニュー・ハートフォード工場で製造。
- 最も伝統的で品質が高いオベーション。
- 木材選定・加工・組み込み精度すべてが高水準。
- プロアーティストやスタジオミュージシャンが主に使用。
🔹 主なモデル
| モデル名 | 特徴 |
|---|---|
| Balladeer(バラディアー) | 1966年の初代オベーション。明るく伸びのある音。今も基本モデルとして存在。 |
| Legend(レジェンド) | 高級スプルーストップ、上質な装飾と滑らかなサウンド。 |
| Elite(エリート) | 複数サウンドホール+豪華デザイン。中域の抜けが良い。 |
| Custom Legend / Custom Elite | 最高グレードの木材とアバロン装飾を使用。プロ仕様。 |
| Standard Elite TX | ブラックマット仕上げのステージ特化型。 |
💎 2. Adamas(アダマス)シリーズ(最高級ライン)
🔹 特徴
- 1976年に登場した、オベーションのフラッグシップシリーズ。
- トップ材にグラファイト(カーボンファイバー)複合素材を使用。
- 木製ギターでは不可能な剛性と軽さを実現。
- サウンドホールは中央ではなく、リーフ(葉)型ホールを複数配置。
- 非常に豊かなサスティンとレスポンスの速いトーンが特徴。
🔹 主なモデル
| モデル名 | 特徴 |
|---|---|
| Adamas I(#1687など) | カーボントップ+ディープボウル。伝統的な最高峰モデル。 |
| Adamas II(#1681など) | より軽量化・コスト調整された仕様。 |
| Adamas CVT(Carbon Veil Technology) | カーボン繊維層を改良。明るいトーンと耐久性の両立。 |
| Adamas SMT(Sandwich Material Top) | カーボン+木材のサンド構造。柔らかい音質傾向。 |
| Adamas Melissa Etheridge Signature | 有名アーティストのシグネチャーモデル。 |
🎧 音の特徴:
他シリーズよりもレスポンスが速く、ハーモニクスが豊か。アンプ出力時に特に美しいラインサウンドが得られます。
まさに「未来的アコギ」の音。
🌿 3. Elite / Legend シリーズ(中〜上位グレード)
🔹 特徴
- オベーションの代名詞ともいえる定番シリーズ。
- 木製トップ+ラウンドバック構造。
- 「マルチサウンドホール(リーフホール)」を採用するElite、
「センターサウンドホール」を持つLegendで系統が異なります。
| モデル名 | 特徴 |
|---|---|
| Elite(エリート) | サウンドホールが上部左右に分かれたデザイン。ステージでの見栄えも抜群。 |
| Legend(レジェンド) | 伝統的な中央ホール。よりクラシックなサウンド。 |
| Custom Elite / Custom Legend | 豪華インレイ・上級材使用。音量と輝きが増した仕様。 |
| Elite TX / Legend TX | ブラックサテン仕上げ、演奏性重視のステージモデル。 |
🎶 音の傾向:
- Elite → シャープで明るい。
- Legend → より温かく伝統的。
どちらもライブ・録音で扱いやすく、バランスが良い。
💡 4. Celebrity シリーズ(セレブリティ:海外生産モデル)
🔹 特徴
- 韓国・中国の工場で生産される、オベーションの普及ライン。
- 手頃な価格ながら、Ovation独自のボディ形状とピックアップを搭載。
- 初心者・中級者・ライブ初心者に人気。
| モデル名 | 特徴 |
|---|---|
| CE44 / CE44P(Elite系) | リーフホール仕様。アンプ出力も高品質。 |
| CS24(Standard系) | センターホール。扱いやすく定番。 |
| CC245 / CE4412(12弦) | 12弦仕様モデル。煌びやかな音が特徴。 |
| CSE225(ナイロン弦) | クラシックギターサウンドを電気出力対応で実現。 |
💰 価格帯:約5万〜12万円前後。
🎸 おすすめ層:
「見た目・機能も欲しいが、コストを抑えたい」人に最適。

Ovationモデル
新しいシリーズでの素材は高品質でセレブリティさがあり音も綺麗です。ライブでエレキギターを使ってみましょう。ネックなど高級感があります。商品は店舗で仕様や木材、音響についてなど詳しく書かれています。高音が鳴りひびくタイプのカテゴリものも対応ありで強度も強いです。
Adamas
ボディトップがカーボンファイバーでできています。
Celebrity Elite
リーフホールを持つモデルで、1弦が24フレットまでありリードプレイに有利になっています。
Celebrity Standard
一般的なギター同様のサウンドホールを持つモデルです。
奏法、難易度
オベーション(Ovation)は構造が特殊なため、弾きやすさ・音の出方・奏法の相性にいくつか特徴があります。以下では、
👉「どんな奏法に向くか」
👉「初心者にとっての難易度」
👉「プロが好む演奏スタイル」
をそれぞれ詳しく説明します。
🎸 1. オベーションの奏法の特徴
Ovationは「エレアコ(エレクトリック・アコースティック)」として設計されているため、ステージ演奏やライン出力を前提に作られています。
そのため、以下のような奏法に強みがあります👇
| 奏法 | 特徴 | オベーションとの相性 |
|---|---|---|
| ストローク(コード弾き) | ピックでコードをかき鳴らす奏法。 | ◎ 明るくシャープなサウンド。バンドアンサンブルでも埋もれにくい。 |
| アルペジオ(分散和音) | 指またはピックで1音ずつ鳴らす。 | ○ 音の粒立ちが良く、透明感のある響き。特にアンプ出力時は美しい。 |
| フィンガーピッキング(指弾き) | 指で弦を弾くスタイル。 | △ ボディの丸みで抱え方に慣れが必要。音量は控えめ。ライン出力では◎。 |
| スラップ・タッピング | ボディや弦を叩いてリズムを作る。 | △ 木製ボディより反響が弱め。特殊奏法にはあまり向かない。 |
| ソロギター | メロディ+伴奏を同時に弾く。 | ○ 高音が明るく、ライブや録音でクリアに響く。 |
| ライブ演奏(ライン出力) | アンプ・PAにつないで出音。 | ◎ 専用ピックアップ+プリアンプで安定。ハウリングに強い。 |
🧩 2. 演奏時の抱え方と注意点
Ovation最大の特徴である「ラウンドバック構造(お椀型の背面)」は、
音響的には優れていますが、膝の上で滑りやすいというデメリットがあります。
🎵 改善策
- ストラップを着けて立奏すると安定。
- 座奏時は右足(右利きの場合)を少し高くすると滑りにくい。
- 「Contour Bowl」モデルは背面が平らに近く、人間工学的に改良されており、座奏も快適。
💪 3. 難易度(初心者・中級者・上級者別)
| レベル | 難易度 | 理由・ポイント |
|---|---|---|
| 初心者 | ★★★☆☆(中程度) | ボディが丸くて抱え方に慣れが必要。ただし弦高は低く、押さえやすい。 |
| 中級者 | ★★☆☆☆(やや簡単) | 弦高やネック精度が高く、チューニング安定性も良い。バンドで扱いやすい。 |
| 上級者・ライブ向け | ★☆☆☆☆(簡単) | ピックアップの音質・EQ調整が自在で、プロユースに最適。 |
🎵 ポイント
- 生音よりも「アンプで鳴らす」前提のギター。
- 木製アコギよりも「指板がフラットで弾きやすい」。
- ネック反りや湿度変化が少なく、メンテナンス性も高い。
🪶 4. 奏法ごとのサウンド傾向
| 奏法 | サウンド傾向 | 備考 |
|---|---|---|
| ピックストローク | 明るくカッティングに強い。エッジの効いた音。 | バンド演奏でリズムギターとして最適。 |
| フィンガースタイル | 柔らかく繊細。アンプを通すと美しい。 | 生音だと音量がやや控えめ。 |
| アルペジオ | 一音一音がクリアに分離。 | 透明感のあるサウンド。 |
| パーカッシブ奏法 | やや響きが弱い。 | 木製ボディのような共鳴は少ない。 |
| スライド奏法 | 滑らかな高音が出やすい。 | 高音域がクリアでサスティンも長い。 |
有名な奏者
オベーション(Ovation)は、その個性的なデザインと安定したエレアコサウンドから、1970年代以降、世界中の有名アーティストに愛用されてきました。以下では、海外・日本の代表的奏者をジャンル別に詳しく紹介します。
🎸 1. アル・ディ・メオラ(Al Di Meola)
- ジャンル:フュージョン/ジャズギター
- 特徴:圧倒的なテクニックと速弾きで知られる名手。
- 使用モデル:Ovation Adamas II 1681
- 解説:
オベーションの「カーボンファイバートップ構造(Adamas)」を世界に知らしめた人物。
彼のプレイでは、Ovation特有の高音の分離感とサスティンが際立っている。
ステージ演奏でもピックアップの安定性を高く評価。
🎤 2. メリッサ・エザリッジ(Melissa Etheridge)
- ジャンル:ロック/ポップ
- 使用モデル:Ovation Melissa Etheridge Signature (1598ME)
- 解説:
女性シンガーソングライターとして、Ovationと共同開発したシグネチャーモデルを使用。
ハウリング耐性に優れ、ライブでの弾き語り・ボーカル伴奏に最適。
美しいマルチサウンドホールデザインが特徴。
🎶 3. グレン・キャンベル(Glen Campbell)
- ジャンル:カントリー/ポップ
- 使用モデル:Ovation Glen Campbell Signature (Balladeer, Custom Artist)
- 解説:
1960〜70年代にオベーションを世に広めた功労者。
テレビ番組『The Glen Campbell Goodtime Hour』で頻繁に演奏し、Ovationが全米で爆発的に知られるきっかけとなった。
彼の使用により、「Ovation=プロのステージギター」という印象が定着。
🪶 4. ジミー・ペイジ(Jimmy Page, Led Zeppelin)
- ジャンル:ロック
- 使用モデル:Ovation 12-string Acoustic (model 1115, Adamas)
- 解説:
Led Zeppelinのアコースティックナンバー(例:「Stairway to Heaven」)で使用。
12弦の煌びやかなサウンドをOvationで再現。
高音のクリアさとステージでの安定した音質が理由で採用された。
🎤 5. ポール・マッカートニー(Paul McCartney)
- ジャンル:ロック/ポップ(The Beatles)
- 使用モデル:Ovation Legend 1612(左利き仕様)
- 解説:
ソロ活動時代にOvationを使用。
木製ギターよりも安定したピッチとライン出力の音質を重視していた。
左利き用の特注Ovationをステージでも愛用。

新品と中古の製品ラインナップと価格相場
以下は国内で流通している Ovation(オベーション)ギターの代表的な新品モデルと、価格の目安です。為替・輸入品・店頭在庫状況によって価格は変動しますので、あくまで「目安」としてご覧ください。
以下、各モデルの簡単な説明です。
- Ovation Celebrity Elite Super Shallow:比較的手に入れやすい価格帯のシャロー(浅ボディ)仕様。ボディが薄めなので抱えやすさが魅力。
- Ovation Celebrity Elite CE44:中級定番モデル。メーカー希望価格として「¥126,500(税抜¥115,000)」が提示されています。
- Ovation Celebrity Traditional:伝統的な仕様を意識したモデル。木材的・構造的にはややクラシック方向。
- Ovation Celebrity Elite CE4412‑5 (12弦):12弦仕様モデル。華やかな倍音/リッチな響きを求める方向け。
- Ovation 1868TX‑5:ステージ用途を強く意識した中〜上級仕様モデル。価格例として「¥178,000 → セールで¥128,000」という表示も出ています。
- Ovation Adamas:フラッグシップ/最高級ライン。例として「Adamas I 2087GT-8」が ¥1,050,000 という価格表示がありました。
- その他シャロー仕様・12弦仕様のバリエーションも発売されています。
新品価格帯まとめ
- 入門〜コストパフォーマンス重視モデル:おおよそ ¥70,000〜¥120,000 程度。例えば CE44-系がこのレンジ。
- 中級〜上級モデル:おおよそ ¥150,000〜¥250,000 程度。
- 最高級/プロ仕様モデル: ¥500,000〜¥1,000,000+ のクラス。
中古の価格相場と注意点
中古市場では、モデル・年式・仕様・使用感・付属品(ケース・保証書等)によって大きく価格が異なります。以下、国内中古の実例から価格帯を整理します。
中古価格の実例
- 中古の CE44P-FKOA(エキゾチック材仕様)で ¥310,800 というものも見つかっています。
- 用途・仕様によっては、非常に安価なものとして ¥59,800 程度から出ているものも。
- USA製・上位年式の Legend や Custom Legend などで ¥85,800〜¥187,000 の範囲。
- 輸入代理店イシバシ楽器での中古実例:Elite 1768C [09] が ¥83,200。
中古価格帯まとめ
- エントリーレベル〜コスト重視仕様:約 ¥60,000〜¥100,000 程度。
- 中級仕様・仕様良好モデル:約 ¥100,000〜¥200,000 程度。
- 上位仕様/USA製/レア仕様:¥200,000以上 もあり得る。
中古購入時の注意ポイント
- 年式・仕様(トップ材・バック材・プリアンプ)を確認する。
- ボディの「ラウンドバック(ボウルバック)」構造は耐久性高めですが、プラスチック系素材ゆえにヒビ・補修痕の有無をチェック。
- ピックアップ・プリアンプ動作の確認(電池交換可否、出力の状態)。
- 付属品(ハードケース・ソフトケース・保証書)も価格差に影響します。
- 中古であっても「音の立ち上がり・ハウリング耐性・ライン出力の安定性」が、Ovationらしさを活かす上で重要。
これから楽器を買いたいなら
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