イギリスのオーディオスピーカーメーカー、最新版を解説.イギリスは音楽先進国であり、優秀なオーディオのスピーカーメーカーが多い国です。優れたブランドが多いことから多くの音楽ファンに好まれているメーカーがあります。特に音質が優れているメーカーが多いことで知られるイギリスの製品は、世界でもトップレベルの品質を誇っています。
イギリスのスピーカーメーカーの特徴
イギリスのスピーカーメーカーは、世界的に自然で上品な音質と中音域(ボーカル)の美しさで評価されています。特徴を分かりやすくまとめます。
1. 音質の特徴
■ 中音域が美しい
イギリスのスピーカーは
- ボーカル
- ピアノ
- 弦楽器
などの中音域を自然に再現することを重視します。
→ 人の声がリアルに聞こえるのが強みです。
■ 自然で落ち着いた音
アメリカ製のように低音を強調するよりも
- 音のバランス
- 原音に近い再生
を重視します。
→ 長時間聴いても疲れにくい音が特徴です。
■ 派手さより品のある音
- 低音は控えめで締まりがある
- 高音は滑らか
→ クラシックやジャズ、アコースティックに向いています。
2. 設計思想
イギリスのメーカーは
**「音楽を自然に再現すること」**を重視します。
特徴:
- キャビネットの共振を抑える設計
- 精密なクロスオーバー回路
- ドライバーの独自開発
技術よりも音楽的な心地よさを重視する傾向があります。
3. デザインの特徴
イギリスのスピーカーは
- 木目仕上げ
- 家具のような外観
- シンプルで高級感
というデザインが多いです。
→ リビングに置いてもインテリアになじみます。
イギリスのスピーカーメーカーの機能とスペック
イギリスのスピーカーメーカー(KEF、Bowers & Wilkins、Monitor Audio、Tannoy など)は、音質重視の設計に加えて、技術的にも独自の機能や仕様を持つことが多いです。ここでは、代表的な機能とスペックの傾向をわかりやすくまとめます。
1. ドライバー(ユニット)構造の特徴
同軸・独自ドライバー技術
- KEF:Uni-Qドライバー
→ 高音用ツイーターを中低音ユニットの中央に配置
→ 音の定位が良く、広いスイートスポットを実現
このような同軸設計は
- 音像がはっきりする
- 部屋のどこで聴いてもバランスが崩れにくい
というメリットがあります。
振動や歪みを抑える技術
- Bowers & Wilkins
- ツイーターを独立させた「Tweeter-on-Top」構造
- キャビネット補強や内部ダンピング
これにより
- 高域の歪み低減
- クリアな音
が得られます。
2. 周波数特性(Frequency Response)
一般的な英国スピーカーの例
- ブックシェルフ型
→ 約45Hz〜28kHz - トールボーイ型
→ 約30Hz〜28kHz
これは
- 低音を過度に強調せず
- 中高音の自然さを重視
という英国らしい音作りに対応しています。
3. 感度(Sensitivity)
一般的な値
- 約84〜90dB
特徴
- 感度はやや低めのモデルが多い
- その代わり音の正確さを重視
つまり
- アンプの品質が音に影響しやすい設計です。
4. インピーダンス(Impedance)
多くの英国スピーカー
- 8Ω(標準)
- 一部 4Ω
これは
- 家庭用アンプで扱いやすい仕様です。
5. クロスオーバー設計
英国メーカーの特徴
- クロスオーバー回路を精密に設計
- 位相を重視
結果
- 音のつながりが滑らか
- ボーカルが自然
これは英国スピーカーの評価が高い理由の1つです。
6. キャビネット(箱)の仕様
特徴
- 剛性の高いMDF
- 内部補強が多い
- 共振を抑える設計
効果
- 音の濁りが少ない
- 解像度が高い
英国メーカーは特に箱の設計を重視する傾向があります。
7. 代表モデルのスペック例
(例:中級ブックシェルフ)
- 周波数特性:50Hz〜28kHz
- 感度:86dB
- インピーダンス:8Ω
- 推奨アンプ出力:30〜120W
これは英国メーカーの典型的なレンジです。

イギリスのスピーカーメーカーと他国の比較
イギリスのスピーカーメーカーは、自然で音楽的な音を重視する設計で知られています。他国(アメリカ、日本、ドイツなど)と比較すると、音質や設計思想に次のような違いがあります。
1. 音質の傾向の違い
| 国・地域 | 音の特徴 | 向いている音楽 |
|---|---|---|
| イギリス | 自然で滑らか、中音域が美しい | ボーカル、クラシック、ジャズ |
| アメリカ | 低音が強く迫力がある | ロック、映画、ポップス |
| 日本 | クリアでバランス型 | J-POP、テレビ、幅広い用途 |
| ドイツ | 正確で分析的 | クラシック、録音確認 |
■ イギリスの特徴
- ボーカルや楽器が自然に聞こえる
- 音のつながりが滑らか
- 長時間聴いても疲れにくい
→ 「音楽を楽しむための音」と言われることがあります。
2. 設計思想の違い
イギリス
- 音場や定位を重視
- キャビネットの共振を抑える
- クロスオーバー設計が精密
代表メーカー:
- KEF
- Bowers & Wilkins
- Wharfedale
アメリカ
- 大音量・高効率を重視
- 低音の迫力を強化
代表メーカー:
- JBL
- Klipsch
- Polk Audio
日本
- コンパクトで使いやすい
- バランス重視
代表メーカー:
- Sony
- Yamaha
- Pioneer
ドイツ
- 測定データ重視
- 原音再生を重視
代表メーカー:
- ELAC
- Canton
3. スペックや設計の傾向
| 項目 | イギリス | アメリカ | 日本 |
|---|---|---|---|
| 感度 | やや低め | 高め | 標準 |
| 低音量 | 控えめで締まりあり | 強い | 中程度 |
| 音場 | 広く自然 | 前に出る | バランス型 |
| サイズ | 中型中心 | 大型も多い | 小型多い |
4. デザインの違い
- イギリス:家具のような木目仕上げ、高級感
- アメリカ:力強く存在感のあるデザイン
- 日本:シンプルでコンパクト
5. 価格帯の傾向
- イギリス:中級〜高級モデルが多い
- アメリカ:入門からハイエンドまで幅広い
- 日本:中価格帯が充実

Bowers & Wilkins
イギリスの企業B&W Group Ltdによって製造されるスピーカーブランドです。最先端音響解析によるスピーカーを提供しつづけていることで知られています。エントリーモデルからハイエンドモデルまで様々なラインナップが用意されています。多くのオーディオファン憧れのブランドです。
| Company | Bowers & Wilkins |
| Establish | 1966 |
| Headquarter | Worthing, West Sussex |
MONITOR AUDIO
イギリスのオーディオ機器メーカー。低価格なものもバランスが良く人気のブランドです。主にハイファイスピーカーを開発製造。世界的にも認知されている有名なメーカーです。
| Company | MONITOR AUDIO |
| Establish | 1972 |
| Headquarter | Essex Rayleigh |
Wharfedale
イギリスのオーディオ機器メーカー。高級オーディオメーカーであり、スピーカー専業メーカーとして知られています。コストパフォーマンスに優れた製品が多いことや他社スピーカーと比べると音質面で上回っているものが多いです。
| Company | Wharfedale |
| Establish | 1932 |
| Headquarter | Idle, Bradford, West Yorkshire |
TANNOY
1926年創業のイギリスの名門スピーカーブランドです。本社はスコットランドにあり、独特の存在感と同軸ユニットの技術で作られている製品が多いです。
| Company | TANNOY |
| Establish | 1926 |
| Headquarter | Coatbridge, North Lanarkshire, Scotlan |
Cambridge Audio
イギリスのオーディオメーカーです。スピーカーだけでなくプリメインアンプなども制作しています。s製品は安めのものが多く販売されています。初心者におすすめのメーカーです。
| Company | TANNOY |
| Establish | 1968 |
| Headquarter | London |
KEF
1961年にロンドン南東のケント州で創業したスピーカーブランドです。KEFは独自の同軸ドライバーを開発しており独特な商品もあります。
| Company | KEF |
| Establish | 1961 |
| Headquarter | Kent |
FYNE AUDIO
スコットランドにて2017年創立の新進スピーカーブランド。
| Company | FYNE AUDIO |
| Establish | 2017 |
| Headquarter | Scotland |


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